信州百峠

信州百峠(68)(中尾峠、白巣峠、真弓峠、西穂高岳、舞台峠)

山々が雪に覆われる季節がやってきました。
また県内の目ぼしい峠も殆ど訪問し、これからどうしよう? と思案しているところです。
そんな中、ず~っと気がかりだったのが西側の県境(まさしく私の住んでいる中信地区に属している)で未踏破の峠がいくつもあること。
周知のように西の県境は、険阻で雄大な北アルプスや乗鞍岳、御嶽山、恵那山が境となっていて、車やバイクで通過できる峠は僅かです。また王滝村のように8月15日の大雨によって滝越地区に入れず県境へ接近できない場所もあります。

そこで一計、県内からアプローチできないなら岐阜県側から接近できないか⁉
そんな時、うってつけの本に出合いました。
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ニホンカモシカとの出会いを記したこの本は、まさしく王滝村の向こう側=裏木曽が舞台です。
行きたいな! でも分からない信州の西側を描いていました。
そんな出会いもあった中で選んだのが奥飛騨の中尾峠、裏木曽の白巣峠、真弓峠です。
折角中尾峠に行くなら、私初の穂高岳にも登って見たいという野望?も抱きながらの出発です。

一か月前の10月16日に奥飛騨の紅葉を見に行った際、新穂高ロープウエーの西穂高口駅で撮ってもらったショット。この日確かめたことは、ここからなら西穂高岳は目と鼻の先ということ。
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この日は生憎雲が垂れこめ笠ヶ岳の頂上を展望できませんでしたが、今日は期待できそうです!

新穂高ロープウェイで
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オー! 樹氷に覆われた千石尾根、雲も少し出ていますが、抜けるような青空も見えます。
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西穂高口駅の標高は2156m、気温は―1度。1か月前より12度も低いです。
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怪しげな雲が垂れこめてきました。積雪も20cm程はありそうな。
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あまり無理をせず、登山届には西穂山荘→西穂独標までと記入し出発。
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雪に備えて簡易アイゼンも持ってきたので慎重に靴へ装着。
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ここより登山道、の標識に緊張が走ります。
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こんな雪道
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しかし頂はますます雲の中へ、
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途中からは連続する急登に難儀します。顔は疲労困憊、生気がなくなってきます。
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少しの段差にもつまづくようになる、足が上がらない。1時間20分ほどで西穂山荘が見えてきたときは心の底から「ホッ!」
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ちょうど昼時、まずは温かい西穂味噌ラーメン、それと愛妻おにぎり。おにぎりは途中でエネルギー補給のため半分齧ってあります。
息子が誕生日に贈ってくれた保温ジャーのルイボスティーの温もりも心地よい。
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山荘のトイレは分別式、大小を別の穴から、トイレットペーパーは備え付けのゴミ箱へ、高山のマナーですね。
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ここから独標まではこの時期だと1時間半かかるとか。
残念ながらその気力も失せてしまいました。
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ここで退却、ロープウエー駅へ戻ります。
途中まで降ると山々から雲が退き始めました。あと1時間早かったらな!

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駅の鳥観図で自分の足跡を振り返ると僅かなものです。
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西穂山荘までは約2km、標高差210m程。しかしこの距離と標高差、そして里山にはない山岳の厳しさを体験しました。

西穂山荘がくっきり見えます。
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西穂高岳
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奥穂高岳から槍ヶ岳までの連なりが圧巻です。
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10月には見えなかった笠ヶ岳の山頂から堂々たる山容
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笠ヶ岳に見守られながらロープウエーが降下します。
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ロープウエーから2km程下ると中尾峠への分岐へ
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峠へと上っていくと道端から噴気?
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新穂高温泉中尾地区、数軒の旅館があります。
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その先では何と! 焼岳の偉容が見えました。
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更に上っていくと「地熱発電所を作っています」
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なるほど、かなり大きな規模の発電所の建設真っ最中。
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盛大な水蒸気が噴出されています。見学者らしい観光バスも止まっています。
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そしてここで終点、この先が中尾峠でしょう。一応在処は確かめました。
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蒲田川の対岸を上っていくとビューポイントが
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右から南岳、中岳、大喰岳、そして言わずと知れた槍ヶ岳の眺望です。槍の穂先以外は松本から見えません。
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そして今日の宿、新穂高温泉 旅館たにぐち。
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こじんまりとした宿ですが露天風呂があります。
露天風呂「薬師の湯」
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小さな浴場ですが一人には十分、登山?の疲れも癒されました。
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夕飯も素朴ですが、岩魚の一本造りの刺身は新鮮です。また陶板焼きは飛騨牛。
この写真にはありませんが、天ぷらと虹鱒の塩焼きも出ました。私には十分。
2021-11-13 18.03.25

この日のフィールド
西穂高岳 中尾峠



翌14日は高山から下呂を通って加子母から付知を経て木曽路から帰る予定です。
新穂高温泉から平湯へ、
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ここからは乗鞍へも行けますが
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やっぱり無理ですね、冬季通行止め。
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高山から下呂へ
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高山名物、宮川の朝市
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国道41号線を下呂へ
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そして下呂で国道257号線に分岐し舞台峠、標高629m。
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飛騨と美濃の国境
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実際の峠です、ここからは中津川市、そして加子母に入ります。
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「かしも産直市」
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目についたのが朴葉寿司
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4種類もあります。そのうち一つは完売、もう一つも1個しか残っていません。その1個と草餅、そして栗を買って、
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朴葉寿司を昼食に
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バランスが取れた素朴な味で満足でした。

次は付知です。
ここ付知には苦い思い出があります。
免許取りたての18歳の時、松本でわき見運転(愛犬が後席で騒いだため)をしていて、前の車に突っ込んでおかまを掘ってしまいました。相手も若いカップル、車のリアがベッコリとへこみ、男性の方がむち打ち症になって、お詫びとお見舞いのために行ったことがありますが、その道のりの遠かったこと。初めての交通事故の思い出です。

ありました左付知峡! これぞ白巣峠や真弓峠への入り口のはず。
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県道486号線、王滝加子母付知線。間違いありません、それもただの林道ではなく県道のようです。
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渡合温泉方面へ
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先の分岐も左へ
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だんだん心細い道になってきました。
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高樽の滝、この滝の上流に真弓峠があるはずです。
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この先は舗装路がダートに、
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しかしその先には立派な橋も架かっています。「西俣本谷 しでのき大橋」
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立派な橋を二つ渡った先には渡合ランプ村
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現在は無住のようですが壁に貼ってあった地図には
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白巣峠が載っています、おまけに木曾越峠? 未知の峠ですが信州の峠ではないようです。
ここを右へ上っていけば白巣峠ですが、ここと真弓峠は来春のお楽しみにしておきます。是非バイクで来たいものです、木曾の王滝村まで抜けられるか?

今日の目的地は渡合温泉、
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国道257号線の分岐から10km以上も奥まった温泉です。ここまでは電気も来ていないそうですのでここもランプの宿、ここに一泊して峠を目指すのも面白そうです。

さあ時刻も3時過ぎ、家路を急ぎましょう。
坂下から国道19号線へと向かい
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賤母からは木曽路
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長野県に入ってやっと「ホッ」としました。
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付知峡、白巣峠や真弓峠です。
付知峡 白巣峠

























信州百峠(67)(分杭峠、地蔵峠、折草峠、上峠?、赤石峠、小川路峠)

10月2日、今日明日で南信の秋葉街道周辺の峠を走ります。
このところ好天に恵まれ、今年の目標である150峠はクリアしたので一気にその数を伸ばしたいという思いはあるものの、泊りがけのバイク旅には気力、体力ともに充電することと機会設定が必要で2週間の間が空いてしまいました。

8時40分出発、塩尻から善知鳥峠を越えて県道207号線を高遠方面へ、
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高遠市内から長谷、大鹿方面へ
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分杭峠への標識もあり
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長谷を通り過ぎ、市野瀬から分杭峠を目指します。
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長谷、杉島名物ドーナツ万十の看板を横目に見て、
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いつの間にか道は狭まり、
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一昨年通った中沢峠を過ぎ
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猿の出迎えを受けながら
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ゼロ磁場で有名な分杭峠公園は閉鎖中、
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そこからほんのちょっとで着きました、分杭峠(1424m)。
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先ほどの中沢峠が旧長谷村と駒ケ根市の境、ここ分杭峠が旧長谷村と大鹿村の境です。

大鹿村=南へ下っていくと中央構造線北川露頭。
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この県道152号線を南へ行けば地蔵峠を経て旧上村へ行けるはず。
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ガソリン残量が心もとなく、長谷にはスタンドが一軒もなく「まずい!」と思っていましたが、ここ大鹿村には県道沿いに2軒あって「ホッ!」。給油してから地蔵峠へと向かいます。

情報では通行禁止が分かっていましたが、一応どこまで行けるか⁉ 
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彼方には峠と思しき空間が開けます。
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しかしここまで。
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地蔵峠は入り口で敗退、引き返して昼食にしましょう。
中央構造線博物館は1月に見ました。
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昼食は歌舞伎の里大鹿
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大鹿にちなんで鹿肉ミートソース(サラダ付き980円)
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実物は撮影の前に腹に収まってしまいました。

歌舞伎の里大鹿の案内の方に折草峠の情報を聞きこみます。
「この峠はうちの村じゃない(中川村)からよく知らないけど、小渋ダムの青い鉄橋を渡って右へ行くらしいよ」と言ってくれました。
松川方面へ小渋川沿いに下ります。
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ありました青い鉄橋。
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鉄橋を右へ曲がると県道210号線を駒ケ根目指して
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通行止めの標識はあるものの折草峠までは行けそうです。
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狭いトンネルを抜け
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風光明媚、爽やかで快適な道
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しかしこのあたりは三六災害で大きな被害を出し、集落全体が移転してしまったという悲しい場所でもあります。
そんな記念碑的案内「四徳学校跡」
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四徳温泉を過ぎ
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着きました折草峠(1169m)、上伊那郡中川村と駒ケ根市中沢を結びます。
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駒ケ根側から見ると峠の風情が良く分かります。
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この峠、全走破したいところですが、それでは北へ行くことになります。次の目的地は南、峠で折り返します。
ダンプが2台前を走っていたためイライラしましたが、もう一度大鹿方面へ、途中で豊丘方面へ、県道22号線、右折です。
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かなりな急こう配があるのでこの先にも峠があるか⁉
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オー! 峠の風情
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峠の先にはすぐに人家、犬の吠え声もします。
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少し下った集落の脇にありました。何と「上峠」バスストップ。
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上峠

25000分の一地図には峠の表示があります。上峠と明示されてはいないものの一応峠ということにしておきましょう。

県道18号線を豊丘へ、
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上村方面へ
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ここ喬木村から上村、遠山郷へ
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普通に行くなら巨大なループ橋を上って矢筈トンネルで一直線ですが、
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このルートは自動車専用道路、私のバイクは110ccだから通行不可! 側道を上りますが
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何と県道251号線は通行できません。
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そんなこと言ったって行くしかないでしょう! 矢筈トンネルの下をくぐります。
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県道はこんな道、OH!工事中、しかし工事の方が「土日は通っても良いよ」と請け負ってくれました。
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やっぱり行ってみるものです。地図上では赤石隧道とありましたが、赤石峠(1195m)の標識まであるではないですか!
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トンネルの向こうは上村
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赤石峠

下りではこんな崩落もありましたが
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峠入り口? もしかしたら小川路峠か?
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すぐにゲートでストップ
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本当の小川路峠入り口はもう少し下にありました。
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今になって思ったこと、それはこんなに草ぼうぼうでもバイクで行けるところまで入ったらよかった、という後悔です。
ちなみに小川路峠(1,675m)飯田市上村上町と飯田市千代を結ぶ秋葉街道の重要な峠でした。

峠を下ると上村の上町へ出ました。「秋葉みち かみまち宿」
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秋葉街道の宿場町として、そして林業の盛んな昭和30年代までは栄えたことでしょう。
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まつり伝承館 天伯 入場料200円。
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遠山郷の一画であるここも霜月祭りが盛んです。
ビデオで霜月祭りの概要を見てから
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館内散策、OH! 昔の小川路道の写真を発見。
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先ほどの小川路峠入り口から入っていけばこのような険路に出会えたかも。
峠の上には茶屋や宿もあったようです。
伝承館には各地区の面(おもて)の展示がいっぱい。
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さすがと思ったのは遠山の霜月祭りの地区別ガイド
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全8地区の地区別ガイドが別々に編集されていること、これだけでも価値があります。

上村から南信濃へ、この日の宿は和田宿のかぐら山荘
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道の駅の一画にあるここの隣はかぐらの湯
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入浴はここです。本来は天然温泉らしいのですが、この日は機器故障中ということで沸かし湯、露天風呂も閉鎖中ということでちょっと残念。
夕食は簡素ですが私にはちょうど良い量でした。追加で遠山ジンギスも頂きました。
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翌日は帰るのみ、天龍村から泰阜村を抜けて飯田からは国道153号線を松本までまっしぐら。
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宿でもらった県民割クーポン券を使うこともしっかり忘れていました。

2日間の走行距離は369kmでした。















信州百峠(66)(横尾峠、かやの(萱野)峠、更科峠、菅峠、小池峠、箱山峠、大熊峠)

4月に信州北部山ノ内温泉に泊まった際、山ノ内町と中野市の境に峠がいくつもあることを発見。
その時は車で来たため、箱山峠の下を通る箱山トンネルをくぐりぬけただけで帰ってきましたが、車道が未整備らしいほかの峠を巡ってみたいと考えていました。
夏の酷暑や台風によって伸ばし伸ばしにした計画を実行に移せそうな晴天に恵まれたことで、思い切ってバイクでの遠出となりました。
9月19日、普段なら中野市へは長野道を行くのですが、110ccのバイクでは下道を行くしかありません。
どうせなら行く途中にも峠は無いか? と探したところ生坂村に横尾峠を発見! 国道19号線を長野方面へ、
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生坂村に入って
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池沢隧道を抜けたところに入り口があるようです。
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トンネル出口を左へ降りて、
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トンネル開削前の道は通行止め、そこを左へ、
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国道の下を東へくぐりぬける道がありました。
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面白い案内が次々と現れます。
池沢明ばん工場跡
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江戸時代から昭和10年まで操業していたらしいです。

池沢の赤滝、右の穴には摩利支天像が
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こんな道ですが、午前中は日陰で薄暗い谷です。
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池沢炭鉱跡、信州にも炭鉱⁉ 
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明治20年代から昭和33年まで採鉱、昭和24年には130人余が働いていたというから驚きです。

そして私にとっての大発見! かやの峠口。
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地図にも資料にも載っていなかった峠発見です。
生坂から西条、上田方面へと抜ける重要な峠だったようです。明治35年に篠ノ井線が開通してから衰えたらしいです。
この付近の地図を掲載します。
国土地理院の地図がそのまま掲載できました。
横尾峠の東に萱野という地名があります。この道から東へ延びる沢沿いに峠道があったのでしょう。
横尾峠 (1)

尚も行くとどんどん悪路に、
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どうやら横尾峠(755m)にたどり着いたようです。
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この峠は生坂村根峯と生坂村丸山の間の峠、地図上では丸山まで細い道がありますが、実際は峠でストップ。
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引き返します。
途中で登ってきたおじさんから怪しげな目で見られました。どうやらキノコ泥棒に間違われたのかもしれません。

国道19号で長野へ、初めて走る五輪大橋有料道路
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125cc以下は20円でした。

小布施は連休とあって大混雑、昼食は中野まで我慢。
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中野市内の三宝亭にて、名物⁉の五目うま煮めん+餃子
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松本市内の三宝亭が撤退したので久々の五目うま煮めんです。

箱山峠が見渡せる
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お稲荷さんの境内で昼寝をさせていただきます。
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まずは市内探訪、上杉氏の配下である高梨氏の館は見ておかねば。
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高梨氏は平安末期から中野市周辺に蟠踞、川中島の戦いでは上杉氏について戦い、1598年に上杉氏が会津へ移封される際、一緒に会津へ去ったそうです。

箱山峠や更科峠のある東山へ、
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まずは更科峠、右へと上ります。

最初はコンクリート打ちの道でしたが
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草の生い茂る細道に
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やがて、何だか峠の雰囲気
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更科峠(652m)に到着、
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ここも市町村境、中野側は砂利道ですが、山ノ内町側は一応コンクリートです。
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山ノ内の風景
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次に行くのは菅(すげ)峠、菅の高札を発見、
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しかし峠の入り口が分かりません、地元の人に聞いてみます。
どうやらこの道を突き進めば行けそうですが、通り抜けられるかな? 菅峠はともかく小池峠は高山村へ行けないようだという返事です。
ついでに、昔は小池峠を通て高山村の温泉まで修学旅行をしたそうです。

道の分岐
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真っすぐ行けば菅峠、左へ行くと小池峠

菅峠へと向かいます
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ところがやっぱり通行止め、中野市側へは行けませんが真っすぐ行くとどうなるか?
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こんな道、バイクでもかなりハードです。
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開けたところへ出ましたが、地図と照合すると小池峠への道らしい。
しかしここで通行止め、引き返します。
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菅峠、小池峠
菅峠、小池峠


山ノ内町佐野の史跡佐野遺跡、縄文時代晩期の遺跡です。
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今日の最後、箱山峠はトンネルの上、
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中野市側へ抜けて、右側の柵をくぐって登れそうです。
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高い峠ではありませんが、雰囲気がやばそう。熊が出ないか⁉ と鈴をジャラジャラさせて登りますが気持ちが萎えて敗退しました。
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箱山峠


今日の宿山ノ内温泉郷へ、
角間温泉滝の湯
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共同浴場のようです。
そして角間温泉街
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今日の宿は民宿みやま、
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内湯は工事中、渡り廊下の先の日帰り温泉に入るということです。

20日は一路帰る予定ですが、地図上に新たな峠を発見!
その名も大熊峠、あまり行きたくない名前です。
中野市に出て長野電鉄沿いに桜沢駅を目指します。
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その先の山を登れば大熊峠、
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かなりな勾配を登ります。
地図では経路が曖昧なので地元の人に聞きました。
「この先は熊もイノシシも猿も出るよ、捕獲用の檻もあるから気を付けて!」という言葉に文句なく敗退を決めました。
後で情報を確認すると高山村側からなら行けそうです。再チャレンジ計画に入れておきましょう。
大熊峠、


その後は長野から篠ノ井へ、国道19号線が工事中だったため山間を信州新町へ抜け、19号に入り家路に着きました。

2日間の走行距離は260kmでした。










信州百峠(65)(砂原峠、二ツ木峠、平井寺峠)

コロナ禍の最中、そのうえ猛暑と天候不順が繰り返す今夏は思うように探訪の旅に出られません。
また信州の峠も主だったところは回ってしまい、これからは細かく調べないと発見できません。
特に信州中部は回りつくしたか⁉ と思っていましたが、我が家にも近い東信の塩田平の峠を発見。

砂原峠です。地図で見たところ周辺に人家もあり、標高もさほど高くない目立たない峠です。
9月7日、三才山トンネルから鹿教湯へ、そして塩田平へ向かいます。
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平井寺トンネルを抜け
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塩田平への下りが左カーブを描いた先を右へ、
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あの鞍部が峠らしい!
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地元の案内には砂原池、そして砂原峠が。
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さすが塩田平、史跡がたくさんありそうです。旧鎌倉街道がここを貫いているではありませんか!

旧鎌倉街道といえば上高地への入り口の稲核でも出会いました、点と点が線となってつながる快感がたまりません。
ということは、松本と上田の線を越えるのは三才山峠?保福寺峠?稲倉峠?

という詮索は後回し、先に向かいます。
砂原池
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この池の由来、池ができる前ここを旧鎌倉街道が走っていたようです。
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そして天然記念物マダラヤンマの生息地だそうです。オスは腹部に瑠璃色の美しい斑紋があります。
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あっけなく砂原峠(標高607m)へ
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峠制覇の感慨もあまりなく、でも路傍を見ると旧鎌倉街道の碑。
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そして案内をよく見ると、この峠の北側に未知の峠発見!
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地図で確かめると1km程北側に県道が東西に走っています。しかしそこに峠の表記はありません。
でも地形的には間違いなし! ここを東へ下った後で確かめてみましょう。

そして下った先で新たな驚きが!
「木曾義仲挙兵の地」
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史跡依田神社
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峠から依田神社の間には史跡がいっぱい詰まっていました。
正海清水
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ここに清水が滾々と湧き出していたのでしょう。
同じく史跡の高築地館跡
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そして小鍋立の湯
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砂原峠を上り返して塩田平へ、今度は県道82号線をまたまた東へ、
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この道にも史跡が多そうです。
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ここが二ツ木峠、地図に表記が無かったので二ツ木峠跡か⁉
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国土地理院地図で標高を当たった所(546m)。

後でわかったことですが、この峠の下には上田丸子電鉄西丸子線の二ツ木隧道が通っていたようです。
現在は上田電鉄として別所温泉に通じる路線があるのみですが、塩田の下之郷からトンネルを経て丸子への路線があったことを再発見。
峠の丸子側、長野計器の敷地内にその電車が保存されていました。
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モハ525型丸窓電車。

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あまり期待を抱いていなかった砂原峠ですが、ここだけでも多くの史跡や人々の足跡が詰まっています。実際に歩いてみるといろいろなことが発見できて興味が尽きないですね。

という満足感を抱いて帰路へ。
でもどうせなら平井寺峠も越えられるか⁉
平井寺トンネルの塩田側から入ってみましょう。
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右折して側道を行きます。
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こんな道になってきます。
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残念、この先入山禁止。
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秋の季節になって、その上松茸の名産地のこのあたりで入山禁止の禁を破って突破しても良いことはありません。撤退!
どうも実際の峠道とは違った方向へ来てしまったようですが、この日はこれで終了です。

所要時間の計測は怠りましたが、走行距離はそれでも131kmでした。


信州百峠(64)(新山峠、女沢峠、仙流荘)

このところ続いた豪雨、そしてうだるような暑さが少しだけ収まった8月27日、約40日ぶりに峠探訪を再開しました。
この日の目的地は新山峠、以前新聞で目にした峠ですが、この周辺がサイクリングのコースになっているそうですが、2019年の7月に走った女沢峠や今年6月に行った火山峠が近くにあるようです。

まずは伊那へ向かいます。
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三峰川をさかのぼり、三峰川橋を南へ
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看板の左上「新山」へ向かいます。
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新山小学校、この道で間違いないようです。
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路傍には「猫バス」や「がまガエルバス」?
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伊那エース、この奥ですね。
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道は細くなり
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林道新山線に入りました。
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もうすぐ峠?という場所に「新山峠の大岩」
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道反対の斜面に大岩があるようですが、木々に覆われて確認できません
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いわれによると、この大岩でばくち打ちが勝ったり負けたり、
こんな眺望を見ながらばくちを打っていたとか。
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間もなく新山峠(標高1285m)に到着、右へ行くと高鳥谷山
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左へ下ると駒ケ根、
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この林道は昭和62年に開通したそうです。
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駒ケ根側に下っていくと三叉路が、今日は左上から来ました。
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何か既視感があります。
そうです、19年に女沢峠に来た際、峠から駒ケ根に抜けるときに通った三叉路です。
今日は右、女沢峠から長谷へと向かいます。
緩い登りを経て女沢峠
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峠の真ん中で舗装路がグラベルロードに変わります。
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快適そうなグラベルロードのようですが
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小石の粒が小さいのも考え物、タイヤのグリップが効きません、少しのブレーキングやアクセルオンにも敏感に反応、こけないように細心の注意を払って下りました。この日一番の冷や汗もの。

長谷から南アルプス方面
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女沢とは言ってもこんな立派な砂防ダムもありますが
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流れ自体は名前のように嫋やかです。
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三峰川に出て
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まるで高速道路のような対岸の道からこちらへ渡り、ちょうど昼時、仙流荘を目指します。
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ここは山梨から南アルプスの中心部を縦断して伊那へと抜ける南アルプス林道の終点、現在は山梨側は通行止め、信州側だけは北沢峠まで行けるそうです(専用バスのみ)

仙流荘でゆっくりとお風呂に浸かり汗と疲労を払拭、気持ちよかった!
それにしても空いています、風呂は2人だけでした。
そんなわけで昼食のメニューは限定、その中で唐揚げ定食850円也
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ソファーでゆっくり午睡を取って家路に着きました。

仙流荘からは鋸岳が見えました
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「日本百名山一筆書き」の田中陽希も難渋した山です。


この日の走行距離は163km、所要時間は7時間でした。












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