情報、本を読んで、

北前船

図書館でふと手に取った一冊の小説「男たちの船出」著者は伊東潤。
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三船敏郎のような厳つい男に目が行きました。

内容は、瀬戸内塩飽の船職人の話です。
徳川の幕藩体制も整った1600年代後半、それまで五百石積程の船しか作ったことがない塩飽の船大工のもとに河村七兵衛(後の河村瑞賢)が訪れ、千石船を造ってほしいという依頼をします。
塩飽ではそれを拒否、しかし塩飽の若き船大工が出奔し、佐渡の宿根木で地元の船大工と協力して千石船を作ってしまう物語。

塩飽という名には、海賊の島という意識しかありませんでしたが、佐渡の宿根木のいう地名にピン!ときました。

2018年の9月に佐渡旅行をして、佐渡の南西端の宿根木にも行って、実物大の千石船を見てきました。
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下にいる人と比べてください、その大きさが実感できます。
この船は実際には512石積、帆の大きさが約155畳だそうです。

物語の中で、佐渡で作ったはいいものの、試験航海で、冬の日本海の荒海に翻弄されて難破してしまいます。
千石船のウイークポイントがここ、
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船の艫(とも)、舵をはじめ千石船の後ろ部分が最大の弱点でした。
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舵を見てください、こんな縄で吊るす弱体な舵では日本海の荒波はこなせません。
舵が流されれば船の操作が不可能、大きな横波でも食らえばひとたまりもありません。

西洋から渡来する南蛮船は遠洋航海ができるように堅牢に作られていましたが、鎖国を国是とする日本では陸地が見える範囲の航海が精いっぱい、国の政策がこのようなところにまで及び、勇敢な船乗りが無駄な命を落とした事例もあるのですね。

宿根木では千石船を見るのに忙しく、宿根木の高密度な集落群(1haに110棟の建造物)日本海航路、文化の集積地を見ないでしまいました、残念。
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またこの本で河村瑞賢に興味を抱き、
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「江戸を造った男」も読みました。
瑞賢という名前は、社会科の教科書で出会った気がしますが、東回り航路、西回り航路の開発をはじめ、干拓や河川整備、銀山開発まで幅広い偉業を達成した人ですね。

有名な英雄、武将や政治家の物語も面白いですが、こんな実業家も興味深いですね。

この頃の私は、峠を巡ったり歴史的な興味を引く場所を訪れたりという、体験を通した見分と、書籍を照らし合わせた知識が加わると、気づきが倍増するような思いがします。
また知識とはいっても、案内パンフレット⇒案内書⇒実録やノンフィクション⇒研究書⇒学術論文⇒古典の順で確度や真実度合が高まりますが、歴史や民俗など古いものは、その中にはフィクションや思い違い、人に寄っての解釈の違いもありますし、不明な部分も多分にあります。
そんな不明な部分を小説で補うことも興味深く感じます。
一つの事象に対して、一つだけの小説では思いが偏ってしまうので、複数の小説やノンフィクションを並行して辿るとより深い気付きがありますね。

その例が、明治時代に青森の八甲田山で200名もの遭難者を出した陸軍演習の話。
私は新田次郎の「八甲田山死の彷徨」を以前に読みましたが、上記と同じ伊東潤の「囚われの山」
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を読んだところ、新田次郎とは異なる視点で書かれていて参考になりました。



松本の本

松本の本第2号が発刊されました。
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地元でも知っている人は少ないという本。
何しろ1年に1冊発刊、今年が2年目なので第2号です。
1冊660円(税込み)で市内の本屋さんで好評発売中。

編集はまつもと一箱古本市実行委員会
発行元は想雲堂    松本市の上土にある古本屋さんです。

今年の特集は映画館、現在はシネコンという新しい映画産業ができてしまい、昔からの映画館は全滅(塩尻には1館あります)しましたが、そんな時代からの推移を振りかえっています。
そのほかにも松本のディープで懐かしい情報が満載です。
そんな情報を実地に確かめるための地図も完備。
松本歩きには打ってつけの本⁉

なぜこの本を取り上げたのか?
実は私の文が掲載されました。
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p38~39 で、私たちがやってきた「鶏肉屋さん」を振り返りました。

この本の傑作なところは、執筆者に原稿料が払われないばかりか、5000円を徴収されます。
その代わりこの本を20冊いただきます。
20冊を売って、自分の原稿料にしてください、というのがミソです。
自分でも金を払った分、参画意識が高まりますね!

私も20冊いただきました、是非買ってください!

読書にいそしむ

新型コロナウイルスの影響で、外に出たり、人と会ったりが制限され、あらゆる会合が中止に追い込まれています。
そんな時、一番の助けが読書、子供のころから本を読むことが好きですので、それ自体はウエルカムですが、長時間本を読むと手や肩が凝ってきます。また、冬季はこたつに突っ込んだ足は温かいのですが、本を支える手が冷たくなってきます。

そこで考えたのがこれ。
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使い方は、まずティシューボックスに、ホームセンターで売っている滑り止めのマットをかけます。
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そこに本を開いて置いて、
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このように自家製クリップで止めればそのページが保持されたまま開いています。

参考までに、材料は大きめの洗濯ばさみと結束に使うロックタイ、そして重しとして私の場合はシャワーを保持する金具、あとはビニールテープがあれば簡単にできますよ!
ロックタイは弾性が弱いので私の場合は3枚を束ねていますが、ちょうど良い弾性の板バネがないかな?と思っています。

肩こりや寒さ対策以外にも、他のことをしながらの読書にも使えます。


次世代型家畜生産技術のシンポジウム

信大農学部で開催された「次世代型家畜生産技術」のキックオフシンポジウム。
私の研究室の竹田先生が主に運営、緊張感がありました。

挨拶には伊那市長の城取さんも、
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信大農学部との歴史的な関係を話してくれました。

その後のシンポジウムでは、
なぜ草しか食べない牛が、大量のたんぱく質である牛乳を出せるのか?
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考えてみれば不思議ですね? どうしてセルロースが殆どの草を食べてミルクになるのか?
私も授業で教わったはずですが未だに理解できません。
牛の4つの胃袋とそこに住み着く細菌群が微妙に関わって成し遂げる偉業です!

そのご竹田先生のアニマルウェルフェアについての講演もありましたが写真を撮り忘れました。
印象に残ったのは、「牛を管理する際、1頭1頭に名前を付けると産乳量が増える」ということ。
欧米ではこのような思想はありません。日本では戦後興った京都大学の「サル学」でも、野生の猿を観察する際に個体識別をするために1匹毎に名前を付けて偉大な成果を出したという経緯があります。
日本人のこのようなセンスが学問、実業を通して大切なのでは、と感じました。

上記に誤りがありました。伊那の市長さんは白鳥さんです。
知らせてくれたのは伊那在住の城取さん、私とは旧知の間柄で「しろとり」にはうるさい人です。
城取も白鳥も出自は一緒のようですが、山形の出羽地方を統治していた最上氏の家臣の出だとか。
城取さんは今そのことを熱心に研究されています。

甲信越の名城を歩く

松本市図書館だけでなく、塩尻市の図書館からも本を借りられるようになりました。
新刊書コーナーにあったこの本、
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私が行ったことがある城や城址もたくさん収録されています。

中信地方の城や城址で収録されているのは
麻績城(麻績村)、塔原城(安曇野市明科)、虚空蔵山城(松本市会田)、松本城(松本市)、桐原城(松本市山辺)
山家城(松本市山辺)、林城(松本市里山辺)、北熊井城(塩尻市北熊井)の八城です。

私が行ったことがあるお城は、もちろん松本城、そして林城ですが、場所を知っている城が桐原城、山辺城。
松本城以外は城郭はもちろん石垣なども少しだけしか残っていない城址ですが、ちょっとしたハイキングで登れそうなところばかり、是非制覇したいですね!

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