愛しい郷土

信州百峠(96)200峠達成!(北沢峠)

ブログのアップも久方ぶり。約2か月のご無沙汰でした。
この2か月で、私の大きな目標2つを達成しました。

その一つは、信州百峠を巡る旅が200の峠を達成したこと。
もう一つは、3年来私に課せられた役目=長野県中小企業家同友会の50周年記念担当理事の50周年記念式典が11月22日に終わったことです。

大いに肩の荷物が下りて寛いでいる今日この頃。
ということで振返ってみると、節目の信州200峠目のアップが未完でした。

10月7日、200番目の峠は伊那の長谷から山梨へと抜ける南アルプス林道の頂点=北沢峠と決めてありました。
この峠は5月3~4日にチャレンジしましたが、この時はまだ北沢峠までバスが行っていませんでした。北沢峠の前、歌宿でバスを降りて林道ハイクをして帰ってきたところ。夏季にはバスも峠まで行っているということでの再出発でした。

箕輪から高遠へ、
IMG_1640

そして高遠から長谷へ、
IMG_1641


長谷の仙流荘でバイクを置き、南アルプスアルペンルートバス停からは専用のマイクロバスに乗り換えます。
200峠中唯一の他人任せ?の峠行です。
IMG_1643

仙流荘⇒北沢峠間が1370円×2
IMG_1644

林道の運行案内、片道約1時間です。
IMG_1646


前回バスに拾ってもらった白岩
IMG_1652

紅葉も始まったようです。
IMG_1656

観光シーズンの今は林道バスもフル回転、上からもどんどん下ってきます。
IMG_1654

案内によるとこの2日間で2000人のハイカーや登山者が入山しているそうです。

仏像構造線
IMG_1659

鋸岳の鹿窓も通り過ぎ
IMG_1669

北沢峠に着きました。
IMG_1671


この峠、5年ほど前に山梨側の芦安から夜叉神峠を抜けて大河原で北岳の雄姿を拝みたどり着いた所でもあります。
IMG_1672

 
これが信州200峠目、北沢峠(2032m)です。
IMG_1678

感慨に浸ります。

山梨側へ、現在はこの先の広河原から夜叉神方面は大規模土砂崩れのため不通になっています。
秋です、ススキが。
IMG_1681

甲斐駒ヶ岳のてっぺんがチョコンと、
IMG_1685

昭和41年に着工した林道の当初の石組みが顔を出しています。
IMG_1688

山梨側へ少し降りてみます。
IMG_1689


途中でUターン、甲斐駒ヶ岳への登山口である仙水峠へ
IMG_1694

河原にはテント村
IMG_1698

そして長衛小屋の前を通り過ぎ
IMG_1699

駒ヶ岳への道
IMG_1704

100~200mおきに堰堤が沢をせき止めています。それだけ急こう配の沢筋ということです。
IMG_1705

いくつかの堰堤を越えてちょうど昼時、コンビニおにぎりの昼食を倒木ドーム?でいただきます。
IMG_1712


帰りのバスが待っています。
IMG_1717

ということで、200峠もあっけなく終わってしまいました。

大きな目標が終わった割にはあっさりした感慨ですが、帰りには違う道を行きます。
伊那市福与の絶景スポット
IMG_1721

長野県史跡福与城跡
IMG_1724


そして善知鳥峠では、山賊焼の名店「小松食堂」が解体中でした。
昨年暮れに閉店しましたが、店舗も無くなってしまうのですね。
IMG_1726


バイクの走行距離は211km、林道区間のバスは22,8km×2でした。





信州百峠(94)大石峠、目標の200峠までラスト1峠

小谷に引き続きの9月9日、昨日は午前中に帰着できたので、午後はゆっくり休みました。
今日は茅野で糸萱かぼちゃの収穫もあるとのこと。社員とパートさんも体験に行くそうなので、そこに立ち寄りながら、麦草峠の脇に見つけた大石峠を目指します。

茅野から
IMG_1507

佐久方面国道299号線を麦草峠方面へ、その途中に糸萱地区があります。
IMG_1509

私が行ったときにはかぼちゃの収穫は終わっていました。
IMG_1511

生産者の佐藤さんから紫蘇ジュースをいただき出発。

麦草峠手前、右が麦草ヒュッテ、左へ行けば大石峠です。
IMG_1514

その先の麦草峠の標高は2127m
IMG_1516


道路わきの径に、いくら何でもバイクでは無理、だいたいひんしゅくを買うどころか自然破壊になるので、熊鈴をつけて徒歩で峠へ。
IMG_1517

水の乏しい池を右に見て
IMG_1522

左大石峠の案内もあります。
IMG_1523


地図で見たところ峠までは500m程、何のこともないと思いましたが、かなりの登りや
IMG_1526

木道をたどり
IMG_1528

熊笹に覆われた石の道
IMG_1531

苔と大岩の道
IMG_1530


その先に大石峠(2152m)が静かに佇んでいました。
IMG_1539

この先は茅野方面へと道(踏み跡)は続いていますが、私はここで引き返します。
IMG_1538


今日の隠れた目的がもう一つ。今朝の信毎で見た記事です。
IMG_1575

峠と反対方面へちょっと入った場所にある麦草ヒュッテ。そこで新開発の苔をイメージしたアイスケーキが食べられそう。
IMG_1541

ちょうど昼食時、コンビニのおにぎりと一緒にいただきたいと思います。
IMG_1542

これが苔のアイスケーキ。先ほど歩いた苔むす峠路のイメージです。
IMG_1545


帰りはビーナスラインで行こう、とスズラン峠を経て、
IMG_1556

途中ラジコンカーレースを見物、
IMG_1559

大門峠から、
IMG_1568

和田峠
IMG_1571

武石峠を降りて
IMG_1572

帰ってきました。

信州百峠(93)小谷村の新潟県境、湯峠、乙見山峠

久しぶりの投稿です。
長らくの念願だった、小谷村の林道が開通したことを確かめ、1泊2日の小谷です。
9月7日、この日は晴れ、でも明日は微妙ですがバイクでゴー!
大町から糸魚川方面へ
IMG_1329

小谷村役場へ寄ります。
IMG_1330

目的の一つは林道情報、こちらは事前の調べと一致して大丈夫そうです。
もう一つ、わが社では、小谷村の雪中キャベツを2月に商品化しましたが、村の担当者が変わったとここと、名刺交換だけでもと思いましたが不在のため名刺を預けてきました。

ちょっと早いお昼を小谷の道の駅で
IMG_1343

温かいそばの大盛り、1350円
IMG_1342

バイクの場合、車のように車中で食休みというわけにいかないので、軽めにしておきます。

一旦新潟県へ、その名も新国界橋
IMG_1345

橋の脇には慰霊碑が、
IMG_1347

この橋は1994年11月に完成しました。が、翌年7月に土石流で流失。
その復旧工事をしていた1996年12月6日、再び土石流が襲い、14名が犠牲になった慰霊碑です。
IMG_1348


新潟県にちょっと入った葛葉峠も、不安定なこの地の構造に起因しています。
IMG_1350

葛葉峠も新潟県側からしか入れなくなっています。
IMG_1368


いよいよ今日の起点に着きました。大糸線平岩駅
IMG_1361

姫川温泉街を抜け
IMG_1373

この先が林道姫川妙高線、今まで行けそうで行けなかった湯峠を目指します。
IMG_1375


塩の道千国街道、大網地区
IMG_1381

現在地から右端の小谷温泉までの林道です。
IMG_1379

大網古宮諏訪社
IMG_1387

廃校? 小谷村小中学校大網分校
IMG_1390


いよいよ林道
IMG_1393

日影は路面に濡れ落ち葉、滑ります。
IMG_1397

ここを行けば地蔵峠への塩の道か? 入りたいですが、今日の目的は湯峠、あきらめます。
IMG_1399

二又で向こうから来たカブと遭遇。安曇野市から、やはり林道開通を知って駆け付けたそうです。
同じような趣味人もいるもんだ。
IMG_1403

その二又の脇にあった石碑
IMG_1401

自然道場序章、何と玉井架裟男とあります。
玉井先生は信大の名誉教授、リンゴで育った信州牛や安曇野ワインの発案者として知られています。
30年も前ですが、私も1度お会いしたことがありますし、松本大学の白戸先生の恩師にもあたります。
信越国境の深山で出会う不思議さを感じますが、ご縁も感じます。

昼なお暗い
IMG_1404

かろうじて軽トラックなら通れる道
IMG_1405

いよいよ狭くなってきました。
IMG_1407

雨飾山大網登山口
IMG_1406

破損の激しい舗装路から、いよいよダートに、不安はますます募ります。
IMG_1408

しかし空は明るくなってきました、そして鉄の扉が見えます。
IMG_1411


湯峠到着!
IMG_1419

湯峠(1257m)全景
IMG_1421


鎌池、小谷温泉方面へ下ります。湯峠の次は乙見山峠です。
IMG_1424

鎌池、
IMG_1429

そして今日の宿雨飾荘の先を左折します。
IMG_1432

心細い舗装路の先は荒れたダートです。
IMG_1444

そして乙見山峠(1700m)、
IMG_1445

前回来たのも3年前の9月でした。その時は時刻も遅く、バイクの荷台が振動で壊れてここで敗退。
今回は妙高方面へ行けるところまで行ってみよう。

なかなか手ごわいダートが続きます。
IMG_1454

衝撃で手首が疲れたころ、笹ヶ峰キャンプ場に到着
IMG_1468

火打山、妙高山の登山口でもあります。
時刻も4時近く、ここで引き返します。一路雨飾荘へ、

雨飾荘には森の中の露天風呂も、夕食の後で入ろうか?しかし今回は寝てしまって試しませんでした。
IMG_1486


こんな部屋です。期待以上の宿でした。
IMG_1497

夕食のお品書き
20230907_180506

食事処のカウンターには数々のワインやお酒、そして小谷野豚の骨付きモモの生ハムも。
20230907_193521

ここの下にある山田旅館とは違う泉質のお風呂も快適です。
20230908_064958

20230908_065003

そんなこんなで一夜が明けました。

今日の走行距離は162km、所要時間は8時間30分程でした。

そして翌8日、朝起きた時点で雨!
IMG_1500

これは大変、雨仕舞をきちんとしなければ、それと防寒対策。
昨日着た下着も重ね着して、パジャマも下に着こみます。そしてカッパ。
靴の覆いはありますが、手袋は使捨てをグローブの上に。
腹を決めて出発。わき目もふらず我が家を目指すのみです。

幸い雨の勢いも大したことなく、大町を過ぎたころには小降りに。
気温も暖かかったので凍えることもありませんでした。
2時間ちょっとで無事帰着。



信州百峠(92)鳥打峠、平丸峠、野々海峠、深坂峠、

信州百峠も残りわずか。
7月20日に信越国境の峠を目指します、そして今夜の宿は十日町市の松之山温泉。
その前に「行きがけの駄賃」ではないですが、松代の鳥打峠と飯山の平丸峠に着目。

松代の、それも長野道沿いに峠があったことは見過ごしていました。
長野ICを降りますが、看板の向こうにあるのが鳥打峠です。
IMG_1121

ICを左折、その先の松代ロイヤルホテルの交差点を左折します。
IMG_1124

高速が見えてきました。
IMG_1127

高速の橋脚に沿って行けば鳥打峠。
IMG_1128


松代マレットゴルフ場を過ぎ、クマ出没注意を横目で見ながら、
IMG_1134
       
ガレ道を行くと、フェンスでシャットダウン
IMG_1135

どうもその下の枝道のようです。
IMG_1139

あっけなく鳥打峠、
川中島合戦の際、上杉軍が妻女山へと進軍するときに通過したそうです。
IMG_1141

下りになって展望が開けます。長野市街です。
IMG_1143

ここで一般道に接続、峠へと引き返します。
IMG_1144

下を見れば長野道、
IMG_1151

峠に折り返しますが、峠の目印は無し。
IMG_1154


長野道に戻り飯山へ、飯山ICを降ります。
IMG_1159

飯山市内を経て国道117号線を十日町方面へ、
IMG_1161

飯山泉の信濃平駅を目標に、
IMG_1165

県道411号線を
IMG_1166

まっすぐな道の先が峠方面。
IMG_1170

十字路には外様郵便局
IMG_1171


その先から峠路が始まります。
IMG_1179

小さな案内板に桂池とあります、桂池の近くに平丸峠はあるようです。
IMG_1180 (2)

国天然記念物(黒岩山)山林全体、そこに棲むモリアオガエルや黒サンショウウオも対象です。
IMG_1182 (2)

長いつづら折りが続き、ナビが示す峠がここ。
目印は何もありません。
IMG_1183

そして桂池、
IMG_1186

ここも信越トレイルの一画です。
IMG_1187 (2)

現在地平丸峠は信越トレイルの真ん中、この後目指す野々海峠や深坂峠は東の末端です。
IMG_1188

しばらく行けば信越県境、ここで折り返します。
IMG_1189

今一度峠を逆戻り
IMG_1190

飯山のみゆき野を一望
IMG_1191

A-coopみゆきでトイレタイム
IMG_1195


国道117号線に戻り、野沢温泉の道の駅で昼食、というかその間にあった飲食店はどこも休業中でした。
IMG_1197 (2)

私は夏野菜の冷やし中華、
IMG_1198

奥さんは野沢温泉カレー、湯文字のライスで出てきました。
IMG_1199


栄村に入り、野々海高原キャンプ場へ向かいます。
IMG_1201

意地悪な通り抜けできません、の看板。
IMG_1202

狭いが快適な峠路、180度のヘアピンカーブの連続です。
IMG_1203

野々海池のミズバショウ群落もあるそうです。
IMG_1205

ここで三叉路、左野々海峠、直進すると深坂峠。
IMG_1207

まずは野々海峠、枝葉が繁茂してその間隙を通っていきます。
IMG_1211

霧にかすむ野々海峠、ここで通行止め標識が。
IMG_1213

新潟県は霧の中。
ここにも信越トレイル案内。
IMG_1214

西の伏野峠へは急こう配を6,6km
IMG_1215

東の深坂峠へは2km
IMG_1216


三叉路に戻って、工事の方に聞きました。
「深坂峠を越えて、新潟の松之山温泉へ行きたいのだけれど」
「峠の向こう、新潟県側でゴソッと道路が陥没していていけないよ。峠まではOK」
IMG_1218

峠へ向かいます。深坂峠には立派な峠標識が、
IMG_1221

しかし、霧の中の新潟県側は無情にも通行止めでした。
IMG_1220

改めて峠の風景
IMG_1223


下りでは除雪車!に出会いました。
除雪車の夏季使用バージョン=道路に伸びた枝払い機能。除雪車左に大きなバリカンがついています。
IMG_1228

下りきって飯山線の平滝駅
IMG_1230

ここから新潟県
IMG_1233

津南の駅方面からも松之山へ行けそうですが
IMG_1234

無難な道を選びます。
IMG_1236

県道80号線を左折して
IMG_1239

松之山温泉の日帰り入浴施設
20230721_095540

そこの庭先で発見!
IMG_1243

ブラマです。にらみ合っている個体も。
IMG_1245

家禽の王様=世界一立派な鶏です。
IMG_1240


松之山温泉凌雲閣に到着。
IMG_1248

築85年の風格が廊下にも表れています。
IMG_1252

日本三大薬湯と言われる松之山温泉はナトリウム、カルシウム塩化物泉。
なめると塩辛い、聞くと塩分濃度1,7%とか。
20230720_203334

温泉の効能も十分です。
20230721_080119

夕食は老人好みのちょっと少な目。
20230720_180233

廊下に飾られていた昔の冬の松之山
20230721_075928

20230721_075946

豪雪地帯の厳しい冬を理解します。

夜の凌雲閣にも風情があります。
20230720_205006

おやすみなさい。










信州百峠(91)沢渡峠、真弓峠そしてカモシカ

24日は奥さんも姉妹の会で諏訪に出かけ、私もまったくのフリー。
天気も持ちそうなので、思い切って木曽路へ。

北アルプスも雲をかぶっています。
IMG_1012


国道19号線で木曽町を通過した際、相撲場(木曽町民相撲場)に多くの幟が林立しています。
DSC_1380

そういえば出羽の海部屋が木曽で合宿しているとニュースで言っていたな。
と思い立ち寄りました。
DSC_1381

時刻は9時半ころ、多くの力士がぶつかりげいこをしています。
いました御嶽海!
IMG_1017

やはり周囲の力士とは貫禄が違います。
前頭まで陥落してしまったけど、前場所は勝ち越し、来場所も10勝以上して大関復帰を目指してもらいたいものです。

木曽町を過ぎ、三岳王滝方面へ、道の駅を過ぎ赤いアーチ橋の手前で県道256号線をはずれて左へ、
IMG_1019

県道473号線、
IMG_1018

森林鉄道の橋脚を過ぎ、
IMG_1020

知人である釜沼温泉大喜泉のご主人から情報収集、
IMG_1022

旧御嶽街道、合戸峠から続く沢渡峠について聞きました。
彼も途中までしか行ったことがない、とのこと。かえって詳しい情報が分かったら教えて?
と言われてしまいました。

大喜泉へ行く途中を右上へ、
IMG_1023

ここが沢渡の集落のようですが、ここの名前が峠の由来ですね。
IMG_1027

民家が尽きると道は細く、草も繁茂しています。
IMG_1028

林道沢渡線、わずかな踏み跡はありますが、心細さ満点です。
IMG_1030

その先500m程、倒木が道をふさぎます。
IMG_1032

細い木なのでどかそうとしますが、非力な私には無理!
ここからのアプローチはこれで断念。

沢渡には今まで住まわれていた何代にもわたる墓標がありました。
IMG_1033

私が見たところでは現在も住まわれている家は1軒限り、先ほどの県道からも1km程、木曽町までも2~3kmの場所ですが、住むには不便でつらい場所なのかもしれません。

県道256号線、王滝方面へ、
IMG_1035

日野百草丸を過ぎてすぐ、
IMG_1037

正面に牧野ダムを見る位置に御岳湖を巻く道が、そこを左、
IMG_1038

そこから20m程をまた左へ、
IMG_1041

直角に曲がる道がそうか? 登っていきます。
IMG_1043

ちょっとした広場に、左右に通じる道がありますが、
IMG_1049

地図を見ると左ですが、草生す先に道路は見当たりません。
IMG_1047

どうしよう? ちょっと踏み込んでみましたが、バイクでは無理。
一応両サイドからアプローチしたのでここで敗退。

今日の目的とした峠はここだけ、でも王滝まで来たのだから真弓峠も可能性を探ってみましょう。
その前に、前回気になっていた林道瀬戸川線、
IMG_1053

1km程で砕石場に
IMG_1055

その先を地図で確認すると真弓峠とは別の山塊のようです。 これも引き返します。

本来なら真弓峠に直登できるはずの鯎(うぐい)川合流点の氷ヶ瀬橋も中部森林管理局によって通行止め。
IMG_1067

橋の先の道路は整備され、荒れてはいないようですが恨めしい。
IMG_1066


ここまで来たのなら滝越まで行って、白巣峠へ行く途中から分岐する林道に期待を託してみます。
何度見ても心を洗われる滝越、左の鞍部が白巣峠方面、右の鞍部が三浦貯水池方面でしょう。
IMG_1069

ちょうど昼時、前回昼食を喫した水交園は休業中。
IMG_1070

食事ができるところは他にありません、持参のインジェリーで補給するだけで出発。

白川付知併用林道を行きます。
IMG_1072

一度来たところは様子もわかっているためか、熊の恐怖もあまりありません。

直進が白巣峠、そこを左へ
IMG_1078

水ヶ瀬小俣林道へ
IMG_1079

ところが100m程でシャットダウン。
IMG_1082

またもや中部森林管理局です。
先の道路もきちんと整備されているところを見ると行けそうです。残念!
真弓峠へのアプローチは、飛騨側から付知渓谷を入るルート、そして今回のルートと両側からアプローチしましたが全敗。
でもちょっとホッとしたことも事実です。
このまま順調に道が続いていたら峠に着くのは何時になるか?
おかげで昼食に早くありつけそうです。

帰りにもドラマが。
滝越へと下る途中で、左わきから突如灰色の物体が飛び出してきました。バイクの前を肉付きの良いお尻を振り振り走っていきます。
カモシカです! およそ30m程バイクで追いかけっこしたあげく茂みに飛び込みました。
あ~、こんなことならヘルメットにビデオを取り付けておけばよかった、とつくづく思いました。
でも熊でなくてよかった。ホッ~

私がカモシカに遭遇したのはこれで5回目?(6回目?)
最初は、浅間温泉東奥の大正山。東斜面から下ってきたカモシカに出会い、こちらの動きを止めたらあちらはジーッと私を見ながら、それでも悠々と西斜面へ登っていきました。
2度目は、同じく浅間温泉東の山田沢。私が鳥獣除けのゲートを開けた途端彼と鉢合わせ。その間隙2m、一瞬見つめあいましたが、角で突っつかれる! と恐れた私が後ずさり。そのたじろいだ隙にいなくなりました。
三度目、(四度目?)はいずれも松本のアルプス公園周囲。確か彼は足の傷を負ってびっこを引いていました。
その次が島々谷。険路の曲がり角を曲がったとたん、向こうから彼が走ってきました。私はパニックを起こし、踵を返して走り下りました。ところがその後カモシカは私を追ってこず、アレッ?と感じましたが、この時は彼の後から釣り人が帰ってきたのでそのためと感じてホッとしたものです。
そして今回は彼と駆けっこ。隆々とした彼の背中からお尻への躍動を直接観察できて大満足!


王滝トンネルは幻想的
IMG_1086


左へ行けば治山工事施工地、濁川保安林管理道とあります。ここも行ってみよう。
IMG_1089

しかし、ここも50m程で終わり。
IMG_1090

案内板に記されていたのは、
昭和59年9月14日に、王滝村を震源とした長野県西部大地震が発生、ここ濁川上流では高さ600mにわたって大崩落、崩落土は名古屋ドーム29杯分、それによって荒廃地が600haとなりました。
上流にあった濁川温泉の従業員をはじめ15名が犠牲になったとのことです。
IMG_1092

濁川、名前のごとく険相の川。
IMG_1096

下流側には慰霊碑が
IMG_1097


三岳に戻り合戸峠三岳側をのぞいてみますが、やはり躊躇してしまいました。
IMG_1104

いや腹がすき過ぎたためか?

1時半過ぎ、やっと昼食を摂ることができました。
そば処一竹、先日聞いたところでは木曽の車屋の分かれだそうです、期待が持てます。
IMG_1107

天ざる1800円也、
IMG_1109

そば、つゆ、天ぷらとも上出来でした。またボリュームも十分。
食べた感も味もGOOD!

浅間温泉に戻ると野球場駐車場でなにやら、明日はツールド美ヶ原ですね。
IMG_1110


この日の走行距離218km、行動時間は8時間でした。
松本から信州の最西端王滝村まで、同じ信州とはいっても100km以上あるんですね。
















記事検索
月別アーカイブ
プロフィール

hongokeiniku

タグクラウド
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ