愛しい郷土

信州百峠(98)202峠目、キビオ峠

12月の5日は同友会塩尻木曽支部の望年会。
時間があるので開田村の九蔵峠へ御岳山を拝みに行きました。
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木曽駒高原の駒王での望年会。
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何と泊りは私一人だけ、
お風呂も一人のために沸かしてくれました。
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もちろん一人部屋
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そんな有難いような、もったいないような一夜が明け、帰ろかな?とも思いましたが、そういえば木曽駒高原は走ってなかった、と思い行けるところまで登ってやろう。

未知のところはやっぱり行ってみるものです。
中山道東西中間之地、江戸へ67里28丁
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京へ67里28丁
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何とその先には左キビオ峠の案内が!
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木曽駒が朝日に輝いています。
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↑ キビオ峠 木曽駒山麓線
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ここにもキビオ峠への案内が。今まで名も知らなかった峠ですがこんなに案内が親切丁寧だとは驚きです。
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峠です。ここから木曽駒ケ岳への登山道が伸びています。
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峠の展望台からキビオ峠(1215m)の眺め、
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北へ目を転じれば御岳山から乗鞍岳までが一望のもと!
ここキビオ峠を後日地図で確認したところ、キビ尾という地籍がありましたが、キビオ峠の名前はありませんでした。
今までは25000分の一地図で峠を探していましたが、それ以外の峠もあるんだな、と新しい発見がありました。
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帰りは、このまま行けば駒の湯へ出れるかな? と思い下っていくと
案の定駒の湯へ出ました。
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200峠を終わり、峠への未練はなくなったと思いましたが、信州はまだまだ奥深い。
これからも未知の道を探っていけば新しい峠に出会えるかも!







信州百峠(97)201峠目 夜泣峠

信州の200峠は達成しましたが、もう一つ気になった峠が夜泣峠。
妙な名前と乗鞍岳の中腹にあるという立地故行ってみたいと思います。

11月15日までは乗鞍エコーラインの三本滝までは車が入れそう、という情報を受けて、10月27日に行ってみることに。
いざ乗鞍へ
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奈川度ダム下の高架も橋が渡りました。
IMG_1730 左乗鞍へ
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乗鞍高原のそば処合掌、先日美味しいお蕎麦をいただきました。
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乗鞍岳も山頂付近は雪冠が
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落葉松の紅葉を抜け、バイクではちょっと寒い日ですが爽快でもあります。
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ここ夜泣峠を目指します。
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乗鞍高原休暇村から
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何と!あっけなく夜泣峠(1650m)です。
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夜泣峠、ここから一の瀬川へ下り白樺峠方面へと行くのでしょう。
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せっかくなので行けるところまで行ってみましょう。
標高1800m、三本滝パーキング
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やはりこの先は行けません。
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三本滝は左、右はスキーのコースです。
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小径に入り、クマよけの鐘をガンガン鳴らして
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深山の趣
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吊橋を渡って
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三本滝の案内
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小大野川の支流、クロイ沢からの滝、
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小大野川本流の滝、
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そして一番左が無明沢からの滝です。
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ということで夜泣峠と三本滝でした。

走行距離は120km, 所要時間が6時間弱でした。






信州百峠(96)200峠達成!(北沢峠)

ブログのアップも久方ぶり。約2か月のご無沙汰でした。
この2か月で、私の大きな目標2つを達成しました。

その一つは、信州百峠を巡る旅が200の峠を達成したこと。
もう一つは、3年来私に課せられた役目=長野県中小企業家同友会の50周年記念担当理事の50周年記念式典が11月22日に終わったことです。
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大いに肩の荷物が下りて寛いでいる今日この頃。
ということで振返ってみると、節目の信州200峠目のアップが未完でした。

10月7日、200番目の峠は伊那の長谷から山梨へと抜ける南アルプス林道の頂点=北沢峠と決めてありました。
この峠は5月3~4日にチャレンジしましたが、この時はまだ北沢峠までバスが行っていませんでした。北沢峠の前、歌宿でバスを降りて林道ハイクをして帰ってきたところ。夏季にはバスも峠まで行っているということでの再出発でした。

箕輪から高遠へ、
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そして高遠から長谷へ、
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長谷の仙流荘でバイクを置き、南アルプスアルペンルートバス停からは専用のマイクロバスに乗り換えます。
200峠中唯一の他人任せ?の峠行です。
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仙流荘⇒北沢峠間が1370円×2
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林道の運行案内、片道約1時間です。
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前回バスに拾ってもらった白岩
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紅葉も始まったようです。
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観光シーズンの今は林道バスもフル回転、上からもどんどん下ってきます。
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案内によるとこの2日間で2000人のハイカーや登山者が入山しているそうです。

仏像構造線
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鋸岳の鹿窓も通り過ぎ
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北沢峠に着きました。
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この峠、5年ほど前に山梨側の芦安から夜叉神峠を抜けて大河原で北岳の雄姿を拝みたどり着いた所でもあります。
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これが信州200峠目、北沢峠(2032m)です。
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感慨に浸ります。

山梨側へ、現在はこの先の広河原から夜叉神方面は大規模土砂崩れのため不通になっています。
秋です、ススキが。
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甲斐駒ヶ岳のてっぺんがチョコンと、
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昭和41年に着工した林道の当初の石組みが顔を出しています。
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山梨側へ少し降りてみます。
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途中でUターン、甲斐駒ヶ岳への登山口である仙水峠へ
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河原にはテント村
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そして長衛小屋の前を通り過ぎ
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駒ヶ岳への道
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100~200mおきに堰堤が沢をせき止めています。それだけ急こう配の沢筋ということです。
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いくつかの堰堤を越えてちょうど昼時、コンビニおにぎりの昼食を倒木ドーム?でいただきます。
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帰りのバスが待っています。
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ということで、200峠もあっけなく終わってしまいました。

大きな目標が終わった割にはあっさりした感慨ですが、帰りには違う道を行きます。
伊那市福与の絶景スポット
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長野県史跡福与城跡
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そして善知鳥峠では、山賊焼の名店「小松食堂」が解体中でした。
昨年暮れに閉店しましたが、店舗も無くなってしまうのですね。
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バイクの走行距離は211km、林道区間のバスは22,8km×2でした。





信州百峠(94)大石峠、目標の200峠までラスト1峠

小谷に引き続きの9月9日、昨日は午前中に帰着できたので、午後はゆっくり休みました。
今日は茅野で糸萱かぼちゃの収穫もあるとのこと。社員とパートさんも体験に行くそうなので、そこに立ち寄りながら、麦草峠の脇に見つけた大石峠を目指します。

茅野から
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佐久方面国道299号線を麦草峠方面へ、その途中に糸萱地区があります。
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私が行ったときにはかぼちゃの収穫は終わっていました。
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生産者の佐藤さんから紫蘇ジュースをいただき出発。

麦草峠手前、右が麦草ヒュッテ、左へ行けば大石峠です。
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その先の麦草峠の標高は2127m
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道路わきの径に、いくら何でもバイクでは無理、だいたいひんしゅくを買うどころか自然破壊になるので、熊鈴をつけて徒歩で峠へ。
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水の乏しい池を右に見て
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左大石峠の案内もあります。
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地図で見たところ峠までは500m程、何のこともないと思いましたが、かなりの登りや
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木道をたどり
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熊笹に覆われた石の道
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苔と大岩の道
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その先に大石峠(2152m)が静かに佇んでいました。
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この先は茅野方面へと道(踏み跡)は続いていますが、私はここで引き返します。
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今日の隠れた目的がもう一つ。今朝の信毎で見た記事です。
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峠と反対方面へちょっと入った場所にある麦草ヒュッテ。そこで新開発の苔をイメージしたアイスケーキが食べられそう。
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ちょうど昼食時、コンビニのおにぎりと一緒にいただきたいと思います。
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これが苔のアイスケーキ。先ほど歩いた苔むす峠路のイメージです。
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帰りはビーナスラインで行こう、とスズラン峠を経て、
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途中ラジコンカーレースを見物、
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大門峠から、
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和田峠
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武石峠を降りて
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帰ってきました。

信州百峠(93)小谷村の新潟県境、湯峠、乙見山峠

久しぶりの投稿です。
長らくの念願だった、小谷村の林道が開通したことを確かめ、1泊2日の小谷です。
9月7日、この日は晴れ、でも明日は微妙ですがバイクでゴー!
大町から糸魚川方面へ
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小谷村役場へ寄ります。
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目的の一つは林道情報、こちらは事前の調べと一致して大丈夫そうです。
もう一つ、わが社では、小谷村の雪中キャベツを2月に商品化しましたが、村の担当者が変わったとここと、名刺交換だけでもと思いましたが不在のため名刺を預けてきました。

ちょっと早いお昼を小谷の道の駅で
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温かいそばの大盛り、1350円
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バイクの場合、車のように車中で食休みというわけにいかないので、軽めにしておきます。

一旦新潟県へ、その名も新国界橋
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橋の脇には慰霊碑が、
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この橋は1994年11月に完成しました。が、翌年7月に土石流で流失。
その復旧工事をしていた1996年12月6日、再び土石流が襲い、14名が犠牲になった慰霊碑です。
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新潟県にちょっと入った葛葉峠も、不安定なこの地の構造に起因しています。
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葛葉峠も新潟県側からしか入れなくなっています。
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いよいよ今日の起点に着きました。大糸線平岩駅
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姫川温泉街を抜け
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この先が林道姫川妙高線、今まで行けそうで行けなかった湯峠を目指します。
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塩の道千国街道、大網地区
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現在地から右端の小谷温泉までの林道です。
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大網古宮諏訪社
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廃校? 小谷村小中学校大網分校
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いよいよ林道
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日影は路面に濡れ落ち葉、滑ります。
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ここを行けば地蔵峠への塩の道か? 入りたいですが、今日の目的は湯峠、あきらめます。
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二又で向こうから来たカブと遭遇。安曇野市から、やはり林道開通を知って駆け付けたそうです。
同じような趣味人もいるもんだ。
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その二又の脇にあった石碑
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自然道場序章、何と玉井架裟男とあります。
玉井先生は信大の名誉教授、リンゴで育った信州牛や安曇野ワインの発案者として知られています。
30年も前ですが、私も1度お会いしたことがありますし、松本大学の白戸先生の恩師にもあたります。
信越国境の深山で出会う不思議さを感じますが、ご縁も感じます。

昼なお暗い
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かろうじて軽トラックなら通れる道
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いよいよ狭くなってきました。
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雨飾山大網登山口
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破損の激しい舗装路から、いよいよダートに、不安はますます募ります。
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しかし空は明るくなってきました、そして鉄の扉が見えます。
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湯峠到着!
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湯峠(1257m)全景
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鎌池、小谷温泉方面へ下ります。湯峠の次は乙見山峠です。
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鎌池、
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そして今日の宿雨飾荘の先を左折します。
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心細い舗装路の先は荒れたダートです。
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そして乙見山峠(1700m)、
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前回来たのも3年前の9月でした。その時は時刻も遅く、バイクの荷台が振動で壊れてここで敗退。
今回は妙高方面へ行けるところまで行ってみよう。

なかなか手ごわいダートが続きます。
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衝撃で手首が疲れたころ、笹ヶ峰キャンプ場に到着
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火打山、妙高山の登山口でもあります。
時刻も4時近く、ここで引き返します。一路雨飾荘へ、

雨飾荘には森の中の露天風呂も、夕食の後で入ろうか?しかし今回は寝てしまって試しませんでした。
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こんな部屋です。期待以上の宿でした。
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夕食のお品書き
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食事処のカウンターには数々のワインやお酒、そして小谷野豚の骨付きモモの生ハムも。
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ここの下にある山田旅館とは違う泉質のお風呂も快適です。
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そんなこんなで一夜が明けました。

今日の走行距離は162km、所要時間は8時間30分程でした。

そして翌8日、朝起きた時点で雨!
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これは大変、雨仕舞をきちんとしなければ、それと防寒対策。
昨日着た下着も重ね着して、パジャマも下に着こみます。そしてカッパ。
靴の覆いはありますが、手袋は使捨てをグローブの上に。
腹を決めて出発。わき目もふらず我が家を目指すのみです。

幸い雨の勢いも大したことなく、大町を過ぎたころには小降りに。
気温も暖かかったので凍えることもありませんでした。
2時間ちょっとで無事帰着。




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