9月25日は予報通り雨模様、今のところ雨は来ていませんがどうなることか?
村上の古い市街も味があります。
常盤園というお茶屋さん、
益甚という酒屋はお休み、
井筒屋、ここは元禄2年に松尾芭蕉が弟子の曽良と泊まった宿久左衛門の跡に建っています。
こんな町家が続いています。
今日最初の目的地を山形県との境にある雷峠(いかづちとうげ)とも思いましたが、阿賀野川沿いにある今日の宿へ着く時間が遅くなりそうなので、2番目の目的地三面(みおもて)川に変更。
県道205号線を三面ダムへ向かいます。
なぜ三面ダムか?
村上といえば鮭、その鮭が遡上するメインの川が三面川。藩政時代に藩士の青砥武平治が三面川の分流である種川を掘り、そこで世界初の鮭の自然ふ化増殖を成功させました。
また三面川には三面ダム以外にも奥三面ダムや猿田ダムがあり、そこを進んで山形県に達すれば鶴岡まで行くのも可能そうです。
そんなことで歴史とドライブを合体させた計画です。
オッ! 朝日スーパーラインとあります。これから行く道がそこなんでしょうか?
期待倍増、勇気百倍で向かいます。
雨が降ってきて三面川も増水中、
山の中に入ってきました。縄文の里朝日とも出ています。
ほどなく三面ダムへ、
このようにこの奥にもダムが二つ存在します。
ダムカードもいただきました ♬
なおも奥地へ入っていきます。
途中上流方向から来た作業用の大型トラックともすれ違い、沢の流れも増水中で帰りが心配になります。
二子島森林公園まで来るとちょうどゲートを閉めるところに出会いました。
「この先行けますか?」聞いたところ「この先は工事中だからダメ!」
すげなく引き返すこととなりました。
三面ダム近くにある縄文の里朝日へ、
縄文の里朝日奥三面歴史交流館、入館料400円。
「奥三面全史」という企画展をしています。
ここ奥三面では後期旧石器時代(25000年前)からの縄文遺跡が19か所発掘されています。また室町以来昭和60年まで生活していた山人(やまんど)の生活の記録が展示されているようです。
縄文の火炎土器、
弥生の土器、
同じく土偶も、
俄然興味がわいた展示がクマオソ
クマオソとは熊を捕るための仕掛け罠、1tもの石で熊を押しつぶす仕掛けです。
実際奥三面でやっていた時の写真。
私は大阪の民族学博物館で映像を見てとても印象に残っていましたが、この地で出会えたことに感銘を受けました。
スノヤマ、冬アオジシ(かもしか)猟に行くときのいで立ち、
その際身に着けるカモシカやムジナの装束、
春に1か月にも及ぶゼンマイ採りの際の仮小屋、
と興味が尽きない展示や解説に時を忘れました。
縄文期にも人の暮らしがあり、室町以来昭和までの営みもあったこの三面の由来は、室町以来ここに定住した高橋、伊藤、小池の三氏に由来したもののようです。
この奥三面集落は昭和60年9月に閉村、平成13年には奥三面ダムダムの完成によってダム湖の湖底に沈んでしまいました。
野外には復元家屋
解説の中で「山に生かされた日々」という奥三面がダムの底に沈む前の記録集があることを知って、
松本図書館で検索したところ目出度くヒット!
しかし貸出禁止のため図書館に通って読まねばなりません。
三面川沿いに山形県に行くことは叶いませんでしたが、第2案のルート関川村から山形の小国町まで行ってみましょう。
国道290号線を関川へ、
関川村へ入ったところにあったハム屋さん、
女川ハム工房、
ここでソーセージやハムを購入、宅急便で送ってもらいました。
道の駅関川、
そこに隣接していた国の重要文化財渡辺邸、堂々たる建築です。
続いて国道113号線を小国へ、
今回のルートでは難なく県境を突破。
白い森おぐに、道の駅です。
ここで山形県に来たことの証拠?としてお土産を、
鶏そばは山形河北町の旨いものとして有名ですが、本物を食べる前にお菓子などで予行演習です。今日は河北町までは行けません。
米坂線小国駅、ちょうど昼時です。
駅前をしばし散策して美味しそうな店を物色、
「焼肉福龍軒」、やまがた地鶏おぐにラーメンを強烈にアピールしています。
ランチのメニューは地鶏のおぐにラーメン一本で勝負か!
やまがた地鶏おぐにラーメンにライス(1000円)がおすすめということで、
ぜひライスをスープに浸してということですが、
これも美味い。鶏のチャーシューも逸品、またスープの滋味が身に沁みます。
レジ前にはやまがたの地鶏、赤笹シャモ。
シャモのスープなら間違いありません。
店の人曰く、ついさっきまでこのシャモの生産者が来ていたとか。
生産地は飯豊山の麓にあるそうです。
米沢牛の品ぞろえも確かそう、次回は夜に来たい店です。
ここからは阿賀野川へ出るため下道を南下します。
阿賀野川への道は無料かつ最短路を選んだためどこをどう走っているか?雨の中を約3時間さ迷いながら国道49号線へ出ました。今度は福島県西会津まで行ってみます。
5%の勾配で登はん不能?雪が積もればそんな事態になるのでしょう。
トンネルを抜け福島県西会津町へ、
福島へ入ったのは去年の11月、奥只見の桧枝岐村を訪ねて以来です。
磐越西線徳沢駅、
今日の宿は新潟県東蒲原郡阿賀町のある御神楽温泉、同じ国道を引き返します。
ブナの宿小会瀬、本当にブナ林の中にあります。
隣地には高く組んだハゼに収穫された稲がかけてあります。これも感じよさそう!
部屋もこじんまりながら清潔です。
夕食がこれまた凄い!
これ以外にご主人が打った地粉の十割そばも、残念ながら完食できませんでした。
そしてお膳の右下の白い杯はご主人手作りのどぶろく!
どぶろくの研究会で一等賞を取ったそうで少しの酸味を感じながらも辛口で最高でした。
デザートがまたすごい、手作りのガトーショコラ。
そんな満足満載な夕食でしたが、何とこの日の泊り客は私一人だけという贅沢!
この日の走行距離は230km
行動時間は9時間でした。
今日の軌跡は
村上の古い市街も味があります。
常盤園というお茶屋さん、
益甚という酒屋はお休み、
井筒屋、ここは元禄2年に松尾芭蕉が弟子の曽良と泊まった宿久左衛門の跡に建っています。
こんな町家が続いています。
今日最初の目的地を山形県との境にある雷峠(いかづちとうげ)とも思いましたが、阿賀野川沿いにある今日の宿へ着く時間が遅くなりそうなので、2番目の目的地三面(みおもて)川に変更。
県道205号線を三面ダムへ向かいます。
なぜ三面ダムか?
村上といえば鮭、その鮭が遡上するメインの川が三面川。藩政時代に藩士の青砥武平治が三面川の分流である種川を掘り、そこで世界初の鮭の自然ふ化増殖を成功させました。
また三面川には三面ダム以外にも奥三面ダムや猿田ダムがあり、そこを進んで山形県に達すれば鶴岡まで行くのも可能そうです。
そんなことで歴史とドライブを合体させた計画です。
オッ! 朝日スーパーラインとあります。これから行く道がそこなんでしょうか?
期待倍増、勇気百倍で向かいます。
雨が降ってきて三面川も増水中、
山の中に入ってきました。縄文の里朝日とも出ています。
ほどなく三面ダムへ、
このようにこの奥にもダムが二つ存在します。
ダムカードもいただきました ♬
なおも奥地へ入っていきます。
途中上流方向から来た作業用の大型トラックともすれ違い、沢の流れも増水中で帰りが心配になります。
二子島森林公園まで来るとちょうどゲートを閉めるところに出会いました。
「この先行けますか?」聞いたところ「この先は工事中だからダメ!」
すげなく引き返すこととなりました。
三面ダム近くにある縄文の里朝日へ、
縄文の里朝日奥三面歴史交流館、入館料400円。
「奥三面全史」という企画展をしています。
ここ奥三面では後期旧石器時代(25000年前)からの縄文遺跡が19か所発掘されています。また室町以来昭和60年まで生活していた山人(やまんど)の生活の記録が展示されているようです。
縄文の火炎土器、
弥生の土器、
同じく土偶も、
俄然興味がわいた展示がクマオソ
クマオソとは熊を捕るための仕掛け罠、1tもの石で熊を押しつぶす仕掛けです。
実際奥三面でやっていた時の写真。
私は大阪の民族学博物館で映像を見てとても印象に残っていましたが、この地で出会えたことに感銘を受けました。
スノヤマ、冬アオジシ(かもしか)猟に行くときのいで立ち、
その際身に着けるカモシカやムジナの装束、
春に1か月にも及ぶゼンマイ採りの際の仮小屋、
と興味が尽きない展示や解説に時を忘れました。
縄文期にも人の暮らしがあり、室町以来昭和までの営みもあったこの三面の由来は、室町以来ここに定住した高橋、伊藤、小池の三氏に由来したもののようです。
この奥三面集落は昭和60年9月に閉村、平成13年には奥三面ダムダムの完成によってダム湖の湖底に沈んでしまいました。
野外には復元家屋
解説の中で「山に生かされた日々」という奥三面がダムの底に沈む前の記録集があることを知って、
松本図書館で検索したところ目出度くヒット!
しかし貸出禁止のため図書館に通って読まねばなりません。
三面川沿いに山形県に行くことは叶いませんでしたが、第2案のルート関川村から山形の小国町まで行ってみましょう。
国道290号線を関川へ、
関川村へ入ったところにあったハム屋さん、
女川ハム工房、
ここでソーセージやハムを購入、宅急便で送ってもらいました。
道の駅関川、
そこに隣接していた国の重要文化財渡辺邸、堂々たる建築です。
続いて国道113号線を小国へ、
今回のルートでは難なく県境を突破。
白い森おぐに、道の駅です。
ここで山形県に来たことの証拠?としてお土産を、
鶏そばは山形河北町の旨いものとして有名ですが、本物を食べる前にお菓子などで予行演習です。今日は河北町までは行けません。
米坂線小国駅、ちょうど昼時です。
駅前をしばし散策して美味しそうな店を物色、
「焼肉福龍軒」、やまがた地鶏おぐにラーメンを強烈にアピールしています。
ランチのメニューは地鶏のおぐにラーメン一本で勝負か!
やまがた地鶏おぐにラーメンにライス(1000円)がおすすめということで、
ぜひライスをスープに浸してということですが、
これも美味い。鶏のチャーシューも逸品、またスープの滋味が身に沁みます。
レジ前にはやまがたの地鶏、赤笹シャモ。
シャモのスープなら間違いありません。
店の人曰く、ついさっきまでこのシャモの生産者が来ていたとか。
生産地は飯豊山の麓にあるそうです。
米沢牛の品ぞろえも確かそう、次回は夜に来たい店です。
ここからは阿賀野川へ出るため下道を南下します。
阿賀野川への道は無料かつ最短路を選んだためどこをどう走っているか?雨の中を約3時間さ迷いながら国道49号線へ出ました。今度は福島県西会津まで行ってみます。
5%の勾配で登はん不能?雪が積もればそんな事態になるのでしょう。
トンネルを抜け福島県西会津町へ、
福島へ入ったのは去年の11月、奥只見の桧枝岐村を訪ねて以来です。
磐越西線徳沢駅、
今日の宿は新潟県東蒲原郡阿賀町のある御神楽温泉、同じ国道を引き返します。
ブナの宿小会瀬、本当にブナ林の中にあります。
隣地には高く組んだハゼに収穫された稲がかけてあります。これも感じよさそう!
部屋もこじんまりながら清潔です。
夕食がこれまた凄い!
これ以外にご主人が打った地粉の十割そばも、残念ながら完食できませんでした。
そしてお膳の右下の白い杯はご主人手作りのどぶろく!
どぶろくの研究会で一等賞を取ったそうで少しの酸味を感じながらも辛口で最高でした。
デザートがまたすごい、手作りのガトーショコラ。
そんな満足満載な夕食でしたが、何とこの日の泊り客は私一人だけという贅沢!
この日の走行距離は230km
行動時間は9時間でした。
今日の軌跡は

























































