2月5日も南紀は快晴。
宿から紀伊大島越しに昇る朝日、
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朝食はバイキング。
その都度鉄板で焼いてくれるパンケーキは美味しかった! トッピングも多数あって満足の朝食。
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日本海側から猛烈な寒気が押し寄せているらしいのですが、今回の旅の終盤が気になります。

串本からちょっと遡って古座川へ行きます。
古座も鯨獲りで有名なところです。
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川沿いを上って行ったら大きな牛舎に入ってしまいました。
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古座川に架かる沈下橋、地元では潜水橋と呼んでいるそうですが、高知の四万十川で見た橋と同じく増水した場合橋の欄干や手すりがないため水の抵抗を受けにくい構造になっています。そのかわり渡るのが怖い!
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そして古座の一枚岩、
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高さ100m、幅500mのマグマからできた大岩。大きすぎて写真に納まりませんが、この写真の三倍くらいのスケールです。
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串本に戻り、本州最南端の潮岬灯台、
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そして本州最南端の碑が2台
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それぞれ建立者が違うようです。

最南端にある南紀熊野ジオパークセンターでは詳しく解説をしてくれました。
最南端から80km沖合には今話題の南海トラフが存在、
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そして地形浸食の模型は面白かった。
細かい直径が違って色も違うビーズ玉で地形が模られていますが、上流から流れる水に浸食されて谷や川、砂州などができる様子が観察できます。
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紀伊大島へ渡ります。
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ここで見るのはトルコ記念館、
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明治23年、ここ大島の樫野埼海岸に日本との親善のため来日したトルコ海軍のエルトゥールル号が帰途で難破。587名が殉職、島民の救助もあって69名が助かりました。
エルトゥールル号の模型、
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記念館裏の海岸にある難破した岩礁は写真中央の上。
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トルコ軍官遭難慰霊碑が立派!
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樫野埼灯台
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志摩から熊野、潮岬にかけては熊野灘と言われて恐れられた難破の名所?
前回も見た大王崎では座礁した巡洋艦「音羽」のことなども書かれていて海の難所ということが分かります。
古座鯨方の鯨山見も
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これで串本を離れ、国道42号線を紀伊半島の西海岸へ、すさみでは道の駅イノブータンランドすさみで小休止、トイレ以外何もありません。
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この西海岸はすさみ南から白浜までの区間は紀勢自動車道が未開通。
車の量が劇的に減って快適なドライブができました。
次の道の駅ですさみを通り抜けた証拠に買ったイノブタカレー、
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日置川での昼食はあばれん坊、地元で古くからありそうな食堂で楽しみ。
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お造り定食1350円は何と、刺身以外にサバ煮と鯨の刺身が付いてきました。
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鯨の刺身の美味しいこと! 今まで食べた太地や千葉の和田浦のものは冷凍でしたがこれは新鮮そのもの。
親父さんに聞いたところ太地からではなく大阪から仕入れたとか。


南紀白浜からは急に都会的になります。
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円月島、
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白良浜は通過のみでした。

梅の名所南部町、みなべと読みます。
最初は国道424号線、高野や龍神温泉へと行く道。
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紀州備長炭振興館、
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各地の備長炭の違い
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備長炭の由来
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備長炭の規格
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みなべ町梅振興館
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ここへ来る前に南部梅林へ立ち寄りましたが、梅の開花には2週間ほど早すぎたので梅干しだけ買ってきました。
塩漬けだけの梅干しが1㎏で1000円、食べやすいはちみつ梅は250gで1000円でした。
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2週間後には見られるであろう南部梅林のジオラマ、
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梅干しの由来
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夕暮れということで宿は「お宿喜作」御坊市にあります。今日は私一人の貸し切りだそうです。
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渓流沿いの簡素な宿です。部屋の布団も自分でひきます。
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風呂は駐車場の向こうにある川辺温泉きさくの湯、地元の人も入りに来る共同温泉です。
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思いのほか良い湯でした。またお土産で売っていた地元の蒲鉾各300円も思いのほかいける味。
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夕食がまた感激!
ひらめのお造り、熊野ポークの豆乳鍋、そして地元で獲れた太刀魚の塩焼きも旨かった。
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お酒がまた秀逸、高野山の般若湯。
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ぬる燗にしてもらいましたが、最初に甘みを感じるもののその後甘さがス~ッと消えてえもいえぬ味わいで感激。
良い宿を見つけたものでした。

この日の走行距離は229㎞、いろいろ立ち寄ったものです。