5月21日、これから晴れるかな?
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今日は快晴の予報、奥さんが「どこかへ行かないの?」と聞いてくるので、思いついて裏木曽へいくことに。
裏木曽とは御岳山の北側、岐阜県側の呼び名です。
上高地や安房峠へ行く国道158号線から分岐する県道26号線を野麦峠目指して進みます。
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県道39号線を野麦峠へ12㎞、晴れてきました。
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突如空から静けさを打ち破る轟音が! 4発プロペラ機が低空を飛び去っていきます。
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後で写真を拡大してみたところ米軍か自衛隊の輸送機らしい。鼻先の特徴からC-130ハキュリーズではないか? こんな山奥にも戦争の兆候が忍び寄っているようで怖いです。

信州最奥の川浦を過ぎ、
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草に埋もれた吊橋はかつて月夜沢峠を越えて開田へ続く道だったのか?
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程なく野麦峠(1672m)へ、乗鞍岳も顔を出しています。
家からここまで2時間、距離60㎞でした。
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今までの信州百峠では野麦峠までは来ましたが、岐阜県側へ下ったことはありません。
20年ほど前に岐阜側から登って来た思い出はありますが、その時はかなりの悪路だった印象です。
峠にある野麦峠の館(日本唯一峠の資料館)は閉館しています。
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資料館へのアプローチも草生してとても寂しい景色、残念です。

県道39号奈川野麦高根線、路面は狭くとも荒れたところはなくスムーズに下れます。
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野麦の集落を通過
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野麦の分校だった野麦学舎、
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路傍には「旧野麦街道糸引きのみち」
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国道361号線に合流左が木曽方面。
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これが国道から見た野麦峠への分岐、
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御岳山の裏側へ回り込みます。
濁河温泉まで15㎞。
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かなり上ったところに分岐が、柳蘭峠(1697m)野麦峠とほぼ同じ標高です。
ここを左へ
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濁河温泉はまだ8㎞もあります。ここまでくると寒さを感じます。
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下呂市に入りました、ここも左へ。
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濁河温泉着、向こうに停まっているのは私のバイクではありません。
CT125、ハンターカブです、ちょっとアイコンタクトして別れました。
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廃墟になった嶽の湯旅館
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御岳ホテルも休業中、
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この温泉で入浴を楽しんだ後昼食も、と思っていましたがあてがはずれそう。

白糸の滝
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その先で車通行止めに、
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対岸は登山道ではないようですが、
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あったのは平成のおさすり七福神、
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営業中らしい宿が湯の谷荘、声をかけたところ昼食は材料が無いので出せないが風呂はどうぞ、という嬉しいお言葉。
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入浴料800円でした。
内湯
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露天風呂
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濁川温泉という名前にしては濁りが少ないですね。
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金属味を少し感じる味、硫化水素のにおいもほのかに感じます。
この旅館は温泉街のほぼ中央です。
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風呂場に腕時計を忘れ途中で引き返すというハプニングがありましたが、その後木曾に向かいます。

この地は飛騨御嶽高原高地トレーニングエリアもあります。標高1200~2200mの間に様々なゾーンが設置されています。
ナショナルトレーニングセンター高地トレーニング強化拠点施設があり、その路傍には
「飛騨御岳尚子ボルダーロード」という碑も。
高橋尚子も走ったのでしょう。
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そこからは南に御岳山
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北には乗鞍岳が指呼の間?にそびえています。
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長峰峠からは長野県、
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峠の麓、開田の関谷には知人N氏の建設した省エネ住宅が
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表木曽から見た御岳山の姿。
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ここにある馬頭観音碑に注目、
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戦前にここ開田村には1800頭の木曽馬が飼われていましたが、戦時中軍の小各馬淘汰政策によって絶滅に瀕したことを反省し供養した碑です。
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時刻は1時半、さすがに腹が減ったのでそば処まつばで昼食、
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ざるそばと、
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写真を撮り忘れましたがかけそばを食べて元気回復。

今日のお土産は木曽町の御菓子田ぐちで、今が旬のほうば巻き
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ほうば巻きは枝に付いた葉っぱのままに作ってあります。
私は4個で一枝になっているものを購入。
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ほうばの少し強烈な香りに包まれた餅で季節を感じました。


今日の旅程は
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走行距離は233㎞でした。