5月18~19日の快晴を選んで、今年初のバイクで遠乗り。
山梨県の早川町を目指します。

なぜ早川町か?
学生時代に親しくしていた友人に早川君がいました。
彼がいつも言っていた「俺は山梨の僻地の早川に住んでいた」という言葉。
その後早川町から北岳へと続く林道があり、早川奥地の奈良田までは車で行けるという情報があったのでいつか行きたいと思っていました。

国道20号線で塩尻峠を越え、
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諏訪湖から今日の目的地の南アルプスも見えます。
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いつも中央道で走ると気づかない上諏訪の踏切、幹線国道には珍しいものですね。
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もひとつ踏切を渡り、
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茅野から韮崎を目指します。
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権現の森、甲州街道の金沢宿です。
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ここは高遠方面への分岐点でもあり、
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2022年8月にはこの西方の金沢峠へアプローチしましたが、金沢宿へは悪路で断念した記憶があります。
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ここも2022年に通った富士見坂峠を越えて甲州へ、
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そして山梨県との国界
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国道20号線から右、県道12号線を南アルプス市へ
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静岡身延方面へ、右へ行けば広河原、芦安。
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広河原は今日行く早川町からのバス路線も合流する北岳直下です。

ガソリン給油したらちょうど松本から100km。
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国道52号線に合流、身延方面へ
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早川、西山温泉は右へ、
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南アルプス街道に入りました。
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さすが南アルプス直下の川では砕石事業も
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早川町に入り南アルプスプラザ案内所、
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ここで情報収集、
①奈良田から広河原へのバス便=未だ未通、6月21日からの運行で今回は断念!
②新倉露頭は県道から5分くらい。
③昼食の場所=カフェ、そば屋、すし屋が各1軒ありそう。
広河原までバスで行けないことでかえってホッ!としました。
行くとなるとその往復だけで夕方になります。行けないとなれば早川町の隅々まで見ることができますから。

またパンフレットは豊富に取り揃えてありました。
そして早川町にはナンバーワンがいっぱいあることも。
日本で一番人口が少ない町(929人)
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町長の在任年数日本一(42年)
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日本(世界)で一番古い宿(創業705年、飛鳥時代)
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早川町役場
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草塩温泉、ジビエ処理場を見学するか、
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処理場には可愛い犬が二匹だけ
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誰もいません
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そして処理場の真ん前が草塩温泉、
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そのお隣にすし屋が、
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案内所で、早川町のような山間の地になぜすし屋?が新鮮な驚きでしたが、ちょうど昼時なのでここで昼食を摂ることに。
メニューには蕎麦以外に定食もありますが、
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せっかくなので寿司に、でも握りずしはボリュームが無さそうなので太巻きをオーダー、
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なかなかの味でした。

そして店のパンフレット
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には、東京は人形町ですし屋を35年間経営し、この地へ何度もボランティアで出向くうちに早川が気に入って移住してきたとか。
喉頭がん?で会話が不自由でしたが、この地の思いを語ってくれました。
案内所では町の人口が929人とありましたが、現在は900人を割り込んでいます。移住したときは1000人以上いたそうです。急激な人口減少がおきています。
また友人の消息がきになったので、早川町の早川姓を聞いたところ、この上流に早川という集落があるそうです。
最後に記念撮影にも応じてくれました。
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店を出るとジビエ処理場にも人影が、処理場は見れませんでしたがジビエの売り場を見せてくれました。
商品は冷凍の鹿肉
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そして缶詰
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明日もツーリングを続けるので冷凍肉を買うことはできませんでしたが、上流のやまめぴあという釣り堀ではジャーキーを売っているとか。
ジビエのパンフレット
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大金不動滝、
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今は水が枯れていますが、この滝の上流には武田氏の大金山金山があるそうです。
ここへの道すがら立ち寄った金沢宿と金沢峠の間にも武田氏の金鶏金山があったと記述がありました。どちらも南アルプス山塊、そして糸魚川静岡構造線上に位置していることと関係するのでしょう。

そしてここにも中央新幹線(リニア)の看板、一般車優先と書かれていますが平日ならばここもダンプ街道になっていることでしょう。
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燦燦と太陽が照る公園の東屋で休憩、きちんと整備されています。
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やまめぴあに立ち寄り、ここに鹿肉ジャーキーを売っているということでしたが、ジャーキーは犬用の餌らしいです。
隣接の早川町養魚センター、
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すし屋のおじさんに聞いた早川集落が対岸に、あの早川君の生まれ故郷か?
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そこからも林道富士見山線が伸びていますが、法面崩落のため通行止めでした。
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今日は土曜日でシ~ンとしていますが、中央新幹線南アルプストンネル山梨工区作業所
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ちなみに山梨⇒静岡⇒長野の間のリニア工区はこのようになっています。
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ここ早川から地中で南アルプスを掘り進み、静岡の大井川など水源地を通り抜けて長野の大鹿村へと貫通する巨大なトンネル。
長野の飯田周辺でも井戸が枯れたり、池の水位が下がるなどの影響が出ています。

その上流にありました、国指定天然記念物新倉の糸魚川静岡構造線、
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早川支流の内河内川にある糸魚川静岡構造線の露頭です。
県道から500m程にありました、今日の目的地のひとつです。
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西山温泉元湯蓬莱館
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その対岸にあるのが日本(世界)で一番古い宿慶雲館、
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その上に民宿えびすや、
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ここに泊まりたかったのですが、女将さんが今日は用事があるとかで実現できませんでした。

やっとたどり着いた奈良田は国道からおよそ30km、早川の広大な河川敷です。
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行けるところまで行くことに、奈良田からおよそ2km、このトンネルは頑丈なガードで塞がれています。この先18㎞が広河原ですが、この先は6月21日以降の楽しみに取っておきます。
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左へと上る林道へ行ってみます。
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でも200m程でガードが、
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奥から釣り人が降りてきて着替えをしていました。

奈良田に戻り奈良田の里温泉
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ここから櫛形山を越えて増穂町に至る県営丸山林道
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県営だから通れるかな? でもすぐに通行止め
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奈良田温泉の上にある古民家カフェ鍵屋
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ここで歴史民俗資料館と南アルプス山岳写真館(白籏史朗記念館)共通入場券600円を購入、
南アルプス山岳写真館(白籏史朗記念館)は鍵屋の上手
自分で照明のスイッチを入れて入場、もちろん私一人だけ。
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写真館は撮影ご法度、とても残念ながら素晴らしい作品群も紹介できません!
季節条件からそのアングルそして構図と申し分ない写真が並んでいます。
また建物も素晴らしい! 木立の中の斜面に建っている建物は日の差し具合も最高でした。
思わぬプレゼントも、白籏史朗賞の写真集。
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白籏史朗などが選定した第1~3回までの入選写真を掲載したものです。
その本(3800円)を自由にお持ちくださいとあります。
良い思い出ができました。

鍵屋をはさんで下手にある歴史民俗資料館、国指定文化財甲州西山の焼畑農耕用具が展示してあります。
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そこに入る前に隣にある山城屋、奈良田の民家を復元してあります。
中からはお婆さんの語りが聞こえてきます。
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ダムができる前の奈良田でしょうか?
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奈良田の風景
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早川の中学生がまとめた「奈良田の焼畑」知事賞を獲得した研究です。
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伝説に基づくジオラマ。
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歴史民俗資料館に入ります。
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ここも自分で照明を点灯。
昭和30年以前の奈良田の焼畑ビデオ
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地ごしらえの用具
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やぶ焼の用具
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奈良田を中心にした焼畑の分布
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焼畑の季節サイクルや農具のしおり
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奈良田では16年周期で焼畑を作っていて、そのサイクルが地味がやせて標高の高いここでは自然の摂理にかなった持続可能な農業を長年にわたって可能としてきました。

集落から離れた場所にある焼畑を耕作するために、一家総出で泊まり込むアラク小屋
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その内部
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橋も集落総出で架けました。丸太橋を架ける大正期の橋綱。
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などなど、ここも面白い!
これだから山深い里の資料館めぐりはやめられません。

これでUターン、宿のある高住へ、
来るときも気になった巨大構造物?
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あちらこちらにあります。
リニア残土の一時仮置き場です。
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飯田周辺でも残土処理が問題になっていますが、ここも仮置き場のままです。
この後この残土をどのように処理するのでしょう?
熱海のような豪雨や災害が起こった時はどうなるのでしょう?

宿を通り過ぎ、身延にある藤川クラフトパークでは薔薇が見頃を迎えています。
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今日の宿は俵屋旅館、修験の山七面山や身延山の参拝客用の宿です。
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部屋
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お風呂
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夕食はこれで十分、美味しくいただきました。
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今日の旅の客は私一人、それ以外にバスの添乗員とリニアのボーリング工事の人用の夕食
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そして朝食
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19日は曇り空、予報では午後から雨模様ということで、今日の予定を赤沢宿、身延山周辺に定めます。
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最初は宿の奥にある栃原砂防堰堤
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宿からは1km程、昭和8年完成の国の登録有形文化財です。
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木の間に堰堤が、
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その堰堤の上流には莫大な土石が充満しています。
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そのころから雨がポツポツ
これではずぶ濡れ、予定を全てキャンセルして松本へ舞い戻ります。
国道52号線を韮崎へ、
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韮崎で国道20号線に
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ここにもありました、甲州街道古道入り口
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そして現在の甲州街道を一目散
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幸い雨は大したことなく、諏訪からは上がり、そして昼前には帰り着きました。
雨具を乾かせて2日の旅が終わりました。
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今回の旅の軌跡はJの字
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2日間の走行距離は374kmでした。