5月10日から11日にかけては全国的に晴天!
ちょうど奥さんが実家に行くというので、私も次の旅に出かけることに。

思案の挙句選んだのは知多半島、3月に渥美半島へ行き、対岸に見える知多半島への思いもありましたが、調べるうちに知多半島をぐるっと周遊する国道を発見しました。
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国道247号線、名古屋の熱田を起点に豊橋まで行っています。
豊橋は渥美半島を巡った際の起点でしたので、今回は豊橋から遡りたいと思います。
その途中には西尾市があることも判明、西尾市を調べると赤穂浪士の敵役吉良上野介の領地もあります。
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俄然興味が湧いてきました。

天気も上々なのでバイクで行こうか?とも思いましたが、長野県は広い、広すぎる。
県境を突破するだけでも100km以上を走らなければなりません。
高速道を走れない私のバイクでは県境を越えるだけで3時間以上を消費してしまいます。
迷いましたが車で行くことに、そうすると最初の休憩は阿智PA。
松本から100kmちょっとです。
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東海環状道から
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またしても鞍ヶ池PAで休憩、
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豊川ICから直進すると国道247に入れるので、
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今回の旅は国道247を辿るのが目的です。
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この先でも東名に行ける? どうやら東名と並行して走っているようです。
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ボートレース蒲郡を左に見て
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西尾市に入り吉良の里へ
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最初は吉良饗庭塩の里、
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赤穂事件の発端として、吉良の饗庭塩が、新技術を獲得して優勢な赤穂の塩に押されて苦戦し、それを恨みに思った吉良上野介が浅野内匠頭を蔑ろにしたという説があり興味津々。
もちろん吉良氏の系図があります。
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古墳時代の土器など
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そして製塩業の道具各種
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やはり西尾市としては吉良氏を一番押しています。
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ここでは塩づくり体験もできるようです。
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ちょうど昼時、館の人に聞いて美味しそうな和食店を紹介してもらいました。
ふくなが亭、昔からの料亭も兼ねている店のようです。
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日替わりランチ1000円也、
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さすが料亭、シューマイは米をまぶした和風、鶏の唐揚げも薄味でしたが揚げ方もgood
みそ汁は三河らしく八丁味噌でしたが出汁の効き方もgoodでした。

次に向かったのは吉良家の菩提寺華蔵寺、あの小高い丘の麓か、
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華蔵寺に到着、
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駐車場には吉良さんが馬に乗ってお出迎え、
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森閑とした石段を登っていきます。
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本堂左手が吉良家墓所
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これが吉良上野介義央の墓、
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吉良家は義央の孫である義周が跡を継ぎましたが、赤穂事件の後幕府から「襲撃を防げず父を討たれた」として諏訪に幽閉、事件から3年後諏訪の法華寺で亡くなりました。

しかし吉良さんは地元では大いに慕われていたようです。
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次に行ったのは黄金堤、
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吉良義央の善政の代表がこの堤、
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180mにわたって築かれたこの堤のおかげで吉良の人々は出水にも悩まされなくなったということです。

黄金堤の近くにある郷社瀬門神社、目立たないところにあって探すのに苦労しました。
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実は西尾市でここを一番の楽しみにしていました。
石の鳥居をくぐって登ると、
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東条城跡
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その先の広場にはいくつかの碑が安置されています。
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ペンギンの石像? 白瀬矗(のぶ)日本人で初めて南極を探検した隊長でした。
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「大和雪原開拓者の碑」
アムンゼンに少し遅れて南極にたどり着いた地を大和雪原と名付けました。
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白瀬中尉の略歴
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そして南極観測船「しらせ」のスクリューが置かれていました。
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探検つながりで白瀬中尉と関連して思い出したのが福島大将。
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松本の出身で、この人も単騎シベリア横断をした探検家です。
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瀬門神社には頼朝、足利義持、家康も参拝しているようです。
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もう一か所、金蓮寺、
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そこの阿弥陀堂は昭和30年に国宝になりました。
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愛知県で一番古い木造建築でもあります。
格天井の木組みなども細密、
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本尊の阿弥陀様と面と向かうと厳かな空気を感じました。
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国道247を少し行くと一色。
一色の鰻で有名ですが、私はえびせんの工場に惹かれました。
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様々なえびせんをゲット。
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この後知多を巡って知ったことですが、そこら中でえびせんに出会いました。
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国道247を半田から武豊へ
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知多半島の突端師崎へ
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と思いましたが、時間が迫っています。
折角の温泉ならば5時には入館して、ゆっくり入浴してから美味しいビールと行きたいところです。
そこで知多半島を縦断し対岸の内海へ
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こちらは雰囲気が変わってリゾート気分です。
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今日は山海館に
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部屋は豪勢にオーシャンビュー!
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泉質は塩化物泉、大鹿村の鹿塩温泉よりちょっと塩っ辛い。
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展望利点風呂はローマ風、
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その上夕食が豪勢でした。
フグ鍋にアサリの炊き込みご飯と豊富な刺身には、
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生けの車エビ
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愛知名物特大のエビフライ、
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その上エビの塩焼き、
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仲居さんのボールペンもエビフライ
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でした。

今日は知多半島の先端までは行けませんでした。
明日は先端まで、できればその先にある日間賀島まで行き、知多半島の西岸を北上して三河湾周遊を完結したいものです。