4月26日、この日は快晴そして暖かい。
常念岳もクッキリ、
こんな日こそバイクの初乗りと行きましょう!
2019年の6月に購入したこのクロスカブ、思えば5年近く乗ったことになります。
県内の峠中心に走って走行距離は14000km。そんなにこき使ったせいか、この冬でバッテリーが完全に上がってしまいました。
バッテリーも含めて整備をしてもらってとても快調になりました。
奈川でNPOを設立して過疎地の農業振興を目指す「あぐり奈川」の田中さんを訪ねましょう。
青い空に飛行機雲、ちょっと寄り道をしながら。
バス停安曇支所前の先で左の梓川へと下ると
雑炊橋を渡り、橋場集落を抜け
道祖神の鎮座する稲核林道へ入ります。
しばらく登りが続き、その先に何か? 20mほど先にカモシカ?
にらみ合うこと30秒。
らちが明かないのでこちらから1m出ると1mさがり、そのうちに身をひるがえして谷へ下りていきました。
稲核ダムが木の間に見え隠れ、
林道の最高地点から
下りになってホッとします。
稲核の水場、旧鎌倉街道の貴重な水分補給所だったことでしょう。
稲核林道に続き旧鎌倉街道と思われる旧道へ寄り道したいと思います。
国道を左へ、大白川林道はチェーンが絡んでいます、しかし施錠はしていないので入れそう。
でも入っている間に鍵をかけられたら出ることができません。
勇気が無いので国道に戻り、現在建設中の大白川トンネルを経て、
入山への道を左へ取ります。
何と!大白川林道の反対側(大白川林道の支線)が全開です。
入っていこうと思ったら、奥から軽自動車が出てきました。
「入っていいですか?」「釣り客などが無断で入っているようですが本当はだめ!」
ということで目の前で施錠されてしまいました。
許可車両以外は入れないようです。
それではということで反対方向=入山方面へ、
こちらの路面も怪しげ、バイクだから通り抜けられますが。
やはりダメ、自転車なら担いで行けそうですがバイクも無理。
引き返し、奈川渡ダムの側へ回り込んでみます。
宮ノ下トンネルの右側を上って入山へ、
入山分岐の「道」の碑
碑文に込められた住民の思いが表現された文章で感激です。
分岐を左、先ほど通れなかった地点に近づけるかな?
やはり怪しいムードが漂ってきます。
ついに!これでは自転車でも不可能です。
あとで調べたところ、この未通の空白地域は約200m、これだけの崩落や倒木が残置されていることは、この道(旧野麦街道)も廃道の運命を辿るのでしょうか?
ここで引き返し、黒川渡方面へ旧道を行きます。
直進が野麦街道、左へ上ると御殿桜やクラインガルテンがあります。
御殿桜はショボショボ、
クラインガルテンも人気なく、
その先にはホンダカーズの森
大したことは無さそうと引き返しましたが、後で調べるとこの林道を尚も進めば黒川渡に行きつけるかも。
新たな課題となりました。
引き返し、野麦街道入山宿、
入山宿旅籠松田屋
その案内板
板葺き石置屋根の出し桁造り
その先、通行止めが出ていた通り通り抜けはできないようです。
宮ノ下トンネルの分岐へ戻る途中、埋められたトンネルに不思議を感じました。
これは旧宮ノ下トンネル?
現在の宮ノ下トンネルは広くて快適ですが、このトンネルはどこに通じている?
宮ノ下トンネルと次の橅の木隧道の間の空間
そこに木の葉に埋もれた旧道がありました。
ここに通じていたのか?
その証拠が橅の木隧道に入って10m程にあった段差、
ここから先はトンネルの大きさが急に狭くなっています。 なんとなく腑に落ちました。
野麦街道の出口、
ここには水没記念碑が、
奈川渡ダムができて水没してしまう角ヶ平集落の記念碑ですが、後で会う田中さんの先祖もこの時の移住で村を後にしたとか。
寂しい村にユニークなパン屋さん、製材所のパン屋。
入口はごく普通の民家の玄関。
でも開けて入ると素朴ながらも多種多様なパンで一杯です。
あれこれ迷いながらも買ったパン。
カンパーニュ、塩バタフランス、甘いリンゴをたっぷり入れたシナモン風味のパンも買いました。
気づくと13時、奈川そば福伝へ、
とうじそばもありましたが今日はもりそばに、
何気なく食べたもりそばの美味いこと!
ここ奈川には奈川在来種というそばがあり、
これが美味しさの秘密! 地元では300年の歴史があり、普通のそば粉に比べて収量は少ないものの味が詰まっています、ということのようです。
写真を撮るのも忘れて完食してしまいました。
ここでこんな看板に出会いました。
松本市奈川歴史民俗資料館、探してみましたが見つかりません。
峠を探ったり博物館や資料館を覗いてみるのが旅の醍醐味ですが今日はあきらめます。
それではと思い立ち、上高地乗鞍スーパー林道は開通したかな?
ガソリンを給油する際に聞いてみたら「開通は明日だよ」とのこと。
一応ゲートまで行ってみます。
この道を右折すればスーパー林道、そして白樺峠のはずです。
やっぱりゲートは閉ざされていました。
1日だけ早すぎました。
奈川温泉の源泉、温かくはない冷鉱泉です。
残念ながら旅館は休業中でした。
今日の目的地「NPOあぐり奈川」本部と田中理事長さん。
松本での事業を後進に譲り、奈川地区の休耕地開発を今年からスタートさせました。
単身で若い人2人と奈川に移り住み、ここを拠点に100枚近い畑を管理運営するとのこと。
本部の隣にも奈川温泉の源泉が、
旅館が休業中のため、この源泉も生かされていないそうです。
そして彼の生きがいがこのスズキスイフトスポーツ6段マニュアル。
週1回松本へ出るときに運転するのが楽しみだそうです。
準備中の圃場を見せてもらいました。
思ったより整備された畑です。
地元の人が畔の草刈りなどやってくれて、防護柵でイノシシなども防いでくれています。
若い人がトラクターで準備中
100枚の畑で、奈川在来そば、キャベツ、野沢菜、トウモロコシ、荏胡麻、保平かぶなどを考えているそうです。
あぐり奈川頑張れ! です。
この日の旅程はこの通りです。
常念岳もクッキリ、
こんな日こそバイクの初乗りと行きましょう!
2019年の6月に購入したこのクロスカブ、思えば5年近く乗ったことになります。
県内の峠中心に走って走行距離は14000km。そんなにこき使ったせいか、この冬でバッテリーが完全に上がってしまいました。
バッテリーも含めて整備をしてもらってとても快調になりました。
奈川でNPOを設立して過疎地の農業振興を目指す「あぐり奈川」の田中さんを訪ねましょう。
青い空に飛行機雲、ちょっと寄り道をしながら。
バス停安曇支所前の先で左の梓川へと下ると
雑炊橋を渡り、橋場集落を抜け
道祖神の鎮座する稲核林道へ入ります。
しばらく登りが続き、その先に何か? 20mほど先にカモシカ?
にらみ合うこと30秒。
らちが明かないのでこちらから1m出ると1mさがり、そのうちに身をひるがえして谷へ下りていきました。
稲核ダムが木の間に見え隠れ、
林道の最高地点から
下りになってホッとします。
稲核の水場、旧鎌倉街道の貴重な水分補給所だったことでしょう。
稲核林道に続き旧鎌倉街道と思われる旧道へ寄り道したいと思います。
国道を左へ、大白川林道はチェーンが絡んでいます、しかし施錠はしていないので入れそう。
でも入っている間に鍵をかけられたら出ることができません。
勇気が無いので国道に戻り、現在建設中の大白川トンネルを経て、
入山への道を左へ取ります。
何と!大白川林道の反対側(大白川林道の支線)が全開です。
入っていこうと思ったら、奥から軽自動車が出てきました。
「入っていいですか?」「釣り客などが無断で入っているようですが本当はだめ!」
ということで目の前で施錠されてしまいました。
許可車両以外は入れないようです。
それではということで反対方向=入山方面へ、
こちらの路面も怪しげ、バイクだから通り抜けられますが。
やはりダメ、自転車なら担いで行けそうですがバイクも無理。
引き返し、奈川渡ダムの側へ回り込んでみます。
宮ノ下トンネルの右側を上って入山へ、
入山分岐の「道」の碑
碑文に込められた住民の思いが表現された文章で感激です。
分岐を左、先ほど通れなかった地点に近づけるかな?
やはり怪しいムードが漂ってきます。
ついに!これでは自転車でも不可能です。
あとで調べたところ、この未通の空白地域は約200m、これだけの崩落や倒木が残置されていることは、この道(旧野麦街道)も廃道の運命を辿るのでしょうか?
ここで引き返し、黒川渡方面へ旧道を行きます。
直進が野麦街道、左へ上ると御殿桜やクラインガルテンがあります。
御殿桜はショボショボ、
クラインガルテンも人気なく、
その先にはホンダカーズの森
大したことは無さそうと引き返しましたが、後で調べるとこの林道を尚も進めば黒川渡に行きつけるかも。
新たな課題となりました。
引き返し、野麦街道入山宿、
入山宿旅籠松田屋
その案内板
板葺き石置屋根の出し桁造り
その先、通行止めが出ていた通り通り抜けはできないようです。
宮ノ下トンネルの分岐へ戻る途中、埋められたトンネルに不思議を感じました。
これは旧宮ノ下トンネル?
現在の宮ノ下トンネルは広くて快適ですが、このトンネルはどこに通じている?
宮ノ下トンネルと次の橅の木隧道の間の空間
そこに木の葉に埋もれた旧道がありました。
ここに通じていたのか?
その証拠が橅の木隧道に入って10m程にあった段差、
ここから先はトンネルの大きさが急に狭くなっています。 なんとなく腑に落ちました。
野麦街道の出口、
ここには水没記念碑が、
奈川渡ダムができて水没してしまう角ヶ平集落の記念碑ですが、後で会う田中さんの先祖もこの時の移住で村を後にしたとか。
寂しい村にユニークなパン屋さん、製材所のパン屋。
入口はごく普通の民家の玄関。
でも開けて入ると素朴ながらも多種多様なパンで一杯です。
あれこれ迷いながらも買ったパン。
カンパーニュ、塩バタフランス、甘いリンゴをたっぷり入れたシナモン風味のパンも買いました。
気づくと13時、奈川そば福伝へ、
とうじそばもありましたが今日はもりそばに、
何気なく食べたもりそばの美味いこと!
ここ奈川には奈川在来種というそばがあり、
これが美味しさの秘密! 地元では300年の歴史があり、普通のそば粉に比べて収量は少ないものの味が詰まっています、ということのようです。
写真を撮るのも忘れて完食してしまいました。
ここでこんな看板に出会いました。
松本市奈川歴史民俗資料館、探してみましたが見つかりません。
峠を探ったり博物館や資料館を覗いてみるのが旅の醍醐味ですが今日はあきらめます。
それではと思い立ち、上高地乗鞍スーパー林道は開通したかな?
ガソリンを給油する際に聞いてみたら「開通は明日だよ」とのこと。
一応ゲートまで行ってみます。
この道を右折すればスーパー林道、そして白樺峠のはずです。
やっぱりゲートは閉ざされていました。
1日だけ早すぎました。
奈川温泉の源泉、温かくはない冷鉱泉です。
残念ながら旅館は休業中でした。
今日の目的地「NPOあぐり奈川」本部と田中理事長さん。
松本での事業を後進に譲り、奈川地区の休耕地開発を今年からスタートさせました。
単身で若い人2人と奈川に移り住み、ここを拠点に100枚近い畑を管理運営するとのこと。
本部の隣にも奈川温泉の源泉が、
旅館が休業中のため、この源泉も生かされていないそうです。
そして彼の生きがいがこのスズキスイフトスポーツ6段マニュアル。
週1回松本へ出るときに運転するのが楽しみだそうです。
準備中の圃場を見せてもらいました。
思ったより整備された畑です。
地元の人が畔の草刈りなどやってくれて、防護柵でイノシシなども防いでくれています。
若い人がトラクターで準備中
100枚の畑で、奈川在来そば、キャベツ、野沢菜、トウモロコシ、荏胡麻、保平かぶなどを考えているそうです。
あぐり奈川頑張れ! です。
この日の旅程はこの通りです。