3月30日は今期最後の日。
福江から岬の北端の中山へ、
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中山には伊良湖射場(陸軍の試砲場)という戦争遺産があることが判明、そこへ行ってみよう!
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明治34年ここ西の浜一帯は軍によって接収され、太平洋戦争終結まで伊良湖村の全村民が集団移転を余儀なくされた。
鉄筋がむき出しになった現在の塔、この施設は現在は個人所有で、中には農業用のマルチなどの廃材が置かれていた。
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ここにあるのは気象塔兼展望塔と無線電信所。大砲や砲弾の発射試験をし、その飛弾や着弾の観測をした施設だ。
地元ではこの塔を六階建と呼ぶらしい。

現在この近くにはJERAの渥美火力発電所がある。
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JERAとは東京電力と中部電力が各々50%出資した発電会社。全国に26か所の火力発電所があり、日本の電力の30%を賄っているという。
佐久間ダムはJパワー、これが水力発電を担当し、JERAが火力発電を担当しているのか?
今まで火力であれ水力であれ発電所は各電力会社が直接運営していると思っていましたが、それとは別の企業体があるのでしょうか?
ここら一帯は広大なキャベツ畑が展開、遠くに発電所の巨大煙突が見えます。
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海岸へ出てみると休日でもあり釣り人が、
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岬の突端を目指します。
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峠を回り込むとある椰子の実記念碑と
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民俗学者の柳田國男がここ恋路ヶ浜で拾った椰子の実の話を親友の島崎藤村に語り「椰子の実」の詩が誕生した。昭和54年、北マリアナ諸島のロタ島から1000個の椰子の実を流し、そのうち1個がここに漂着したという。
日出(ひい)の石門。
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中央に空洞ができた奇岩、
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どうする家康のロケ地にもなった。
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伊良湖神社
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遙拝所、この先が伊勢神宮らしい。
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ご神馬
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伊良湖東大寺瓦窯跡、
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平安時代末期から盛んに生産活動をしていた渥美窯の一つで、平氏によって焼失した東大寺の瓦もここの物が使われたという。
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ちなみに昔東大寺を訪れた際、瓦を奉納してきました。そんな思い出と今回の窯跡がつながって興味深いことです。
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窯跡の上部には初立ダム。
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どうやら天竜川水系の水がこの渥美半島の突端まで引かれているという。
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そんな目で見るとこの流れも愛おしいですね。
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なにせこのダムから岬の先まではこの距離、白く岬のホテルが見えます。
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国道42号線を浜松方面へ、
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このまま海岸沿いを走って浜松へ行きたいところだが、私には任務が。昨日訪ねたアツミフードオアシスの豊橋山田店にバイヤーがいるかも、いれば名刺交換くらいはしておきたい。
ということで赤羽根で内陸部へ、
道の駅あかばねロコステーション
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アツミフードオアシス山田店は愛知大学のそばでした。
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ここも福江店と同じくホームセンターのDCMと隣り合わせでした。
残念ながらバイヤーは16時出勤、それまで待っているわけにいきません。
面白そうなこだわり商品を見て、買っていきます。

渋滞が怖くて走りたくなかった国道1号線になぜか入ってしまいました。
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東名音羽蒲郡で高速に入ろう、
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高速入り口にあったヤマサちくわのテラスで昼食。
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もちろんお土産と出来立てちくわは買いました。
昼食はちくわ(一番下)、アツミフードオアシスで買ったばくだんおにぎりと豚汁(一番上)
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さすがこだわりのアツミフードオアシス、おにぎりに添加物は入っていません!
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ということで今回も無事に帰ってきましたが、2日間の走行距離は675,5kmでした。

また奥さんへ?(自分の)お土産として
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会社へも豊川のラーメンや焼きそばを
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そしてサンプルとしてとんかつ等の揚げ物や
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加工食品など
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やっぱり地元のスーパーを周ると買いたいものが増えてきます。


その後の情報
伊良湖岬から浜松方面へと走った国道42号線、この道は浜松から伊良子岬、そこから海路で(ということは岬にあったフエリーターミナルから)鳥羽へ、鳥羽から紀伊半島の外周をぐるりと走り和歌山県の県庁を終点とする国道ということが下記の記事から判明しました。
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掲載されていたのが「三遠南信Biz」
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奥三河を走っていた際に見つけた地方紙ですが、日本周遊の旅には願ってもない朗報です。