2月23日はあいにくの雨、
今日は西表島から波照間島へ直行便で行く予定でしたが、その便が欠航となりもう一度石垣島へ引き返して波照間島へ行くしかない状況に。
波照間島へ着く時間が2時間ばかり損することに。
大原のやまねこレンタカーでダイハツタントを借りて、
あまり見どころがなさそうな南海岸へ行ってみることに。
このレンタカー、ナビはついていませんがいろいろおしゃべりをしてくれます。
制限速度を40km以下に、学校の付近は30km以下で、ヤマネコが出て来るので注意! などなど世界自然遺産の島らしい配慮がされています。
宿にはこんなパンフレットも置いてありました。
南岸はどこまでも行けるわけではありません。大原から5km先で道路が無い状況です。
左忘勿石(わすれないし)?
忘勿石之碑案内、
ジャングルの入り口にゲートが
密林を下っていくと
浜に下りた途端忘勿石之碑、立派な碑です。
案内文には
昨晩宿で見た本の中にありました。
終戦直前、波照間島からこの地へ軍令で強制疎開された人々がマラリヤに罹患し多くの人が亡くなったというものです。墓標で見るだけでも84名の犠牲者です。
碑の傍らに識名信升先生が実際に刻んた忘勿石の刻字
晴れていれば波照間島も望見できそうな美しい砂浜にも悲しい思いが潜んでします。
何気なく来てしまった所で、今まで知らなかったことに直面するということも旅ならではです。
その先には日本最南端南風見田キャンプ場
ただここで通行止め、がっかり。
しかし右脇を見てみると
1965ヤマネコ発見の地
1965年5月5日、大原中学校の生徒が遠足中に傷ついたヤマネコを発見、戸川幸夫などがその骨を鑑定して新種として認定されました。
感激です! 私が昔読んだ戸川幸夫の「イリオモテヤマネコ」
その発見の場に立てたということで西表島に来た甲斐がありました。
観光案内にも書いてないので神様のお導き?
ここで引き返すことに。
次は西表野生動物保護センターへ、
来るときは気づきませんでしたが、工場の門前のポスターを発見。
西表糖業株式会社、
昨日旅館で見た虎屋の「おもかげ」
製糖工場です。今がサトウキビの収穫期、中に入って
事務所に行くと、虎屋の羊羹も販売していました。
東京でなく西表のお土産とはいささか面白いですが購入。
大原、大富を経て前良川の岸辺、古見のサキシマスオウノキ群落、
川辺にマングローブが密生しています。西表島は日本のマングローブ林の70%近くを占めています。
子ネコ出没中
西表野生動物保護センター
野生動物の交通事故を防ぐ取り組み
館内は無料、そして写真撮影OK,
島内の野生動物発見地や事故現場が網羅されています。
出現地が白、事故現場が赤で表示。
イリオモテヤマネコもかなり犠牲になっています。
レンタカーにも音声案内が付いているように、貴重な自然遺産を守る取り組みをしています。
イリオモテヤマネコ
イエネコとの比較、耳の先が丸い、鼻が大きいなど形質的にもだいぶ違います。
他のネコ科との食べ物の違い、
哺乳類から鳥類、昆虫に至る幅広い食性が、今まで生き残ってきた秘訣か。
ゆっくり見ていると船に遅れます。
大原港へと戻る途中の路面を注意してみると
片勾配の側溝
車が走ると音が出る路面
などここらしい野生動物保護への配慮が。
ここでもランチをやっている店を探すのも大変、大富共同売店で弁当を購入して港で食べるのが無難。
ハンバーグ弁当
ミニチャンプル弁当、どちらも製造元は石垣市でした。
船で送られてきた貴重な弁当です。
石垣行の船が入港
ここで西表島の走行経過を確認。
全島踏破どころか全体の四分の一以下、でも再訪する目的もできました。
石垣港沖には豪華なクルーズ船
港には具志堅用高さんがお出迎えです。
直ちに波照間島行の双胴船に乗り込みます。
やはり外海は波が高い、船外を見ていると鳥が海に突っ込んでいます。
アジサシ? 魚を取っているようです。
2時間弱で波照間島へ、最南端の島波照間島へようこそ。4時を回っています。
波照間島船客センター
領海、EEZを支える日本最南端の有人国境離島、ものものしいモニュメントですが、緊張感を感じます。
与那国島はおっとりした空気感でしたが、この島はピリッとしています。
港にはレンタカーが出迎えているはずでしたがいません。
電話をすると少し歩いたところに事務所があるからそこへ来て、と言われて行ったけど無人?
もう一度電話をすると駐車場にNboxがあり、室内にキーがあるからそのまま乗っていって良いよ。
ここは何かピリッとしません。
確かに狭い島ですから勝手に乗っていってもどこかで見つかるからかな?
夕暮れには2時間もありません、明日も予定変更で9時過ぎには出なければ。レンタカーも今日に2時間だけのレンタルにしました。
ニジ浜、西表島の南岸忘勿石あたりが霞んで見えます。
農林水産省補助事業
ヤギの親子やサトウキビ畑を見ながら島の対岸へ
日本の最南端の地と思って行ったところは広大な貯水池
後で聞いたところこの島で水対策は重要、昔は日照りで大変な苦労を味わったようです。
その横には底名溜池展望台、この先は広大な太平洋です。
その先でもヤギが、
日本最南端平和の碑、日本最南端の地に着きました。
波照間の碑
日本最南端の碑、日の丸が掲示されています。設置したのは神道青年全国協議会
天候もありますが、最南端の地に立ってみても高揚がないな。
その東には波照間島菱空観測タワー、残念ながら閉館中。
そのまた東には波照間空港がありました。
現在定期便は飛んでいないと思っていましたが、今年1月から石垣空港との間を月水土曜日に往復1便飛んでいるそうです。機材はツインオッター、15人ほど乗れる軽飛行機です。ちなみに大人で片道14000円船の3倍以上です。
育てよう土 われらの力で
ここにも農林水産省補助事業、最南端の地で台風もくれば渇水にも脅かされる中での農業は過酷でしょう。
宿で読んだ竹富町史 波照間島には
土地改良事業の概要が、ほとんど全島にわたって土地改良を受けています。
集落近くには先島諸島火番守、
琉球王朝時代に作られた海上を監視して烽火を上げたと伝わるもの。
登ってみると遠く西表島も見えます。
町の中心ムシャーマ公園
その前には名石共同売店
100mほど離れたところにも南売店
ご当地の物を求めるなら共同売店、
日本最南端の証
島泡盛の泡波ミニチュアボトル
もちきびと和三盆糖
今日の宿はホテルオーシャンズ
旅に出る前に悩んだのがこの島での夕食。
ホテルは朝食のみ、夕食は近くの居酒屋で、それも予約を取らなければ休みの可能性もあると。
近在の居酒屋に電話を入れてもズ~ッと不在、電話に出たと思えば5日前からしか受け付けないとつれない返事。
やっと取れた予約がここ味〇(みまる)。当たりでありますように!
良かった、この日も予約で満席です。
店内には島泡盛の泡波がぎっしり。
メニューと
お品書きも勢ぞろい。
島魚三種盛、真ん中のソデイカのねっとりとして旨いこと!
店の名物緑のギョウザ、与那国でも出会った長命草入りのギョウザです。
皿の脇にあるのが長命草。
新鮮なカツオのなまり節
ふチャンプル、豚肉の代わりにお麩が入っていますが、これがあっさりした肉のような食感で美味かった。
女将さんの背中の味〇のロゴに感謝です。
ヘリコプタークルーズもありますよ。
お値段とボリユームの感覚で言えばほぼ松本並みの水準でした。
灯火の無い帰り道
宿のフロントには、地域で協力しあう姿勢が、
あんまマッサージ
星空ツアー
ヘッドスパ等々、
旅に出て四日目、そろそろ疲れが溜まりだしました。おやすみなさい。
今日は西表島から波照間島へ直行便で行く予定でしたが、その便が欠航となりもう一度石垣島へ引き返して波照間島へ行くしかない状況に。
波照間島へ着く時間が2時間ばかり損することに。
大原のやまねこレンタカーでダイハツタントを借りて、
あまり見どころがなさそうな南海岸へ行ってみることに。
このレンタカー、ナビはついていませんがいろいろおしゃべりをしてくれます。
制限速度を40km以下に、学校の付近は30km以下で、ヤマネコが出て来るので注意! などなど世界自然遺産の島らしい配慮がされています。
宿にはこんなパンフレットも置いてありました。
南岸はどこまでも行けるわけではありません。大原から5km先で道路が無い状況です。
左忘勿石(わすれないし)?
忘勿石之碑案内、
ジャングルの入り口にゲートが
密林を下っていくと
浜に下りた途端忘勿石之碑、立派な碑です。
案内文には
昨晩宿で見た本の中にありました。
終戦直前、波照間島からこの地へ軍令で強制疎開された人々がマラリヤに罹患し多くの人が亡くなったというものです。墓標で見るだけでも84名の犠牲者です。
碑の傍らに識名信升先生が実際に刻んた忘勿石の刻字
晴れていれば波照間島も望見できそうな美しい砂浜にも悲しい思いが潜んでします。
何気なく来てしまった所で、今まで知らなかったことに直面するということも旅ならではです。
その先には日本最南端南風見田キャンプ場
ただここで通行止め、がっかり。
しかし右脇を見てみると
1965ヤマネコ発見の地
1965年5月5日、大原中学校の生徒が遠足中に傷ついたヤマネコを発見、戸川幸夫などがその骨を鑑定して新種として認定されました。
感激です! 私が昔読んだ戸川幸夫の「イリオモテヤマネコ」
その発見の場に立てたということで西表島に来た甲斐がありました。
観光案内にも書いてないので神様のお導き?
ここで引き返すことに。
次は西表野生動物保護センターへ、
来るときは気づきませんでしたが、工場の門前のポスターを発見。
西表糖業株式会社、
昨日旅館で見た虎屋の「おもかげ」
製糖工場です。今がサトウキビの収穫期、中に入って
事務所に行くと、虎屋の羊羹も販売していました。
東京でなく西表のお土産とはいささか面白いですが購入。
大原、大富を経て前良川の岸辺、古見のサキシマスオウノキ群落、
川辺にマングローブが密生しています。西表島は日本のマングローブ林の70%近くを占めています。
子ネコ出没中
西表野生動物保護センター
野生動物の交通事故を防ぐ取り組み
館内は無料、そして写真撮影OK,
島内の野生動物発見地や事故現場が網羅されています。
出現地が白、事故現場が赤で表示。
イリオモテヤマネコもかなり犠牲になっています。
レンタカーにも音声案内が付いているように、貴重な自然遺産を守る取り組みをしています。
イリオモテヤマネコ
イエネコとの比較、耳の先が丸い、鼻が大きいなど形質的にもだいぶ違います。
他のネコ科との食べ物の違い、
哺乳類から鳥類、昆虫に至る幅広い食性が、今まで生き残ってきた秘訣か。
ゆっくり見ていると船に遅れます。
大原港へと戻る途中の路面を注意してみると
片勾配の側溝
車が走ると音が出る路面
などここらしい野生動物保護への配慮が。
ここでもランチをやっている店を探すのも大変、大富共同売店で弁当を購入して港で食べるのが無難。
ハンバーグ弁当
ミニチャンプル弁当、どちらも製造元は石垣市でした。
船で送られてきた貴重な弁当です。
石垣行の船が入港
ここで西表島の走行経過を確認。
全島踏破どころか全体の四分の一以下、でも再訪する目的もできました。
石垣港沖には豪華なクルーズ船
港には具志堅用高さんがお出迎えです。
直ちに波照間島行の双胴船に乗り込みます。
やはり外海は波が高い、船外を見ていると鳥が海に突っ込んでいます。
アジサシ? 魚を取っているようです。
2時間弱で波照間島へ、最南端の島波照間島へようこそ。4時を回っています。
波照間島船客センター
領海、EEZを支える日本最南端の有人国境離島、ものものしいモニュメントですが、緊張感を感じます。
与那国島はおっとりした空気感でしたが、この島はピリッとしています。
港にはレンタカーが出迎えているはずでしたがいません。
電話をすると少し歩いたところに事務所があるからそこへ来て、と言われて行ったけど無人?
もう一度電話をすると駐車場にNboxがあり、室内にキーがあるからそのまま乗っていって良いよ。
ここは何かピリッとしません。
確かに狭い島ですから勝手に乗っていってもどこかで見つかるからかな?
夕暮れには2時間もありません、明日も予定変更で9時過ぎには出なければ。レンタカーも今日に2時間だけのレンタルにしました。
ニジ浜、西表島の南岸忘勿石あたりが霞んで見えます。
農林水産省補助事業
ヤギの親子やサトウキビ畑を見ながら島の対岸へ
日本の最南端の地と思って行ったところは広大な貯水池
後で聞いたところこの島で水対策は重要、昔は日照りで大変な苦労を味わったようです。
その横には底名溜池展望台、この先は広大な太平洋です。
その先でもヤギが、
日本最南端平和の碑、日本最南端の地に着きました。
波照間の碑
日本最南端の碑、日の丸が掲示されています。設置したのは神道青年全国協議会
天候もありますが、最南端の地に立ってみても高揚がないな。
その東には波照間島菱空観測タワー、残念ながら閉館中。
そのまた東には波照間空港がありました。
現在定期便は飛んでいないと思っていましたが、今年1月から石垣空港との間を月水土曜日に往復1便飛んでいるそうです。機材はツインオッター、15人ほど乗れる軽飛行機です。ちなみに大人で片道14000円船の3倍以上です。
育てよう土 われらの力で
ここにも農林水産省補助事業、最南端の地で台風もくれば渇水にも脅かされる中での農業は過酷でしょう。
宿で読んだ竹富町史 波照間島には
土地改良事業の概要が、ほとんど全島にわたって土地改良を受けています。
集落近くには先島諸島火番守、
琉球王朝時代に作られた海上を監視して烽火を上げたと伝わるもの。
登ってみると遠く西表島も見えます。
町の中心ムシャーマ公園
その前には名石共同売店
100mほど離れたところにも南売店
ご当地の物を求めるなら共同売店、
日本最南端の証
島泡盛の泡波ミニチュアボトル
もちきびと和三盆糖
今日の宿はホテルオーシャンズ
旅に出る前に悩んだのがこの島での夕食。
ホテルは朝食のみ、夕食は近くの居酒屋で、それも予約を取らなければ休みの可能性もあると。
近在の居酒屋に電話を入れてもズ~ッと不在、電話に出たと思えば5日前からしか受け付けないとつれない返事。
やっと取れた予約がここ味〇(みまる)。当たりでありますように!
良かった、この日も予約で満席です。
店内には島泡盛の泡波がぎっしり。
メニューと
お品書きも勢ぞろい。
島魚三種盛、真ん中のソデイカのねっとりとして旨いこと!
店の名物緑のギョウザ、与那国でも出会った長命草入りのギョウザです。
皿の脇にあるのが長命草。
新鮮なカツオのなまり節
ふチャンプル、豚肉の代わりにお麩が入っていますが、これがあっさりした肉のような食感で美味かった。
女将さんの背中の味〇のロゴに感謝です。
ヘリコプタークルーズもありますよ。
お値段とボリユームの感覚で言えばほぼ松本並みの水準でした。
灯火の無い帰り道
宿のフロントには、地域で協力しあう姿勢が、
あんまマッサージ
星空ツアー
ヘッドスパ等々、
旅に出て四日目、そろそろ疲れが溜まりだしました。おやすみなさい。