9月15日、今週は快晴とはならなくとも、一応曇または晴れという予報なので、目星をつけていた木曾方面へ一泊で出かけます。
今日の本命は神坂峠。
言わずと知れた古代東山道の信濃へと入る難所です。
以前にも阿智村方面からアプローチしましたが、林道閉鎖で断念した峠を、今回は岐阜方面=馬籠を起点に再チャレンジします。
もはや通いなれた中山道の洗馬宿。
その分岐を見返すと、今まで気にもしていなかった案内が目を引きます。
何とここが中山道と善光寺道の分去れとあります。
ここから50mのところにある常夜灯、
先ほどの分岐に建っていたものを移設したものですが、ここからは塩尻宿を経て、江戸まで30宿、59里。善光寺道は郷原や松本を経て、善光寺まで17宿、19里だそうです。
国道19号線に入り、日出塩から贄川への途中には現代の分去れが。
今までの国道はここから左折していましたが、
そして折れてすぐに目に入る「ここより木曽路」=旧道
そして新しい道=桜沢トンネルが完成し、冬場は凍結して滑りやすい旧道を避け、快適なトンネルになりました。
馬籠と言えば岐阜との県境、100km以上ありますから2度ほどの休憩を余儀なくされます。
途中の大桑村道の駅案内で今日のルートを明かに。
ここから妻籠を経て馬籠、そこから中央道の神坂SA をくぐり抜けて恵那山トンネルの上を右隅の(表示にはない)神坂峠へ、か細い白線の道を行きます。
その後は田立の滝下手の川上(かわうえ)峠、滝上方の柿其峠を回り、野尻のフォレスパ木曾あてら荘に泊まる予定です。
三留野の桃介橋をくぐり
国道256号線に左折、
妻籠を経て、大妻籠へ
旧中山道を横目に
大妻籠宿
下り谷の一里塚を経て、
馬籠峠(790m)
いよいよ岐阜県は中津川市
左手に見える恵那山は残念ながら雲の中。
馬籠宿上手のトイレに寄って、
中央道神坂PAを俯瞰する場所まで来ましたが、ここは現在スマートICの工事中でした。
中央道を通過するだけなら、神坂PAは山の中、周りに集落があるなど気にもしませんが、下道を走ると、結構人口密度が高い様相、中学校もあります。
ここでちょいと不安に、神坂峠への登り口が良く分かりません。一旦馬籠の休憩所に戻って情報収集と、昼近くになったので昼食を喫しよう。
「まごめや」にて昼食、
今日は木曽路らしく?そばと五平餅のセットで800円也。
店の人に聞きますが、若い人は神坂峠が分かんない! 年配の女性から聞いた情報は私の勘とピッタリ符合。
スマートIC工事中を抜け
T字路を左へ、
1KMほども行くと案内が、神坂峠までこの先の橋を渡って13km。
雲の彼方に恵那山が
湯舟沢国有林に入ります。
林道大谷霧が原線を、
強清水、東山道最大の難所、神坂峠をひかえて喉を潤すところ。
先ほどの旧中山道と同じようなたたずまいの登山道、古代東山道もこのようだったのでしょう。
下界の馬籠は雲の中、
13kmの林道は登りごたえ充分、でも快適な舗装路で救われます。
「水またぎ」 このあたりからも古代の須恵器や土師器が出土したそうです。
と思ったのもつかの間、神坂峠(1585m)まで100m。
峠はやっぱり霧の中、現在でも難所に変わりない。
峠の風景
峠からは三方に分かれています。
左へ行くと、
古代の東山道
熊が怖いので、用意しておいた熊鈴を装着。
霧かすむ中を登っていくと
ここぞ!古代からの神坂峠到着。
案内
神坂峠遺跡
ここにも多くの祭祀跡があり、茅野の雨境峠のような滑石製の鏡や剣、鉄製品が出土しているようです。
これで、私も信州を横断する古代東山道を西の神坂峠から、中央の雨境峠、東の碓氷峠と確認することができました。
その先には、霧にかすんでわびしさ漂う阿智村の施設、富士見台萬岳荘。
営業はしていないようです。
峠を右へ行くと
関係者以外立ち入り禁止、そして非情なゲート。
左はロープウエー乗り場? 左は阿智村へ降りるルートのようですが、ここで引き返しました。
中央道を上に見て
中津川に下り、木曽方面へ引き返します。
長野県に入り、
最初の信号が田立の滝方面、
田立駅
ちょうど中央西線の電車が、
田立 花馬の里案内図、
これから行くのは、至川上と書かれた左手の川上峠、そしてうるうの滝方面の柿其峠。しかし一般車両通行止と書かれていて、一抹の不安が。
川上峠入口、左方へ登ります。川上(かわうえ)村は岐阜県。
林道長根線
快適な登り道
あっけなく登りが終わります。
後ろを振り返ると、長野県南木曽町、
これが峠? その先には製材所が、
製材所に確かめに行きます。森林組合の製材工場のようです。
間違いなし、ここが信州と飛騨との国境、川上(かわうえ)峠(648m)
あっけない川上峠でしたが、柿其峠が心配。
田立駅の手前へ戻って、田立の滝へ。
田立の滝への案内は完備しています。
田立オートキャンプ場を経て、うるうの滝方面へ
右がうるうの滝、左は粒栗駐車場(田立の滝への最終駐車場)。
うるうの滝
予想以上にダイナミック、ここでも熊鈴をつけて撮影。
やはりこの分岐で通行止めになりました。
引き返し、田立の滝の最終駐車場へ
田立の滝を見るのは生半可ではありません。1~3時間の登攀を覚悟しなければなりません。
滝があるということは、高低差が大きいということでしょう。
国道に戻り、野尻を目指します。今の気温は23℃!
今日は暑くもなく、寒くもなく、少し降られましたが快適な道行きでした。
フォレスパ木曾は左、
今日の宿、フォレスパ木曾あてら荘
走行距離は220km、その半分は松本からの行程です。
所要時間は8時間40分でした。
今日の本命は神坂峠。
言わずと知れた古代東山道の信濃へと入る難所です。
以前にも阿智村方面からアプローチしましたが、林道閉鎖で断念した峠を、今回は岐阜方面=馬籠を起点に再チャレンジします。
もはや通いなれた中山道の洗馬宿。
その分岐を見返すと、今まで気にもしていなかった案内が目を引きます。
何とここが中山道と善光寺道の分去れとあります。
ここから50mのところにある常夜灯、
先ほどの分岐に建っていたものを移設したものですが、ここからは塩尻宿を経て、江戸まで30宿、59里。善光寺道は郷原や松本を経て、善光寺まで17宿、19里だそうです。
国道19号線に入り、日出塩から贄川への途中には現代の分去れが。
今までの国道はここから左折していましたが、
そして折れてすぐに目に入る「ここより木曽路」=旧道
そして新しい道=桜沢トンネルが完成し、冬場は凍結して滑りやすい旧道を避け、快適なトンネルになりました。
馬籠と言えば岐阜との県境、100km以上ありますから2度ほどの休憩を余儀なくされます。
途中の大桑村道の駅案内で今日のルートを明かに。
ここから妻籠を経て馬籠、そこから中央道の神坂SA をくぐり抜けて恵那山トンネルの上を右隅の(表示にはない)神坂峠へ、か細い白線の道を行きます。
その後は田立の滝下手の川上(かわうえ)峠、滝上方の柿其峠を回り、野尻のフォレスパ木曾あてら荘に泊まる予定です。
三留野の桃介橋をくぐり
国道256号線に左折、
妻籠を経て、大妻籠へ
旧中山道を横目に
大妻籠宿
下り谷の一里塚を経て、
馬籠峠(790m)
いよいよ岐阜県は中津川市
左手に見える恵那山は残念ながら雲の中。
馬籠宿上手のトイレに寄って、
中央道神坂PAを俯瞰する場所まで来ましたが、ここは現在スマートICの工事中でした。
中央道を通過するだけなら、神坂PAは山の中、周りに集落があるなど気にもしませんが、下道を走ると、結構人口密度が高い様相、中学校もあります。
ここでちょいと不安に、神坂峠への登り口が良く分かりません。一旦馬籠の休憩所に戻って情報収集と、昼近くになったので昼食を喫しよう。
「まごめや」にて昼食、
今日は木曽路らしく?そばと五平餅のセットで800円也。
店の人に聞きますが、若い人は神坂峠が分かんない! 年配の女性から聞いた情報は私の勘とピッタリ符合。
スマートIC工事中を抜け
T字路を左へ、
1KMほども行くと案内が、神坂峠までこの先の橋を渡って13km。
雲の彼方に恵那山が
湯舟沢国有林に入ります。
林道大谷霧が原線を、
強清水、東山道最大の難所、神坂峠をひかえて喉を潤すところ。
先ほどの旧中山道と同じようなたたずまいの登山道、古代東山道もこのようだったのでしょう。
下界の馬籠は雲の中、
13kmの林道は登りごたえ充分、でも快適な舗装路で救われます。
「水またぎ」 このあたりからも古代の須恵器や土師器が出土したそうです。
と思ったのもつかの間、神坂峠(1585m)まで100m。
峠はやっぱり霧の中、現在でも難所に変わりない。
峠の風景
峠からは三方に分かれています。
左へ行くと、
古代の東山道
熊が怖いので、用意しておいた熊鈴を装着。
霧かすむ中を登っていくと
ここぞ!古代からの神坂峠到着。
案内
神坂峠遺跡
ここにも多くの祭祀跡があり、茅野の雨境峠のような滑石製の鏡や剣、鉄製品が出土しているようです。
これで、私も信州を横断する古代東山道を西の神坂峠から、中央の雨境峠、東の碓氷峠と確認することができました。
その先には、霧にかすんでわびしさ漂う阿智村の施設、富士見台萬岳荘。
営業はしていないようです。
峠を右へ行くと
関係者以外立ち入り禁止、そして非情なゲート。
左はロープウエー乗り場? 左は阿智村へ降りるルートのようですが、ここで引き返しました。
中央道を上に見て
中津川に下り、木曽方面へ引き返します。
長野県に入り、
最初の信号が田立の滝方面、
田立駅
ちょうど中央西線の電車が、
田立 花馬の里案内図、
これから行くのは、至川上と書かれた左手の川上峠、そしてうるうの滝方面の柿其峠。しかし一般車両通行止と書かれていて、一抹の不安が。
川上峠入口、左方へ登ります。川上(かわうえ)村は岐阜県。
林道長根線
快適な登り道
あっけなく登りが終わります。
後ろを振り返ると、長野県南木曽町、
これが峠? その先には製材所が、
製材所に確かめに行きます。森林組合の製材工場のようです。
間違いなし、ここが信州と飛騨との国境、川上(かわうえ)峠(648m)
あっけない川上峠でしたが、柿其峠が心配。
田立駅の手前へ戻って、田立の滝へ。
田立の滝への案内は完備しています。
田立オートキャンプ場を経て、うるうの滝方面へ
右がうるうの滝、左は粒栗駐車場(田立の滝への最終駐車場)。
うるうの滝
予想以上にダイナミック、ここでも熊鈴をつけて撮影。
やはりこの分岐で通行止めになりました。
引き返し、田立の滝の最終駐車場へ
田立の滝を見るのは生半可ではありません。1~3時間の登攀を覚悟しなければなりません。
滝があるということは、高低差が大きいということでしょう。
国道に戻り、野尻を目指します。今の気温は23℃!
今日は暑くもなく、寒くもなく、少し降られましたが快適な道行きでした。
フォレスパ木曾は左、
今日の宿、フォレスパ木曾あてら荘
走行距離は220km、その半分は松本からの行程です。
所要時間は8時間40分でした。