8月19日、今日も快晴、気温もそこそこで打ってつけのバイク日和です。
先月末に行った殿土峠の周辺地図を見ていたところ、沢山池から南へ延びる林道沿いに行けそうな峠を発見。市峠と梅の木峠。鹿教湯や霊泉寺温泉に行ける峠です。
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前回と同じく、鹿教湯から青木村へ抜ける県道12号線を上り、例の通行止め、ただし「予告」という林道沢山線を下ります。
2回目なので余裕もできて、悪路の様子をお伝えします。
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舗装が流れむき出しの路面、
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北向きで湿った滑りやすい路面が続きます。
先日の林道沢山線出口
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先日素通りした脇の林道、ここが市峠(915m)、梅の木峠(920m)への入り口でした。
勇んで入ろうとしたところ、アジャー、鎖が道路をふさいでいます。
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前回きちんと確認しておけば今日は来なかったのに!
ここからの林道は、林道富士山線とあります。また管理は長野県。
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下ってきた沢山線の管轄は上田市、これは当然と思いますが、
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林道にも県が管轄する道があることを発見しました。

林道沢山線は沢山池から真っすぐ下っていますが、これは通行止め。
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先日のT字路を今日は右へ
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塩田平へと下っていきます。
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熊! この看板に目が行くと、その先には林道沢山線の看板が、
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ここを上れば先ほどの通行止めから出て、今日来た道につながるのか。

などと思って立ち止まった先の路傍にあったのが、
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一光三尊の馬頭観世音菩薩と内村往来、この左下に地図が添付されています。
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そこには市峠と梅の木峠もバッチリ。
かつてこの内村往還は、「湯道」としても知られ、塩田平の人々が梅の木峠を越えて霊泉寺温泉へ、
市峠を越えて大塩温泉や鹿教湯温泉へ「湯治」に行くための最短路として使われていたということです。
一光三尊の馬頭観世音菩薩、
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市峠、梅の木峠へは行けなかったのですが、その痕跡をここで発見してラッキーでした。

中禅寺
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龍光院
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塩田城跡
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この城跡は、鎌倉中期に北條義政によって築城され、村上氏、武田信玄に引き継がれ、真田昌幸の代に、上田城が築城されたことで廃城になった城です。

前山寺の三重塔、
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その脇を上がるパノラマラインへ
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脇道へ折れる道、
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草付きで狭い道ですが絶景です。
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パノラマ展望台
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そこからの塩田平や上田の展望。
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戦没画学生異例美術館「無言館」
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先日、吉永小百合がここで戦没画学生を偲びました。

鎌倉道
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「塩田の鎌倉道」道筋
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以前に行った砂原峠や二ツ木峠もはっきりと記されています。

新たな峠へは行けませんでしたが、塩田平の歴史が詰まった道筋を散策出来て満足でした。

所要時間3時間20分  走行距離75kmのプチ走行インプレッションでした。