2か月近く峠を訪ねていません。
この間、出かけようと思えば台風や天候不順、台風19号による長野県東北信の災害もありました。
また半年前から計画していた九州一周旅行もあってご無沙汰でした。

その間に季節は移り替わって、もはやバイクでの探訪は身体的に辛い(年のことも考えないと)、ということで車での2日間の旅として11月23~24日南信県境へ11時ころ出発で出かけました。
今日の予定は飯田から平谷村、根羽村、売木村、阿南町を経て天龍村から南信濃の遠山郷泊です。

塩尻のみどり湖SAで名物の山賊ラーメンで腹ごしらえ、飯田インターで高速を降りて豊田方面へ
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阿智村に差し掛かると「満蒙開拓平和祈念館」への標識が! 今日の旅程を考えると時間を使うのはもったいない、とは思いましたが入館。
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ちょうど満蒙で苦労された婦人の「体験を聞く会」が催されていました。
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ず~と聞いていたかったのですが20分くらいで退席、展示物を一周見て退館、惜しかったのですがまた来る機会を作ろうと思います。

尚も国道153号線を西へ、在りました! 寒原峠(標高1073m)、
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そして治部坂峠(標高1187m)のトンネルを抜けて平谷村へ、
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ここで飯田から23kmです。
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平谷村に入ると、今日目指す売木方面への案内が、
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道の駅で情報収集、
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隣にはウオータースライダー?
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見事な施設がありますが、この村は長野県で一番人口が少ない村(414人、平成30年9月現在)ということです! 根羽村まで行って折り返しの道となります。

少し標高はアップする感じですが、峠というイメージを抱かないで根羽村へ、
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ありました、村の入り口に「ネバーランド」
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7~8年前でしょうか? ここで一泊、村長さんや村のお歴々、そして当時長野大学に在職されていた大野先生(限界集落の提唱者)と村内を見て回ったことを思い出します。
この施設にはジビエの解体場があったはず、鹿肉のから揚げが美味しかった!

でも今日は目的が違うのでスルー、尚も村内を進んで村役場を過ぎたところにあった住岡屋商店、村で唯一のスーパーマーケットです。前回は地蜂の巣を売っていました(ラップの中で元気に蜂が飛び回っている!)が、季節も違うので今回はリンゴの特売。
でも期待にたがわず今日もありました、尺あまごの燻製! 優に30~40cm、どう猛そうなあごが凄い。
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迷いました? 買って車に入れれば燻臭が凄いし、日持ちはどうか? どう食べたらよいのか? 美味しいか? 
店の社長さんに聞いたところ、肉はむしって食べれば美味しいよ、うちじゃ一晩で食べちゃうよ、冷暗所に吊っておけば1年は持つよ、今年最後の商品だよ、とお墨付きと魅惑的な言葉。
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一匹をご購入。ただ天然か養殖かを聞き忘れたことは残念。

この先、愛知県境には峠があるか?と期待を抱きつつ進んだら、
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アレッ? ここが県境、峠で仕切られた境でなく、川が境になっていました。

今来た道を平谷へ引き返します。
以前に訪れた月瀬の大杉への看板、この大杉は日本で第6位の巨木でした。
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そして魅惑的な中馬街道、杣寺峠の案内が、
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ここも次回にしましょう。

村役場がある集落に差し掛かったところ
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黒っぽいものがトコトコと走っています。何と猪、それも2頭です! 対向車が急ブレーキ、でもそのまま走り去りました。皆さん慣れているんだな。

武田信玄が亡くなったという信玄塚
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そして平谷村の十字路を国道418号線へ、売木方面です。
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平谷峠(標高1160m)、
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別名恋し峠
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天竜川と矢作川の分水嶺
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夕闇の夜景がきれいです。
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売木村へ入り、集落もなく売木トンネル
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売木峠はここの上でしょう。

これ以上の撮影は暗くなって困難、阿南町、天龍村を駆け抜け遠山の「いろりの宿 島畑」へ、
途中車を停めて、遠山郷から南の空を振り返ると
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宵の明星か?

宿の外観は明日の撮影にして、お風呂です。
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温泉ではありませんが結構広め、温まります!

食前に宿の本棚をあさってみると
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「信州の民俗」かなり古い本ですが写真もたっぷり、めくっていくと
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監修が一志茂樹、そして岡正雄!
一志茂樹さんは私の小学校の担任だった一志禮子先生のお父さん、そして岡正雄は私の祖母の遠い親戚、
この二人に関りがあったことに驚きです。
宿の書棚には地元の有力な情報もあります。書棚あさりはお勧め!

夕食です、囲炉裏に座り
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猪鍋、鹿肉コロッケ、鹿肉のカルパッチョ、自家製ゴマ豆腐、岩魚骨から揚げ、あまごの塩焼き、
そして
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鹿肉ステーキ
宿の女将さんが記念撮影をしてくれました
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それだけではありません、マムシ酒、黒文字の小枝を入れて香りをつけ飲みやすくなっています。
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満足、満足、食べきれなくて五平餅のキャンセルは惜しかった。

有意義な見聞を広められた一日でした。