8月3~4日、乗鞍へ行ってきました。
私は乗鞍の三本滝まで車で行ったことはあるものの、その先は交通規制がかかり自家用車は入れません。シャトルバスで登るなんて?! ばかばかしいと思い食指が動かないできましたが、温泉に行きたいという奥様の要望で乗鞍温泉に泊まったついでに行こうか!ということになりました。

乗鞍観光センターから往復5000円也の乗車券を購入していざ乗鞍岳へ
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9時出発の便はバス5台、200人ほどでしょうか。
夏の真っ盛り、最小限の雪渓でも元気に夏スキー、
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日本で最高高度にあるバス停
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を過ぎて畳平へ
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100円也の有料トイレで体調を整え、さてどこまで行こうか!?
最高峰の剣ヶ峰までは1時間半、ちょっときついかな?
まずは目の前にそそり立つ?魔王岳2763m、バス停の標高が2702m、標高差61mなんてわけがない。
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登ってみましたが空気が薄い! 呼吸が楽ではありません。
でもコマクサも最盛期、
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15分の旅程と案内には書いてありましたが少しきつい!
でも山頂へ、北アルプス方面は残念ながらもやがかかっていました。
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振り返って剣ヶ峰は彼方に、
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さすがに行くことを断念、

頂上から見る道路の分岐、
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左へ行くと岐阜県の平湯へ続く乗鞍スカイライン、右上から来るのが今来た乗鞍エコーライン、日本最高高度のバス停付近です。そして手前が畳平。
岐阜県からのルートは戦中に軍の要望で、軍用機のエンジンを高度の高いところで試験するために開削されたということです。
どうせなら富士山頂でやったら?とも思いますが、3000mの高度差、重い航空機用エンジンを担ぎ上げることは容易ではなかったのか?
そこへいくとここの立地は、昭和13年に中の湯⇔平湯間の道路が開通、そして昭和16年、陸軍航空本部が航空エンジンの高地実験施設を畳平に建設と決定、昭和17年、幅員3,6m、延長約15kmの道路が完成という歴史が乗鞍スカイライン誕生秘話。
乗鞍エコーラインはそれよりも遅く、昭和39年に開通、平成15年より車両規制によりシャトルバスやタクシーのみが入山できます。

結局、魔王岳制覇?のみ、約1時間で下山、
帰りに三本滝上部から見えた山並みは、
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私が目指す見晴峠か!?
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多分、あの最も低いところが見晴峠、以前来た時に発見できなかった登り口、今日は峠の入り口を探しましょう!
幸いながら見晴峠と、番所から登る檜峠の入り口らしきところを確認して今回の旅を終えました。