『照葉樹林文化と日本』という本を図書館から借りてきました。
照葉樹と文化


なぜ?こんな分厚い本を借り出したか。
昨年の暮、信州自遊塾講座=農業の今、という講座に出席した時、講師の堀内寿郎先生が私が最も影響を受けた人として挙げた中尾佐助という人の本を借りてみたかったのですが、検索をしてもらいヒットしたのがこの本でした。
重い本を担いで帰ったからには一応目を通さないと、と思ってページを開いたら!
小難しい本かと思いましたがさにあらず。写真いっぱいの、そしてその内容にのめり込みました。

内容は多岐に渡るので割愛しますがその要旨は、
私たちの周囲でも良く目にする照葉樹林、
照葉樹林

その分布は
照葉樹の分布

インドの北からエベレスト山脈の南=ネパール、ブータンを抜けてミャンマーやタイ、ベトナムの北を通って華南そして日本まで広がっています。
その樹林帯に出来る作物をそこに住む住人は工夫して加工して食べていました。その一連の歴史は私たちの食文化の歴史に繋がります。
そんな雄大な人間ドラマを語ってくれるのがこの本でした。

『身土不二』という言葉がありますが、中尾さんという人はこれを立証した人でした。
私たちは現在世界のどこからでも金さえ出せば何でも取り寄せて食べることが出来る時代にいますが、本来の生活というのはその土地に出来るものを工夫しながら摂取することが基本です。
そんな原点を確認できる素晴らしい本でした。