10月3日は浅間温泉のたいまつ祭り、日本3大奇祭の一つとして100年以上も続くお祭りです。
暗くなりだした7時前、私も集合場所の梅の湯へ向かいます。

浅間温泉火炎太鼓もスタンバイ、
火炎太鼓


三射神社から御神火もふもとへ降臨、
ご神火降臨


2週間前に皆で作ったたいまつも点火の時を待っています。
たいまつ


8時過ぎ、いよいよ点火です。点火

我々のたいまつには担ぎ手、引き手がたっぷりと揃いました。今日祝言をあげたKさんの披露宴も兼ねていたり、松本大学の先生や学生さん、わが社の若手も勇んで参戦。


たいまつの周りに10人ほどが取り付き、前へ伸ばした綱を30~40人が引きはじめます。
たいまつ担ぎ

引きはじめ


煙はもうもう、
煙の中

煤を顔に付ければ無病息災?
わが社からも7人参加しましたが、全員がたいまつ担ぎ未経験、顔を真っ黒にしながら初体験に大興奮でした。


景気良く火が燃え盛り、たいまつに取り付いた人たちの背中をあぶります。
燃え盛る


最後の坂道を駆け上り、三射神社へ無事にたいまつ奉納、
たいまつ奉納

逆光で顔が見えずに残念でした。


奉納が終わって梅の湯へ戻り、お風呂で身を清めてから宴会の続きです。

真夜中の1時半まで飲みながらの話の中では現実的な話題もちらほら、

このお祭り、地元本郷地区では有名ですが、同じ松本市内でも知らない人が大勢います。
また、たいまつの数も担ぎ手も年々減少の一途、私の少年時代には保育園や小学校、中学、高校もクラス単位で、そして町会から各旅館、事業所まで、今の倍以上のたいまつが夜空を焦がしたものです。また今日我々の前のたいまつは、担ぎ手が少なくてなかなか前へ進めません、我々の中から学生さんを助っ人に参戦させたくらいです。
たいまつの材料の麦わらも手に入りません、今はコンバインで刈り取ってしまうのでわらが短くてたいまつには使えないのです。
こんな豪儀なお祭りはず~と続けていきたいもの、何とかしたいと思うのは我々だけでしょうか?