前から気になっていた看板『食道 よしの屋』
よしの屋入口

今日はたまたま昼食時にこの前の道を通りました。

この小路の突き当たりになにやら食堂のようなのれんがかかっています。
今の飲食店はチェーン店が花盛り、ごく普通に、何の特徴も無く営業している単独店はどんどん閉店していきます。価格、価値の競争が激しい時代、何らかの独自性が無ければ生き残っていけません。

そんな時代に目立たない小路の奥にひっそりと存在しているお店には何らかの特徴があるはず、と私は感じました。そんなサインを発しているお店です。

お店の前まで行くと、
よしの屋

おせいじにもきれいとはいえない佇まい、車も2台しか駐車できません、しかしよく見ると、歩いてすぐのところに7台分の駐車場があるとの看板が。
ということは店構えとは裏腹に大変な繁盛店か! 実際に車も5台ほど停まっています。

店の暖簾をくぐると、10席ほどのカウンターとテーブル席が3つ、全部で10人ほどのお客さんが入っていました。
私の勘に間違いなし。
しかし何で繁盛しているの? その謎はすぐに解けました。
うすようごれたメニュー表がはってあります。その価格の安いこと!

日替わり定食300円、唐揚定食350円、私が頼んだ大かつ重(かつ丼ではありません、かつ重です)でも430円、一番高いメニューでも500円です。

夫婦と娘さんらしいひとの3人で取り仕切っています。
出てきた大かつ重、ちゃんと卵とじになった普通のかつ重、肉だけの重量でも100gはありそうです。
写真を撮れる雰囲気ではなかったのであきらめましたが、普通なら800円でも許せるボリュームです。

場所は長野市若里、信州大学工学部の近くです。
松本でも信州大学の近くにお得な店はありますが、最安値の定食でも400円から。

この時代にはうれしいお店です。