私は新撰組が大好きです。京都へ行ったら新撰組の足跡を訪ねたいと昔から思っていました。

今回の京都探訪では、昔の友人が京都のタクシーをやっているので、彼に案内をお願いして回りました。

朝、ホテルから散歩に出て、早速新撰組に関係する壬生という地名を発見。
八条壬生

東寺の北にあった交差点です。歴史小説を読んでいると壬生というのは田んぼの中の郊外立地とばかり思っていましたが、実際は京都駅から1kmくらいしか離れていません、意外でした。

新撰組がよく通った島原遊郭、
島原大門

この大門を新撰組も通ったと思うと感無量です。

そして角屋(すみや)島原の揚屋=料亭です。
角屋

ここには新撰組の芹澤鴨が酒乱のうえで切りつけた刀傷の跡が残っているそうです。

角屋の近くには輪違屋、こちらは置屋、浅田次郎の小説『輪違屋糸里』で有名です。
輪違や


そして壬生の次の屯所として新撰組が占拠した西本願寺の太鼓楼、
西本願寺屯所


あまりに乱暴な新撰組だったため、西本願寺から追い出された新撰組の最後の屯所跡、
新撰組屯所跡

今のリーガロイヤルホテル京都の敷地内にありました。

そして今回どうしても行きたかった所、金戒光明寺
金戒光明時

新撰組を操り、京都の治安維持に当った会津藩の京都所司代だった場所です。
ここに会津藩主=松平容保が駐屯し、苦悩しながらも幕府の命令を忠実に実行したと思うと感無量。
金戒中庭

その庭を近藤勇や土方歳三が歩いていたのです。庭の中心にあるのが熊谷直実が血塗られた鎧を洗って干したといわれる松。

金戒光明時は残念ながら山門の修復中、春の桜、秋の紅葉が見事だというこの寺に今度は秋に訪ねたいです。