我が家には昔からお稲荷さんの祠がありました。
お稲荷さん祠

これは今の祠、昔、私が小さかった時には1m四方くらいの大きさの木製の祠が大きな石の上に鎮座していました。

毎年年末や、大音寺の住職さんがお祓いに来てくれる時だけちょっとだけ手をかけていましたが(私は殆んどやったこと無し)、商売の神様でもあるお稲荷さんを粗末にしては申し訳ないと思い、一層のことご本山にお返ししようと、思い切って京都の伏見稲荷へ行くことになりました。

祠からご本尊を取り出すと、蟻がうじゃうじゃと出てきます。そのうちゴキブリが出現です。一応奇麗に拭き清めましたが、お稲荷さんを粗末にしてまことに申し訳なく思います。
稲荷神霊


ご本尊には大正4年、6月5日と書いてあります。正確にはわかりませんが私の曾お爺さんが伏見から勧進したと思われます。それから100年近く我が家の安泰を見守ってくれていたと思うと感無量です。
長い間粗末にされながらも本当にありがとうございました。これからはご本山で悠々とお過ごしください。

それでは京都へ、お稲荷さんと一緒に旅立ちます。