2025年10月

岬と峠紀行(信州上田、上州吾妻利根沼田①)真田三代の城、三国峠

新潟の村上市で鮭の遡上が始まったかをイヨボヤ会館に問い合わせたところ、去年ころから遡上時期が遅くなって、去年は11月の中旬から下旬ごろと教えてもらいました。
それでは今はどこへ行こう???

信州百峠では信州周辺の山脈のすそ野を走ってきましたが、他県にも大規模な山塊が存在することを村上へ行った際に実感しました。そこで今回は谷川岳周辺へ行こう、そこには清水峠という上州と越後を結ぶ国道291号線沿いの峠が寸断されながらも残存していることを知りました。

10月24日から26日まで、上州へ行くなら鳥居峠を越えて真田氏の城址を訪ねるのも一興、上田から沼田までは真田氏の勢力圏。
今日は良い天気ですが明日からは雨だとか、三才山トンネルを抜け、
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何といっても最初は上田城。
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この城は真田昌幸が天正11年に建てた平城、徳川の2度にわたる城攻めにも耐え抜いたことで名をはせた堅城です。

国道144号線を菅平鳥居峠方面へ、
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途中で目にした砥石城址、信玄と村上氏の戦いで、上田原の戦いに次いで敗北を喫したという砥石くずれ。
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その当時の経緯が記されています。
砥石くずれの翌天文20年、真田幸隆が計略をもってこの城を陥れています。
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砥石米山城址
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ここも熊が出てきそうなので登るのは諦めます。

真田郷に入って、真田氏歴史館は9時会館のため入れません。
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真田氏本城址へ上ります。
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真田氏本城址(松尾城址)は眺め抜群。
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上田市方面を望む、真田氏一族も村上氏の支配するこの地が欲しいと切望して武田氏と組んで戦乱の時期を突っ走ったのでしょうか。
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角間渓谷まで3km、この渓谷では真田幸村が猿飛佐助や霧隠才蔵らと修行を重ねたとか。
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鳥居峠を越えて上州嬬恋村へ、真田氏の面々も何度この峠を越えたことでしょう。
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道の駅あがつま峡、
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国道145号線から原町へ、岩櫃城址へ行きます。
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岩櫃城本丸へ行くには北側へ迂回します。
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本丸城址の手前には立派な観光案内所が、
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左上方へ行けば本丸跡へ行けますが、往復1時間はかかるので断念、
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案内所で豊富な資料とカッコいい袋をいただきました。
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麓の郷原駅からかの大河ドラマ「真田丸」の冒頭シーンでおなじみの岩櫃山をカメラに収め、
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国道145号線を沼田方面へ、
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赤根トンネルをくぐり、
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国道17号線との交差点に名胡桃城址が、
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当時の般若曲輪が駐車場になっています。
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案内所、
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地元の高校生が作った名胡桃城址のジオラマ、下の右から2番目が本丸跡、
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この城址は東西と北側は河岸段丘になっていて防備が固いのですが、南は赤根峠側から容易に攻められそうです。案内の方からも、北条氏が南から攻めよって落城させたと言っていました。
コンパクトな城址なので散策しようと思いましたが、数日前に熊が出現したため現在は散策禁止になっていました。
本丸跡を望む、
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ここの立地は北は清水峠を通って、北西は三国峠を通って越後からの街道が交わる地点です。
よって上杉氏も北条氏と執拗にこの地を攻略したのでしょう。
秀吉が盟約を破った北条氏に激怒して天下統一の発火点となった名胡桃城も、現地に立ってみると地形からもその重要性が分かってきます。
名胡桃城でも豊富な資料をいただきました。
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単なる城址(群馬の方には失礼ですが)ながら、「真田丸」以来岩櫃や名胡桃を売り出そうという上州魂には敬意を覚えます。

いよいよ国道291号線に入って湯檜曽、そして谷川岳方面へ、
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谷川岳の特徴的な双耳峰が見えてきました。
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湯檜曽駅、
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谷川岳登山の最寄り駅土合駅は日本一のモグラ駅。
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上り線は右へ、下り線は左、
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上り東京方面のホームはごく普通ですが、
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下り線ホームへ行くには462段の階段をひたすら地下深くへ下らねばなりません。
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もう1時過ぎ、昼飯前で腹ペコだったこともあり断念。

このあとさらに上り谷川岳インフォメーションセンターに駐車、昼食のあてはないかと探し回りましたが食べるとこ無し!幸いなことに駐車料は2時間まで無料でした。
諦めて土合駅前のOAND&CAFEまで戻って、
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一番辛くないカレー、チキンカレー1600円也。
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再度谷川岳インフォメーションセンターに駐車、
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谷川岳ロープウェイのゴンドラを上に見ながら、
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谷川岳山岳資料館へ
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そこからは電気バスで一の倉沢まで楽に行けます。
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が、14時のバスは満席、何せ12人しか乗れません。次は最終の14:55分。
最終ということは、その最終バスが折り返す便には山にいる多数の人が押し掛ける可能性があり席取り合戦になりそう。一の倉沢との距離は3,3km下りなら徒歩で下りることもできますが、そのあと三国峠へも行かねば。

ということで一の倉沢へは明日一番のバスで行くことに、返す返すも腹を満たすのもガソリンを満タンにするのも早めの判断が必要なことを思い知りました。

谷川岳山岳資料館には白夜の大岩壁に挑んだ孤高のクライマー山野井泰史のピッケル
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北極圏縦断をした犬橇(植村直己の使ったものではないそうです)
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植村直己の色紙なども、
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水上まで下って仏岩トンネルを抜け、
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国道17号線に出て猿ヶ京を通って、
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三国街道
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そして新三国トンネル1284m、標高1083mを抜け、
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新潟県湯沢町へ
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ビラ苗場クリスタルで折り返し、
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トンネルの前後を覗うと、新潟側からは三国峠への上り道、
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群馬側からの登り口はトンネルの側壁から伸びています。
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今日の宿は水上温泉坐山みなかみ、
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宿の部屋からも谷川岳が望めます。
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今日のルートは(赤線です)
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走行距離は266km
行動時間は10時間でした。

夕食は
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飲み物すべてフリードリンク
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風呂は3か所あって、
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利根川のせせらぎが聞こえます。
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岬と峠紀行(新潟下越③)阿賀野から三条燕、直江津

9月26日は快晴。
御神楽温泉の手前を県道227号線で行けるところまで、
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名古津の名水
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伝統的家屋岩堂を過ぎ。
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会越街道 林道本名室谷線、この先38kmで会津へ行けますが今日は断念、
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この道の先に会津があるのか!
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そのわきにあるのが室谷洞窟、縄文期の土器や成人女性の人骨も見つかっているようです。
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帰りに振り返ってみると御神楽岳方面
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陸橋に下を見ると深い谷の中にも車道が走っています。
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国道49号線に入り新潟方面へ、
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阿賀野川揚川ダムを経て
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道の駅阿賀の里には阿賀野川文化資料館、草生して長らく休館状態のようです。
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入ってみたかった、残念。

国道290号線五泉市方面へ、
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今日も無料、最短距離でナビをしているので狭い県道134号線に入り、
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でも日枝神社の祭礼にも出会い、
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信濃川に沿って県道1号線を走り、
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三条燕インターで北陸道に乗り、
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アッ!と気づいたらガソリンが空っぽ、見附ICで下りて補給、刈羽PAで休憩し、
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直江津駅を目指したのはここの駅弁、
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駅のNEWDAYsで聞いたところ、駅前のハイマートというホテルで売っているとのこと、
ここの鱈めしという駅弁、以前NHKの新日本風土記で「鱈」の特集をしていた際に記憶していたもの。
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NEWDAYsに売っていた小竹のサンドパンという地元の名物も買って、ハイマートへ行ってみると、
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ありました駅弁販売所、
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魅力的な駅弁が揃っています。
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サンドパンと鱈めしそしてさけめしも、
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とりめし、にしんめしも魅力的。

昼食はお食事処きすや、刺身定食(並)2200円。
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その向かいには上越魚勢、直売所で明太子など購入。
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上越高田ICから高速道で帰ってきました。

鱈めし、さけめしの中身は、
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鱈めしの中には、棒鱈の煮つけ、鱈の親子和え、もちろんたらこも、名物だけあって大変美味しくいただきました。

今日の走行距離は347km
行動時間は7時間20分でした。
軌跡です。
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3日間の軌跡は、
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3日間の合計で1010kmとなりましたが、

現地に来なければ分からなかった新たなルートとして
①村上から北へ向かって雷峠経由で鶴岡へ、
②今回通行止めで行けなかった朝日スーパーラインで三面ダムから猿田ダム、やまがた県境を越えて    鶴岡へ、
③同じく三面から蕨峠を越えて山形の小国へ、
④今朝の阿賀町から室谷経由で会津へ、
⑤阿賀野川を遡り只見川に入って、去年11月に行った桧枝岐村へ、

などなど夢は広がります。楽しみです!





岬と峠紀行(新潟下越②)村上市内、三面川、米坂線沿線、阿賀野川

9月25日は予報通り雨模様、今のところ雨は来ていませんがどうなることか?
村上の古い市街も味があります。
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常盤園というお茶屋さん、
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益甚という酒屋はお休み、
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井筒屋、ここは元禄2年に松尾芭蕉が弟子の曽良と泊まった宿久左衛門の跡に建っています。
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こんな町家が続いています。
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今日最初の目的地を山形県との境にある雷峠(いかづちとうげ)とも思いましたが、阿賀野川沿いにある今日の宿へ着く時間が遅くなりそうなので、2番目の目的地三面(みおもて)川に変更。

県道205号線を三面ダムへ向かいます。
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なぜ三面ダムか?
村上といえば鮭、その鮭が遡上するメインの川が三面川。藩政時代に藩士の青砥武平治が三面川の分流である種川を掘り、そこで世界初の鮭の自然ふ化増殖を成功させました。
また三面川には三面ダム以外にも奥三面ダムや猿田ダムがあり、そこを進んで山形県に達すれば鶴岡まで行くのも可能そうです。
そんなことで歴史とドライブを合体させた計画です。

オッ! 朝日スーパーラインとあります。これから行く道がそこなんでしょうか?
期待倍増、勇気百倍で向かいます。
雨が降ってきて三面川も増水中、
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山の中に入ってきました。縄文の里朝日とも出ています。
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ほどなく三面ダムへ、
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このようにこの奥にもダムが二つ存在します。
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ダムカードもいただきました ♬
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なおも奥地へ入っていきます。
途中上流方向から来た作業用の大型トラックともすれ違い、沢の流れも増水中で帰りが心配になります。
二子島森林公園まで来るとちょうどゲートを閉めるところに出会いました。
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「この先行けますか?」聞いたところ「この先は工事中だからダメ!」
すげなく引き返すこととなりました。

三面ダム近くにある縄文の里朝日へ、
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縄文の里朝日奥三面歴史交流館、入館料400円。
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「奥三面全史」という企画展をしています。
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ここ奥三面では後期旧石器時代(25000年前)からの縄文遺跡が19か所発掘されています。また室町以来昭和60年まで生活していた山人(やまんど)の生活の記録が展示されているようです。
縄文の火炎土器、
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弥生の土器、
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同じく土偶も、
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俄然興味がわいた展示がクマオソ
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クマオソとは熊を捕るための仕掛け罠、1tもの石で熊を押しつぶす仕掛けです。
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実際奥三面でやっていた時の写真。
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私は大阪の民族学博物館で映像を見てとても印象に残っていましたが、この地で出会えたことに感銘を受けました。

スノヤマ、冬アオジシ(かもしか)猟に行くときのいで立ち、
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その際身に着けるカモシカやムジナの装束、
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春に1か月にも及ぶゼンマイ採りの際の仮小屋、
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と興味が尽きない展示や解説に時を忘れました。

縄文期にも人の暮らしがあり、室町以来昭和までの営みもあったこの三面の由来は、室町以来ここに定住した高橋、伊藤、小池の三氏に由来したもののようです。
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この奥三面集落は昭和60年9月に閉村、平成13年には奥三面ダムダムの完成によってダム湖の湖底に沈んでしまいました。
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野外には復元家屋
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解説の中で「山に生かされた日々」という奥三面がダムの底に沈む前の記録集があることを知って、
松本図書館で検索したところ目出度くヒット!
しかし貸出禁止のため図書館に通って読まねばなりません。
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三面川沿いに山形県に行くことは叶いませんでしたが、第2案のルート関川村から山形の小国町まで行ってみましょう。
国道290号線を関川へ、
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関川村へ入ったところにあったハム屋さん、
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女川ハム工房、
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ここでソーセージやハムを購入、宅急便で送ってもらいました。
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道の駅関川、
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そこに隣接していた国の重要文化財渡辺邸、堂々たる建築です。
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続いて国道113号線を小国へ、
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今回のルートでは難なく県境を突破。
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白い森おぐに、道の駅です。
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ここで山形県に来たことの証拠?としてお土産を、
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鶏そばは山形河北町の旨いものとして有名ですが、本物を食べる前にお菓子などで予行演習です。今日は河北町までは行けません。

米坂線小国駅、ちょうど昼時です。
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駅前をしばし散策して美味しそうな店を物色、
「焼肉福龍軒」、やまがた地鶏おぐにラーメンを強烈にアピールしています。
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ランチのメニューは地鶏のおぐにラーメン一本で勝負か!
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やまがた地鶏おぐにラーメンにライス(1000円)がおすすめということで、
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ぜひライスをスープに浸してということですが、
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これも美味い。鶏のチャーシューも逸品、またスープの滋味が身に沁みます。
レジ前にはやまがたの地鶏、赤笹シャモ。
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シャモのスープなら間違いありません。
店の人曰く、ついさっきまでこのシャモの生産者が来ていたとか。
生産地は飯豊山の麓にあるそうです。
米沢牛の品ぞろえも確かそう、次回は夜に来たい店です。

ここからは阿賀野川へ出るため下道を南下します。
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阿賀野川への道は無料かつ最短路を選んだためどこをどう走っているか?雨の中を約3時間さ迷いながら国道49号線へ出ました。今度は福島県西会津まで行ってみます。
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5%の勾配で登はん不能?雪が積もればそんな事態になるのでしょう。
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トンネルを抜け福島県西会津町へ、
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福島へ入ったのは去年の11月、奥只見の桧枝岐村を訪ねて以来です。
磐越西線徳沢駅、
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今日の宿は新潟県東蒲原郡阿賀町のある御神楽温泉、同じ国道を引き返します。
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ブナの宿小会瀬、本当にブナ林の中にあります。
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隣地には高く組んだハゼに収穫された稲がかけてあります。これも感じよさそう!
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部屋もこじんまりながら清潔です。
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夕食がこれまた凄い! 
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これ以外にご主人が打った地粉の十割そばも、残念ながら完食できませんでした。
そしてお膳の右下の白い杯はご主人手作りのどぶろく!
どぶろくの研究会で一等賞を取ったそうで少しの酸味を感じながらも辛口で最高でした。
デザートがまたすごい、手作りのガトーショコラ。
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そんな満足満載な夕食でしたが、何とこの日の泊り客は私一人だけという贅沢!
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この日の走行距離は230km
行動時間は9時間でした。

今日の軌跡は
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