2024年04月

日本周遊の旅(尾張②)小牧山、明治村、岐阜かがみはら航空宇宙博物館

4月21日は曇り空、午後からは雨も予想されています。
ホテルが小牧山の山麓にあり、
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どうも昨日登ったのは搦め手のようで、大手口は反対側、
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発つ前にもう一度小牧山にチャレンジ、小牧山バス専用駐車場から、
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ありました、ここが大手口のようです。
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木立の中の階段を
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観音洞
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ここにも虎口が、
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そして小牧山歴史館の正面に出ました。
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あの高速の手前がホテル、そうして高架の下が昨日の居酒屋です。
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信長時代の石垣の名残
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日曜の朝だけあって散策やランニングをする人も多いです。
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麓には間々観世音菩薩
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どうやら小牧インターから東名に乗ったようです。中央道の小牧東インターへと迂回して、昨日来た道を今度は左、明治村へ。
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明治村、到着は開園9:30の前。
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その沿革
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パンフレットをもらい
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広大な村内へと入りますが、到底1日では回り切れません。
今日は1~3丁目くらいかな?

聖ヨハネ教会堂
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その内部
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学習院長官舎
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乃木希典がお出迎え、彼は一時学習院の校長をしていました。
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西郷従道邸
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ここでもお出迎えを受けました。
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晩さん会のテーブルが準備されています。
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森鴎外や夏目漱石が暮らした住宅、
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台所は明治の雰囲気、私の幼かったころのイメージに重なります。
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漱石の書斎、猫が鎮座しています。
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三重県庁舎
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北里研究所
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西園寺公望公が静岡の興津で暮らした「坐漁荘」
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幸田露伴の「蝸牛庵」
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京都市電も動態で客を乗せて走ります。
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明治天皇の御料車
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当時の普通の車輛は2軸ですが、これは3軸で乗り心地が良かったそうです。
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私は最初の建物=大井牛肉店が気になっていました。
そろそろ11時、開店の時間です。
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どうやら私が口開けの客、2階への急な階段を登ります。
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卓の炭鉢で火を起こしてくれました。
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メニューは牛鍋、肉は飛騨牛です。
サーロイン120gが6000円、肩ロース120gが5000円、モモが140gで5000円。
私はモモをオーダー。
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炭が熾り、玉子は双子です。
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盛り付けられた材料が、
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鍋の底に砂糖を、その上に牛肉を並べてくれます。
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肉に火が通ったらわりしたを、
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火の通った肉を脇に重ねて、ネギや白滝、そして焼豆腐や麩を入れます。
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白飯も揃い、あともうちょっと。
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さすが飛騨牛、霜降りの脂身が透けて見えます。
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贅沢に飛騨牛の肉巻きご飯。
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お腹いっぱい、いただきました。
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デザートは別室で、さっぱりとシャーベット。
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ふと窓枠を見たら、明治時代にこんな滑車付きの(近代的な?)窓枠があったんだ!
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店の人に聞いたら当時のままだと思います、とのこと。

我が家にも牛鍋をする真鍮製の鍋がありますが、
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今日のような関西風牛鍋をしたことが無かったのでお蔵入りでしたが、今日の経験からチャレンジしてみよう、と思います。

お土産は明治村コロッケ、芋、挽肉、海老の3種です。
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続いては各務原へ、各務原は犬山市の木曽川を隔てた対岸にあります。
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岐阜かがみはら航空宇宙博物館
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目を引くのは新明和のUS-1A救難飛行艇
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日本が開発、実用化した初の水陸両用機ですが、そのフロート部分にも工夫が凝らされています。
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どうしても見たかった陸軍の三式戦飛燕、
小学生のころ、このプラモデルで遊んだものです。
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日本の戦闘機には稀な液冷倒立12気筒エンジンはドイツのダイムラーベンツの技術供与でできたもの。性能は良かったもののエンジンの信頼性や整備性が悪く整備士は苦労したとか。
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飛燕の向こうには十二試艦戦、これが正式採用されて零戦になりました。
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こんな角度で見る零戦は新鮮。
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実は十二試艦戦、我が家にちょっとした縁があります。
遠い親戚で海軍航空技術廠の真木大尉が、ここ各務原で十二試艦戦のテスト飛行をして、プロペラを2枚から3枚へ変更したりという改良を施して制式の零戦になったということが
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零戦の設計者堀越二郎の本に出ていました。
また宮崎駿の「風立ちぬ」でもそんなシーンがありました。

多くの航空機の展示スペース
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ロッキードF104J
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はエンジン単発
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その後継機F-4ファントムは
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双発エンジン
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H-2ロケットのフェアリング
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やエンジンも
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ここも明治村も広大です。
ぜひ再訪してじっくりと見て回りたいものです。
この博物館らしいお土産を見つけました。
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宇宙食、たこやき、海老グラタン、レアチーズケーキ、名古屋コーチンの味噌煮、そしてハンバーグ。トータルで5848円は高額ですね。

2日間で走ったルートは
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走行距離は498kmでした。












日本周遊の旅(尾張①)日本モンキーセンター、犬山城、小牧城跡

奥さんが実家に行ってくるという4月20~21日、「どこかへ行かないの?」と聞かれて、それではと知多半島へ行こうか? と思い旅館を探しましたが、お目当ての旅館は満室ということで別ルートを企画。

以前から行ってみたいと思っていた日本モンキーセンターと犬山城、そして小牧城跡を周ることにしました。言ってみれば尾張の北部ですね。
4月20日は晴れ。
中央道を行きます。
阿智で休憩
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次の内津峠では
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金のとりから、シングルで350円をゲット。
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鶏の胸肉を細長く切ったものに細かいパン粉をつけて揚げています。

小牧東で高速を降りて
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犬山市へ
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尾張パークウエーで
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日本モンキーパークに隣接した日本モンキーセンターへ、
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ここは駐車料金1000円、入園料が1200円。
最初はビジターセンター、特別展は音声展です。
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猿のはく製
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音声展では声をつくる器官
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様々な猿の様々なシュチュエーションでの音声を聞けました。
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アウストラロピテクスアファレンシスの骨格見本
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アウストラロピテクスといえばルーシーが有名、以前買った本があります。
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ゴリラの骨格やはく製
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ビジターセンターを出て、飼育種数世界一という50種以上700頭の霊長類を見て回ります。
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ワオキツネザル
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ワタボウシタマリン
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マントヒヒ
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ゴリラはごろ寝、
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マンドリル
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チンパンジーは巨大遊具で寛いでいます。
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昼食はワオキツネザルにちなんで? きつねうどん700円也。
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ここ日本モンキーセンターを見て回る中で、このような施設の財政難を感じます。
人間の由来を研究することは重要なことです。
日本モンキーセンター友の会のNEWSLETTERのバックナンバーをいただきました。
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私も何らかの協力をしたいものです。

続いて犬山城は2km程、
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駐車場から城までは5分程、石垣は荒々しい野面積
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天守への待ち時間は40分、入場料は550円。
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1537年築城、現存する日本最古の天守です。
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松本城以上に急こう配の階段
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白の骨組み
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天守から眺める木曽川の対岸は美濃の国、各務原市です。
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廻縁は外側に向かって傾斜が付いています。
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10km程先には小牧城跡が見えます。
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廻縁の角は傷みが目立ちます。
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昭和27年の国宝指定書
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国宝の城は、ここと姫路城、彦根城、松本城の4城に平成27年松江城が加わって国宝五城と言われています。
どちらかといえば地味な犬山城ですが、唯一の装飾である唐破風を中から見たところ、
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小牧山合戦時に着用されていたという鎧、
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まだまだ時間はあるし、今夜の宿は小牧なので、犬山から小牧市へ。
小牧城は城跡だけかと思っていたら立派な天守が?
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小牧長久手の戦いで家康の本陣となった小牧城、
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土塁の断面を見せています。
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20分程で登れそうなので行ってみます。
虎口
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信長築城時の石垣が発掘されて話題になっています。
石桝遺構
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玉石敷遺構
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天守と見えたのは小牧山歴史館
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小牧山城塁の模型
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天守?から長久手方面を望みます。
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何と、泊まるホテルは小牧城跡のすぐ脇、キャッスルインコマキ
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部屋はダブルと豪華、そして大浴場もあります。
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夕食は国道41号線沿いの居酒屋かもめ、ホテルからは徒歩5分。
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料理はどれも美味、一番美味かったのが手羽先でした。
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予定では1日目が日本モンキーセンターと犬山城、そして2日目が小牧城跡の予定でしたが1日で回ってしまいました。明日はどうしよう?
居酒屋の店主が明治村を強く勧めます。
それでは明日は明治村と各務原の航空宇宙博物館にしよう。






信州百峠(99)203峠目 養老坂

4月19日、久々の信州百峠です。
200の峠をクリアーするとさすがに新たに発見できる峠は少ないものです。

そんなときに目にした本が「塩の道」田中欣一著。
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今年度、田中先生の講座「閑吟塾」を受講することになり、先生の著書を読んでみたいと探している際に出会った本です。
塩の道とは糸魚川から松本まで日本海の塩を流通させるための道ですが、本の記述の中に松本から城山をまたいで犀川河畔に至る峠らしき高まりに養老坂という名称を発見しました。

先日大鹿村へ行った際にも目にした越路という地名にも養老坂にも峠という字は使われていませんが、どちらも峠をイメージさせる名称ではあります。

というわけで、その松本側の入り口である岡田の塩倉池からスタート。
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池の向こう、斜め右へ登っていく道がこれ、
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道の際には道祖神、街道筋らしい風景です。
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その先を直登すると芥子坊主山、左へと下る農道が旧塩の道?
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下ると山田や松本トンネル西口へと続く道に合流。
100mほど先を左折する小径があります。正面左のくぼんだ所が養老坂か?
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数軒の家があります。
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老根田縄文遺跡跡とあります。
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さらに行くと空が開けました。
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どうやらアルプス公園の一角に出たようです。
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右が芥子坊主山
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左山の神
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そして直進が養老坂とあります。
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ここが峠のようですが、峠と名付けるよりその先の急坂が名の由来か?

かなり急こう配の下り坂です。
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急こう配の上道幅も極めて狭い、この先倒木などで道がふさがっていれば登り返しは極めて困難になります。バイクにはスリル満点の道。
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幸いにも間もなく下に舗装路と東屋が見えました。
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そこで一息、その時ハイキングを楽しんでいた二人連れから「え~、この坂をバイクで下ってきたの!」と驚かれ、なおかつこの道は遊歩道だからバイクはだめよ、と言われてしまいました。

そこでバイクは置いて南へ、
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森の里広場
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逆に北へ行くと程なく駐車場です。
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駐車場の案内板でよく見ると、東屋から下へと道がありそう
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引き返し、東屋の下に道らしき跡が、
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倒木の下からは道が崩落、草むらの陰に消えていました。
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これで養老坂は終了、帰りには枝垂れ桜が咲き誇っていました。
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高遠城址の桜

4月7日に行った大鹿村、その時の友人一行は8日に高遠の桜を見に行くという。
まだ高遠は咲き始め、私は満開になってから行こう!

11日に高遠の桜満開宣言が出たので、12日に奥さんと行くことに。
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有料駐車場までは車の渋滞が続くので、壬生川沿いの無料駐車場に車を停めると満開の桜がたわわに咲き誇っています。
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城址までのきつい登りを登って、高遠城の一角にたどり着き、
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ちょうど昼時、奥さん手作りの花見弁当を食べ、
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食後の一服で空を見上げると、青い空に桜のアーチ。
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城址公園に入り、
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有形文化財の高遠閣にて入園料600円也を払い入場。
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天下第一桜
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そして天正10年の武田氏と織田軍の高遠城の戦いの地、
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京へと上る武田信玄が三方ヶ原の戦い後に亡くなり、勝頼も設楽ヶ原で敗退し、いよいよ武田氏最後の抵抗の地となった高遠城。
城主仁科五郎盛信ら3000の守将らと織田信忠5万の軍が激闘を重ねた城址です。

ここでも最高の桜を愛でることができました。
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信州百峠(99)大鹿村番外編

4月7日は友人一行4人で大鹿村へジビエを食べに。
伊勢神宮を周り名古屋から高速バスで飯田へ来る3人を飯田駅で迎えます。
飯田駅
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飯田のリンゴ並木はちょうど桜が満開!
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大鹿へ行くなら私には行きたいところがありました。
先日読んだ信毎の編集局編纂の「土の声を」
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大鹿村では現在リニア新幹線のトンネル工事が佳境です。
先日、静岡の川勝知事が失言によって知事を辞職することになりましたが、川勝知事はじめ静岡の人々が反対しているためにリニアの静岡工区は手つかずのままです。
大鹿では静岡方面への南アルプストンネル工事に手をかけていますが、今後それが活発化するかもしれません。
その坑口である大鹿村大河原の釜沢へ行きたかったのですが、一部の反対にあって断念。
実際4人が乗るために私の愛車ではなく、社長のクラウンで来てしまったのでワインデイングロードでは楽しめなかったとは思います。
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宿は鹿塩温泉山塩館、
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何回も訪れた宿ですが、今日の料理も大満足!
イノシシ鍋、2歳の雌のバラ肉は秀逸。
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煮えあがって食べると脂があっさり、野菜やきのこと絡んで病みつきになります。
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食卓の上はこんな感じ、鯉のうま煮となめろう、鹿のたたき、胡麻豆腐、にらのぬた等、
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低温調理鹿肉の山椒風味、◯◯?のポタージュ。
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山椒がほのかに香りこれも逸品。
山家料理の定番イワナの塩焼き。
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そして今日のメインは鹿肉のシチュー
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甘味のしっかりした地人参やマッシュポテトとのマッチングも優れ、赤ワインを奢ったソースもGOODでした。

ただ食べていただけではありません。
峠の情報もキャッチ、大鹿には越路というまだ未踏の峠がありました。
残念ながらまだ積雪が多く道路は通行止めですが、雪が解ければ三伏峠へ登る手前にあるので車でも行けそうです。また三伏峠も車止めから4km、徒歩3時間という情報もあり楽しみ。
私は車やバイクで行くのが基本ですが、日本三大峠と言われる三伏峠も魅力的。
日本三大峠(三伏峠、後立山連峰の針ノ木峠、秩父の雁坂峠)

また村内での自転車ツアーや糸魚川静岡構造線を探訪する大鹿村ジオライドも面白そう!
電動自転車なので坂道も苦にならないようです。
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早くバイクで来られるよう暖かくな~れ!





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