2023年07月

日本周遊の旅(越後妻有)松之山温泉、十日町市(縄文散歩)

松之山温泉凌雲閣に1泊、凌雲閣は温泉街からちょっと離れたところにある一軒宿なので、温泉街を訪ねました。
昨日は信州百峠の旅、そして今日7月21日はプチ日本周遊の旅として信濃川流域を周ります。
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噴き出す泉温は90度以上、全国的にも高温な温泉です。
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源泉、川から蒸気が立ち上っています。日本でも珍しい「ジオプレッシャー型化石海水の温泉」
宿のおかみさんの言うには塩分濃度1,7%。南信濃の大鹿村鹿塩温泉も塩水で、そこから山の塩を取っていました。が、この温泉は塩を取るには化合物が多くて美味しい塩はとれないそうです。
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温泉番付、草津、道後に続いて小結=第三位。
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ちなみに浅間温泉は下段の前頭。

不動の滝
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その脇にある薬師堂では
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むこ投げという面白い奇祭があります。
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毎年1月15日、前年に結婚したお婿さんをこの薬師堂から投げ下ろすというもの。
由来は略奪婚の名残、村の娘を取られた腹いせが形を変えて残ったものと言われています。
また墨塗りとはどんど焼き、(松本では三九郎)そこで燃やした墨を顔に塗りつけるもので、これは松本も同じです。

お昼はへぎそばを食べる予定なので十日町へ向かいます。
情報ではへぎそばは十日町の小嶋屋が元祖。信州のそば粉と日本海の海藻ふのりが合体した十日町発祥のソウルフード。文化庁の100年フードにも選ばれました。

そばを食べるだけでは芸がないので十日町市博物館へ立ち寄ります。
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あまり期待していなかったのですが、ここが面白い!
「縄文時代と火焔型土器のクニ」「織物の歴史」「雪と信濃川」の3つのテーマに分かれています。
圧巻は縄文型土器
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日本の縄文型土器の大多数はここ信濃川流域から出土しているのです。
国宝火焔型土器(縄文雪炎)
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町の小さな博物館に国宝があることに驚き。国宝は中央の国立博物館に収められていると思っていました。
国宝?にタッチ
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縄文時代に生きていたら私はこんな感じ?
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信濃川回船や
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雪深い地方ならではの民具も興味深いです。
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お昼はへぎそば。
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元祖の小嶋屋は市の郊外にあるようですが、ショッピングセンターの一角の小嶋屋和亭へ入りました。
玉子焼きはとろみのあるたれがかかっています。
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そしてへぎそば
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へぎそばはボリュームがあります。信州そばはボリュームが難点、そこへいくとこれは満腹メニューです。

帰りに国道沿いの直売所で、甘くておいしいトウモロコシを買って家路につきました。





信州百峠(92)鳥打峠、平丸峠、野々海峠、深坂峠、

信州百峠も残りわずか。
7月20日に信越国境の峠を目指します、そして今夜の宿は十日町市の松之山温泉。
その前に「行きがけの駄賃」ではないですが、松代の鳥打峠と飯山の平丸峠に着目。

松代の、それも長野道沿いに峠があったことは見過ごしていました。
長野ICを降りますが、看板の向こうにあるのが鳥打峠です。
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ICを左折、その先の松代ロイヤルホテルの交差点を左折します。
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高速が見えてきました。
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高速の橋脚に沿って行けば鳥打峠。
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松代マレットゴルフ場を過ぎ、クマ出没注意を横目で見ながら、
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ガレ道を行くと、フェンスでシャットダウン
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どうもその下の枝道のようです。
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あっけなく鳥打峠、
川中島合戦の際、上杉軍が妻女山へと進軍するときに通過したそうです。
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下りになって展望が開けます。長野市街です。
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ここで一般道に接続、峠へと引き返します。
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下を見れば長野道、
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峠に折り返しますが、峠の目印は無し。
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長野道に戻り飯山へ、飯山ICを降ります。
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飯山市内を経て国道117号線を十日町方面へ、
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飯山泉の信濃平駅を目標に、
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県道411号線を
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まっすぐな道の先が峠方面。
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十字路には外様郵便局
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その先から峠路が始まります。
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小さな案内板に桂池とあります、桂池の近くに平丸峠はあるようです。
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国天然記念物(黒岩山)山林全体、そこに棲むモリアオガエルや黒サンショウウオも対象です。
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長いつづら折りが続き、ナビが示す峠がここ。
目印は何もありません。
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そして桂池、
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ここも信越トレイルの一画です。
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現在地平丸峠は信越トレイルの真ん中、この後目指す野々海峠や深坂峠は東の末端です。
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しばらく行けば信越県境、ここで折り返します。
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今一度峠を逆戻り
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飯山のみゆき野を一望
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A-coopみゆきでトイレタイム
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国道117号線に戻り、野沢温泉の道の駅で昼食、というかその間にあった飲食店はどこも休業中でした。
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私は夏野菜の冷やし中華、
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奥さんは野沢温泉カレー、湯文字のライスで出てきました。
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栄村に入り、野々海高原キャンプ場へ向かいます。
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意地悪な通り抜けできません、の看板。
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狭いが快適な峠路、180度のヘアピンカーブの連続です。
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野々海池のミズバショウ群落もあるそうです。
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ここで三叉路、左野々海峠、直進すると深坂峠。
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まずは野々海峠、枝葉が繁茂してその間隙を通っていきます。
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霧にかすむ野々海峠、ここで通行止め標識が。
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新潟県は霧の中。
ここにも信越トレイル案内。
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西の伏野峠へは急こう配を6,6km
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東の深坂峠へは2km
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三叉路に戻って、工事の方に聞きました。
「深坂峠を越えて、新潟の松之山温泉へ行きたいのだけれど」
「峠の向こう、新潟県側でゴソッと道路が陥没していていけないよ。峠まではOK」
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峠へ向かいます。深坂峠には立派な峠標識が、
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しかし、霧の中の新潟県側は無情にも通行止めでした。
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改めて峠の風景
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下りでは除雪車!に出会いました。
除雪車の夏季使用バージョン=道路に伸びた枝払い機能。除雪車左に大きなバリカンがついています。
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下りきって飯山線の平滝駅
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ここから新潟県
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津南の駅方面からも松之山へ行けそうですが
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無難な道を選びます。
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県道80号線を左折して
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松之山温泉の日帰り入浴施設
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そこの庭先で発見!
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ブラマです。にらみ合っている個体も。
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家禽の王様=世界一立派な鶏です。
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松之山温泉凌雲閣に到着。
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築85年の風格が廊下にも表れています。
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日本三大薬湯と言われる松之山温泉はナトリウム、カルシウム塩化物泉。
なめると塩辛い、聞くと塩分濃度1,7%とか。
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温泉の効能も十分です。
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夕食は老人好みのちょっと少な目。
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廊下に飾られていた昔の冬の松之山
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豪雪地帯の厳しい冬を理解します。

夜の凌雲閣にも風情があります。
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おやすみなさい。











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