2023年05月

武田信玄最期の進軍②

5月18日は、6時前に目覚め、寸又峡温泉の散策を。
親子愛情カエル
2023-05-18 06.07.44

寸又峡温泉の街並み
2023-05-18 06.08.32

外森神社
2023-05-18 06.13.06

寸又峡温泉のアイドル? カモシカ
2023-05-18 06.15.02

そして朝食
2023-05-18 07.23.58


今日の目的地は二俣城。
千頭駅に立ち寄って川根新茶を探します。
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一軒だけ開いていたお茶屋さん
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川根新茶ありました。
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千頭駅にはトーマス
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そして昭和30年代に湘南電車で活躍した車輛も、
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二俣の街までは高速を利用、目指すは二俣城
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国指定史跡二俣城
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天竜川と二俣川に挟まれた要害です。
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堀切を右に見て
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本丸跡へ
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ここ二俣城は、家康の長男岡﨑三郎信康が信長の命令で切腹させられた場所。
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(子の石碑は信康の菩提寺青龍寺にあります)

大手門跡
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信玄との戦いで、焦点となった水の手櫓を探しましたが、迷った挙句に鳥羽山城跡?
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その先にあったのが鳥羽山城跡
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近くの青龍寺へ向かいます。青龍寺には井戸櫓のレプリカが、
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青龍寺正面には本田宗一郎ものづくり伝承館が、
私にはこちらの方が興味津々。
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1949年ホンダC型
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1958年ホンダドリームC70
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2500円の初期ホンダF-1のポスターなど、ほしいものがいっぱいありましたが、この年で部屋にポスターを飾るのも大人げない、と諦めます。

浜松市に移動し、知久屋桜台本店にて昼食。
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店の隣には、総菜残渣を食べてもらうためのヤギさんがいました。
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ということで3日間の南信州から遠州への旅が終わりました。
帰りはさすがに山道は避けて、無難な高速道利用。
清水ICから中部横断道を通って、中央道を帰りましたが、中部横断自動車道は片側1車線、懐かしい中央道の快適さに驚きました。


信州百峠(90)兵越峠から水窪そして秋葉神社(武田信玄最期の軌跡)

5月17日は、南信州しらびそ高原から兵越峠を経て、武田信玄が上洛を目指して最期の進軍を進めた経路をたどりたいと思います。

しらびそ高原の曙光5時12分、つばめ? 宿の軒下に巣を構えているつばめも朝食の真っ最中。
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私の朝食、南信州では川魚の一夜干しが定番のようです。
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昨日行けなかった下栗ジオパークサイトへ、開店は10時、まだ誰もいません。
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下栗の集落へ下りていくと目に付いた「下栗の里いっ福」
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お母さんが路傍に出てきてしばし会話。
まだ開店前でしたが、楽しい話で盛り上がって、
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下栗風モーニングティータイム? 梅サワーと筍ご飯を出してくれました。
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お孫さんも春の高校伊那駅伝で大活躍だそうです。
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お母さんのモットーが印象的。
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下栗の茶畑はつつましやかです。
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上町に下って、まつり伝承館天伯を見学。もちろん我々2人だけ。
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ここの目玉は遠山霜月祭、熱湯を煮立てする竈の形がユニークです。
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秋葉街道=「塩の道」であり、秋葉講の「信仰の道」であり、戦国時代の「戦いの道」でもあった。
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武田信玄は、諏訪から杖突峠、高遠を経て、遠山、青崩峠で遠州水窪に入り、浜松の家康、そして天下統一を目指した。
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いざ遠州浜松、水窪方面へと国道152号線を南下。
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走りやすい立派な道、と安心するや否や
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小嵐川沿いは三遠南信道の大工事中。だんだん道はすぼまって、

ますます隘路に、
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右青崩峠、左は兵越峠、
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青崩峠が信玄の通過した道、本来行きたい道ですが、
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兵越峠に変更、
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兵越峠(1165m)
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これが今年の国境?
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毎年信州勢と遠州勢が峠の国盗り綱引き合戦をして、勝者が1m国境を広げます。
綱引き合戦の戦場。
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その脇には青崩峠への登山道、兵越峠と青崩峠の間は4km程もありそうなので諦めます。
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静岡県境を越えて
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直進すればトンネルを経て水窪へと行けそうですが、右折して旧道を、
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旧道、連れがいい顔をしません「生唾がわいてきそう」
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ということで水窪川沿いで一服、
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水窪の街に入ります、インフォメーションセンター碧にて昼食、
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そこでゲットしました、水窪季節の郷土料理4部で400円。
とじくりという大豆、米、そば粉を混ぜた肉団子風がユニーク。
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秋葉街道街道筋を秋葉神社へ向かいます。
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右佐久間も行きたいが、
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勇壮な秋葉ダムを過ぎ、
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秋葉山へ9km
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車道の脇には群生する木が、天狗のうちわに似ていますが?
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秋葉山本宮秋葉神社
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勇壮な鳥居が迎えます。
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ほんの数百メートルですがきつそうな石段にメゲました。
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この鳥居で参拝完了、ということで秋葉山を下ります。

今一度天竜川沿いに戻って大迂回。大井川の上流、今日の宿寸又峡へ向かうはずが?
ナビが最短ルートを教えてくれました。
天竜川の支流気田川沿いのルートから国道362号線、川根茶の本場に迷い込みます。
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下栗の茶畑とはスケールが違います。
やっとのことで寸又峡の道標に出会い、
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大井川に出ました。
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さすが「越すに越されぬ大井川」その川床は南アルプスから流れ出た砂礫で覆われています。
大井川の支流寸又峡、その高度差にも肝を冷やしながら、
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寸又峡温泉に到着、
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なぜかここにも森林鉄道のトロッコ列車、
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今日の宿は寸又峡温泉翠紅苑
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今日は疲れた!
信玄の道と洒落てはみたが、峠路大好きの私でも奥静のワィンデイングロードは初体験。
同じくねくね道でも信州とは一風かわった悪路でした。
寸又峡温泉でじっくりと癒します。
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この温泉、当館の創業者望月恒一が私財をなげうって1957年に開湯。
おかげでゆったり気分に浸れました。

夕食は
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頼んだワインは何と! 塩尻の井筒ワイン。
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今朝も5時から暁を見て、疲れも加わってぐっすりと眠れました。







信州百峠(89)しらびそ峠、眼下に展開する仏像構造線

5月16日~18日にかけて、永年のお付き合いがあるS先生と、南信州から奥静への旅をしてきました。
二人の共通した興味は、秋葉街道、糸魚川静岡中央構造線、武田信玄最後の遠征の道筋。
そこに私の興味の中心である信州百峠を加えた欲張った旅です。

16日、伊那で先生と合流、飯田から天竜峡方面へ
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三遠南信道路の無料区間を上久堅から喬木村へ、
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矢筈トンネルのループ橋を通り
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矢筈トンネルを上村の程野へ
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大鹿、しらびそ方面国道152号線を行く予定だが、まずは腹ごしらえ。
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そば処村の茶屋はお休み
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お食事処喫茶かみへ
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メニューの中から
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手打ちそばと下栗コロッケのセット
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喫茶店だからいまいちかな? ところが手打ちそばの美味しいこと!
また下栗コロッケは、下栗芋の風味が生きた素朴なもの。
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店の隣に鎮座する石は、
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中郷流宮岩(なかごうながれみやのいわ)と言われ、深海底の石灰岩とチャートが繰り返し折りたたまれた典型的な地層の見本だそうです。
近くにある中央構造線とも関係する貴重なものです。

満腹になったら、次は地蔵峠にどこまで近づけるか?
しらびそ大鹿方面へ、
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国道152号線、全面通行止めですが行けるところまで地蔵峠に近づきたい。
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上村川の大島河原砂防ダムも満杯、
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大島川原河川公園を過ぎ
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道が細くなったと思ったら国道152号線はここでシャットアウト。
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その先は許可車両のみ、残念!
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先生が路傍に珍しいものを発見、
炭焼き窯? 確かに中には炭がありました。
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煙突も生えています
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しらびそ方面へ折り返し、次に向かうは中央構造線の程野露頭
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私にはよく分かりませんがここが露頭。
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料理屋? 鷹之家を横目にしらびそ峠へ
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天気も良いし快適林道
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大鹿方面への分岐、直進が大鹿村、右へ上るとしらびそ峠
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あわよくば大鹿方面から地蔵峠に接近したいと思いましたが、ここも道路崩落で通行止め。
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西方の山並みの向こうは御岳山か、
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この先も上りと思ったら、
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そこがしらびそ峠(1833m)でした。
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東には大沢岳や聖岳、南アルプスの展望
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脇の林道にも目が行きます。
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案内板に興味ある記載が
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南アルプスとの間の巨大な谷を仏像構造線が走っている!
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ここは中央構造線と仏像構造線の真ん中、
後日、家にあった「遠山郷の魅力」を見てみると
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分かりやすい図を発見、
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仏像構造線を境にして、しらびそ高原のある山並みは、およそ2億年前の古い地層(秩父帯)。それに対して南アルプスは9千万年~6千万年前の地層(四万十帯)で成り立っている。
仏像構造線の名前の由来は、高知県土佐市の仏像という地名からつけられたとか。
仏像構造線も中央構造線も交わったり併進しながら高知まで伸びていることを示しています。
先日行った北沢峠から、ここを通って高知まで。
再来週には高知にも行くのでその先端を見てみたい!

峠の先の山頂には、今日の宿ハイランドしらびそ天の川が、
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まだ時間があるので、今日最後の目的地、天空の里下栗へ、

御池山隕石クレーター、
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2~3万年前、直径45m程の隕石がここに落下し、直径900mのクレーターができました。
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クレーターの縁
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下栗へ下りますが、車のブレーキが甘い? 焦げ臭も、水をかけると一瞬で蒸発。
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ということでしばしの休みを取って下ります。

下栗天空の里ビューポイント入口
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細くて暗い針葉樹の径を800m。薄ら怖い!
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この時のために準備した熊鈴で心が落ち着きます。
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ビューポイント定員40名に2人だけ。
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私2度目の天空の里(日本のマチュピチュ)下栗の里。
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上り返したハイランドしらびそ、その広大な庭には森林鉄道が、
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これも家に帰っての復習で分かったこと、
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「遠山、森林鉄道と山で働いた人々の記録」には、遠山谷の森林鉄道が、先ほどのしらびそ峠直下まで伸びていたこと。
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細い実線が森林鉄道、峠にあった荒れた林道もその名残なのか?

今日の宿は、しらびそ峠よりも高い1918m。
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そこの丘にも展望台、南アルプスの絶景。
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誰もいないお風呂から南アルプスの絶景は見えません。
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理由は、夜になって星を見るのに光が邪魔をするから。

夕食は思いのほか豪華! アマゴの焼びたしが美味しかった。
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夕食時が日暮れ(サンセット)18時50分頃でした。
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御岳山に陽が沈む、そしてい一番星が燈り、今日が暮れました。
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信州百峠(88)幻?の北澤峠、そして埋もれた長谷村の過去

私の信州百峠は、自分の運転(車やバイク)で到達すること(交通機関や自分の足ではない)を旨?としていますが、唯一の例外として南アルプスを貫く南アルプス林道の北沢峠があります。
この林道は一般車両は通行不可、伊那市の運営するバスでしか行けません。

なぜか? この林道は以前南アルプススーパー林道と言われました。
高度経済成長期、この林道やビーナスライン、上高地への車の乗り入れは、自然保護の高まりの中、強固な反対運動にさらされました。
運行開始はしたものの、反対運動や相次ぐ土砂崩落もあり、妥協点としてここでは指定交通機関しか乗り入れられないことになりましたが、今となっては喜ばしいことです。

このバスの運行開始を待って、ゴールデンウイークの中、5月3~4日にかけていくことにしました。
がッ! 重要なことを見過ごしてバスの始発点にある仙流荘を予約してしまいました。
伊那市長谷の仙流荘
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確かにバスの運行は開始していましたが、北沢峠までの運行は6月15日から。それまでは6,5km手前の歌宿までという記載を見過ごしていました。
気づいたのが出発前日、今更キャンセルはできまいということで決行しました。

南アルプス林道見どころ
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仙流荘バス営業所
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営業所で情報収集。
歌宿から北沢峠までは6,5kmの坂道を登っていかねばなりません、片道2時間はかかります。
12時10分発のバスで歌宿着が13時05分、16時15分歌宿発の最終バスには間に合いません。

営業所の方にも相談した結果、
①歌宿の先にある鋸岳の名所鹿窓が遠望できるところまで登る
②仏像構造線の唐沢露頭へ下る
③今が見頃のシナノコザクラを探す
④幕岩、白岩を見る          
以上の目的を決めてバスに乗りました。①以外は下りなので私の体力でも大丈夫。

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鷹岩トンネルを過ぎ、
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戸台川を渡り
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右手には仙丈ケ岳を望んで、バスはどんどん高度を上げていきます。
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その先には道路の崩落地
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ここの工事のため、連休明けの8日~26日までバスは運休です。

歌宿につきました。
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バス停
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ここから約1,5km、鹿窓を発見するために登ります。
左手にはいかにも険阻な鋸岳が迫ってきます。
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崩落が手に取るようにわかる中ノ川乗越、乗越といえば峠も同義ですが、こんな峠には行きたくない。
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正面には甲斐駒ヶ岳が近づいてきます。登りもここまではそう気になりませんでした。
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それでも重装備の登山者はふうふう言いながら登ってきました。
鹿窓案内
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中央の三角錐右下に鹿窓が見えますか? 私の裸眼では無理でした。
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案内にはこう記されていました。
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ここからは下り一辺倒。風景を見ながら、春の高原の空気を満喫しながらぶらぶらいきます。
土砂で満杯になった砂防ダム
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深くえぐられた戸台川を右に見て、
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小百合沢の延命水
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そしていよいよ仏像構造線唐沢露頭に近づきます。
露頭手前の洞門の屋根にはうず高く土砂が積もっています。
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洞門内部
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洞門の下手から見上げると
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凄まじい景観です! 洞門上部は露頭の東側、砂や泥の脆い岩盤で崩落。
左が東、右が西側、東の脆い岩盤と、西の頑丈な石灰岩の岩盤の比較が分かります。
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案内板には、この構造線が山梨側まで連続しているとあります。
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ここには糸魚川静岡構造線が走っていますが、この断層も大きな造山活動の一環でしょう。
今でも南アルプスは年間4mm高くなっています。

そしてありました、シナノコザクラ。アルカリ性の岩盤に咲く可憐な花です。
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幕岩と
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反対側、林道の上にそそり立つ白岩
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その案内板、400m以上の深さに切れ込んだ谷を隔ててはいるものの、本来は連続していた岩盤だったことが分かります。
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白岩で15時15分歌宿発のバスが下ってきました。
このバスは北澤峠⇒戸台大橋間はどこでも乗車、下車ができるということで、ここで拾ってもらい帰路につきました。
この日歩いた地図
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登りと下りを合わせて7~8km程でしょうか。結構疲れましたが、普通ならバスの車窓から流れる風景として見るだけの場所をじっくり観察できて、思いがけない散策に満足でした。

そして宿泊した仙流荘では、思いがけない旧長谷村の埋もれた歴史を垣間見れる本をゲット。
「藍深き湖に映え(美和ダム完成40周年記念写真集)」
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思わず手に取りましたが定価が書いてない、しかし2冊並んでいます。
売ってくれない? と交渉。旅館の人も戸惑っていましたが、最初1000円から交渉、写真集だから3000円位はするでしょう、とは言われましたが、2000円で交渉成立しました。

上の写真は現在(実際には平12年)の美和ダム,
そして美和ダムが作られる前、昭和30年頃の水に沈む前のダムから上流、溝口上河原から黒河内平集落周辺の景観。
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地図を参照しても今では美和ダムの底に沈んでしまった田畑と生活がありました。
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今日現在の黒河内平集落付近は、その後の膨大な土砂によって完全に埋もれてしまいました。
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美和ダム建設は、暴れ三峰川、暴れ天竜を治めるための国策事業でしたが、自然の猛威は仙丈ケ岳や甲斐駒ヶ岳、鋸岳西面の膨大な土砂流失によって再び埋もれてしまったのです。
自然の前では人知を尽くした巨大ダムも、あっけなく埋もれてしまうのですね。
三峰川、戸台川合流点の今日。
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4日は鹿嶺高原に上り、
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伊那谷の景観を満喫
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鹿嶺高原地図
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高遠の「ますや」で1j時間半並んで、高遠そばと五平餅、そしておたぐりを満喫して帰路につきました。
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信州百峠(87)再訪の治部坂峠、栗の木峠,杣路峠、梨子野峠、与川峠

4月28日、浪合の不動温泉華菱の朝食は鮎の一夜干し他。
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旅館から国道153号線への出口には中馬街道の碑が。
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今日は根羽へ向かい、そこから折り返して昼神温泉から清内路、南木曽の峠を巡ります。
新規の峠はありませんが、今までは車で来たため、思い切って踏み込めなかった峠へバイクでどこまでいけるか? 

治部坂峠、今まではスノーシェードの中を通過しただけで峠を感じていましたが、今回は右上に伸びる道を行ってみよう!
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脇の細道を行くと
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スノーシェードを左下に見て、ここが治部坂峠、
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なおも進みますが、峠路は草で埋もれ、引き返します。
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スノーシェードを平谷側に出てアプローチ。
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治部坂橋がありました。これが旧道か?
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尚も上ると、草に埋もれた先ほどの地点です。
治部坂峠、一応完登。
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根羽に入り横畑の棚田
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栗の木峠に再挑戦、上矢作方面へ。
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県境へ行く手前にあった、気になっていた林道本洞線。これが栗の木峠への道か?
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あまり使われている雰囲気ではありません。
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500m程で土砂崩落、地図で見ても峠への道ではありません。
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結局栗の木峠の確証がないまま引き返します。
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次は中馬街道杣路峠、これははっきりした案内板がお出迎え。
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杣路峠まで3,3km、「車両では通り抜けできません」の表示。
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この先が峠、
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と思ったらカメラが故障です。しょうがない、これからはスマホのカメラで急場をしのぎましょう。
杣路峠まで1,1km もうすぐです。
2023-04-28 09.58.23

いよいよ道も悪路へと変貌、あと100m
2023-04-28 10.02.19

そう! こんな雰囲気の峠でした、あと少し。
2023-04-28 10.03.04

杣路峠に到着、今までは頻繁にあった峠への導票ですが、肝心の峠には何の表示もありません。
2023-04-28 10.03.25

前回は峠全体が鬱蒼とした木々に覆われ、ここでビビッて引き返しましたが、今日は峠の先が明るい! 抜け出て峠を振り返ると、
2023-04-28 10.05.10 さらに下ると、この峠の象徴である尹良(ゆきよし)神社。
2023-04-28 10.06.04

神社を守る用に覆う大ブナの木。
2023-04-28 10.08.22

これで満足、引き返します。次は昼神から清内路へ。

昼神温泉のうどん屋「玉のゆ」で昼食
2023-04-28 11.18.02

鶏肉のつけうどん、こしのあるうどんで美味でした。
2023-04-28 11.35.02


国道256号線を南木曽方面へ、次は梨子野峠です。
2023-04-28 12.10.43

清内路の川裾を左、
2023-04-28 12.16.03

国道の下をくぐり、
2023-04-28 12.16.55

下清内路へ、
2023-04-28 12.17.29


下清内路諏訪神社、
2023-04-28 12.19.09

ここが清内路の火祭り、手作り花火の地なんですね。
ちなみに手作り花火のお祭りは10月6日と8日だそうです。
2023-04-28 12.20.05

花火櫓展示館、
2023-04-28 12.20.49


いよいよ梨子野峠へ、清内路関所の変遷碑、
この峠を通過した著名人の名も。
(信長武将の森長可、青木昆陽、水戸浪士武田耕運斎以下千人等)
2023-04-28 12.24.57

前回は車で来てビビッた奥の細道、バイクでもビビります。
2023-04-28 12.28.31

落石にも躊躇
2023-04-28 12.30.49

この先は歩いてしか行けません、ここで断念です。
2023-04-28 12.32.11


国道256号線は別名「はなもも街道」、いまが見頃です。
2023-04-28 12.44.04

清内路トンネルを抜け、大平への分岐を通り過ぎて
2023-04-28 12.57.23

約500m、滝見温泉の看板のある橋を
2023-04-28 12.59.31

渡った先をUターンして左へ、
2023-04-28 13.00.32

ありました長者畑林道、与川峠への道です。
2023-04-28 13.01.11


与川峠、昨年9月に南木曽の三留野から入った際は国有林ということで途中でシャットアウト。
今回は反対側からアプローチというわけです。
右に大平峠方面を見ながら
2023-04-28 13.05.30

約4㎞、ここもやっぱりフェンスでシャットアウト。
2023-04-28 13.09.58

1級河川長者畑川、この上流が与川峠なんだけどな、残念。
2023-04-28 13.10.50


先ほどの滝見温泉方面へ、
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滝見温泉は休業中?
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花桃温泉?
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MAUKA LANI GOAT FARM ヤギの牧場のようです。
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ヤギが放牧されています。ザーネン種のようです。
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コテージ風の売店で
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今回唯一のお土産として購入したのは、右からブルーベリー入りシェプールチーズ、ウォッシュタイプセミハードチーズ、ニンニク入り全粒粉のパン。
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この牧場にはヤギ以外に鶏もいました。あと牧羊犬が2頭。
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帰りは妻籠から南木曽に出て、木曽路をわき目も降らずに帰りました。


この日の走行距離は223km、所要時間は8時間でした。
ちなみにバイクの燃費を調べたところリッターあたり38,8㎞でした。
平坦路を走れば50km程になりますが、やはり悪路では燃費も悪くなりますね。






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