2023年04月

信州百峠(85)地蔵峠、そして再訪の売木峠、幻?の栗の木峠

4月9日、天龍村平岡駅の日の出。
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朝食は1Fの食堂で。
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相変わらず、一口食べてから写真を撮っていない! ということで撮り直し。
昨晩の夕食も撮り忘れていました。このホテルで一人宿泊の場合、夕食は定食が基本です。
夕食は鶏肉の天ぷら、そこに馬刺しともろきゅうを加えて晩酌としましたが、もろきゅうの多いこと!一皿に3~4本分のキュウリ、お腹が冷えてしまいました。

ということで8時過ぎに出発!
今日目指す地蔵峠が今回の旅のメインテーマです。天龍村の概観図画こちら。
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平岡から鶯巣(うぐす)、中井侍、そして県境を折り返して坂部から地蔵峠を目指しますが、どうもすんなりいけそうにないという情報がありました。
そこで十久保から湯めぐり街道を西進して向方から地蔵峠を目指し、その後新野へ出るというルート
も考えました。
どちらにしても新野へ出てからは、売木から根羽へ出て、根羽と岐阜県境にあるらしい?栗の木峠を経て帰る予定を組みました。

国道418号線、鶯巣で中井侍、水窪方面へ、伊那小沢の駅は国道から離れるので左へ上ります。
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伊那小沢駅にはちょうど電車が到着。
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中井侍への道は土砂崩落?で行けません。
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国道を県境へ、直進は坂部、冬まつりで有名です。
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が、2,5㎞先の県境まで行ってから折り返します。
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県境から折り返して坂部への林道虫川新野線へ入ります。
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坂部はそこから10分ほど。
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神々が舞う左閑部の里、ここには神様がたくさんいるようです。
坂部の集落だけでもこの通り、
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坂部の里です。
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その先地蔵峠へ向かいますが、険悪な道の予感。気持ちがめげて折り返します。
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帰りに中井侍の遠望を
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そして国道418号線、新野方面は左折、
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ところがバッチリ通行止め! ショックです。
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昨晩の宿では、宿の温泉もこの先にあるおきよめの湯から持ってきたという話、そして村営バスもこの道を通っているという情報もあったので来たのに。

平岡の龍泉閣に戻って再確認すると、この国道は土砂崩れのため封鎖されているが、手前の郵便局から伸びている村道がう回路になっているという。う回路で山一つを越えれば国道418号線に合流できるということです。
再度天龍川橋を渡り、
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ありました、新野方面は右へ上る。
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ここを右へ
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最初は天龍川の対岸を、伊那小沢駅が見たいがために迂回したので気づかなかったのでした。
ひと山超えて、
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ここで国道418号線に合流。
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無事におきよめの湯に到着、
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ここは龍の隠れ棲む里だそうです。
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この日帰り温泉、入浴料は500円。設備も新しいし、アルカリ性単純温泉ですが、肌がつるっとして良い湯です。
ここでお土産も物色、
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天龍村の柚子を使った柚子マーマレード、栃の実入りそば、地粉うどん、それ以外に山ウドやこごみのお惣菜も買いました。

ここで情報収集、ここからなら地蔵峠に行けそうです。やはりその先の坂部へは通行止め、大河内も行けそうにありません。
温泉の先にある三叉路、右は新野、左が向方を経て地蔵峠、その先を左へ行くと大河内です。
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向方を直進
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何か所か道路の崩れもありますが、
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その先はあっけなく地蔵峠
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右、大河内から新野峠方面はいけません。
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坂部方面へ行けるだけ行ってみましょう。
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2km程行ったでしょうか、やはりここが土砂崩落の現場です。
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峠に戻って再確認すると開拓記念碑、昔の長野県知事西澤権一郎の銘が刻まれています。
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ここが地蔵峠で間違いなし。
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今回で一番手ごわいと思っていた地蔵峠に行きつけて感動です。
ここは坂部や大河内への道が開通したら再訪したいところです。
帰りに向方のバス停をよく見ると、
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バス停が新聞ポストになっています。誰が何新聞を取っているかがすぐわかりますが、これも鄙びた村落の知恵ですね。
向方の枝垂れ桜も満開です。
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地蔵峠周辺地図
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国道418号線を阿南へ
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新野の里
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地元のお菓子処つるやで草餅、桜餅もゲット、
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その先には道の駅信州新野千石平
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新野産れんこん饅頭も売っていました。
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ただ残念なのは冷凍販売、買うのは断念。
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ここで昼食、かき揚げそば700円也。
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新野のシンボルでしょうか? 新野の盆踊りと関係があるのかも。
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ここでガソリン補給もして、売木から根羽方面へ、
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売木峠、前回はこのトンネルを抜けることで済ましてしまいましたが、この峠へと上る道があるはずです。
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ありました!
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これが本来の売木峠
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年代物の道路案内もあります。
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前回はこの売木峠橋という標識だけで満足していました。
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根羽へ
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地図上ではこれも売木峠、売木と根羽の村境、左へ行けば茶臼山です。
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根羽の小戸名渓谷を抜け、
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根羽に入り、設楽津具方面へ行ってみました。
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これも信州と愛知県を結ぶ峠でしょうが、地図上にその名はありません。
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その先にあった道の駅つぐ高原グリーンパーク
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折り返して、根羽の月瀬へ、
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そこを右、上矢作方面へ行けば栗の木峠か?
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狙いとしては県境が栗の木峠では? しかし県境は坂道の途中、峠形状とは言えません。
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もともと栗の木峠の情報は少なく、確信も持てませんでしたが、改めて出直しです。

今日はこれまで、国道153号線を帰路につきます。
赤坂峠から治部坂峠、寒原峠を抜けて飯田山本ICから帰りました。

走行距離260km、所要時間は8時間程でした。



信州百峠(84)二越峠、坂島峠

桜も散って、いよいよ待ちに待った峠探訪の季節を迎えました。
秋葉街道をたどる旅も計画しましたが、道路状況がいまいちつかめず、それは5月に延期。
その二日間の予定が空きましたし、天気予報もGOOD!というわけで、秋葉街道の西側であり、信州の最南端の天龍村を中心とした計画を立てました。

4月8日8時49分に発進。
まずは行きがけの未知の峠を目指します。
駒ヶ根までは高速利用。
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伊南バイパスを経て
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県道49号線(駒ヶ根長谷線)を中沢峠方面へ
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天龍大橋を渡り
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2kmほど行ったところで目に付いた案内板。
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あっけなく二越峠の文字が躍っています!

目印は香花社という神社です。
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中曽倉を経て
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車の通行も頻繁そうな林道を行くと
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あっけなくたどり着いたのが二越峠(968m)でした。
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反対側に峠を下ると二越橋
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峠を振り返ると、こちらからの標高差は大したことありません。
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この川(大曾倉川)に沿って下ると県道49号線に合流。
県道は中沢峠方面通行止めのようです。
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帰りにふと目に付いた「井月」の文字についていくと
蔵沢寺
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その境内には井上井月の碑がありました。
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二越峠のマップ
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次は豊丘村へ向かいます。
飯島町の道の駅「田切の里」にて昼食
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飯田名物千代幻豚を使った豚肉そば=1200円也
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次の目的地は飯田線の市田駅を起点にするとわかりやすい。
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市田駅から東へ、喬木豊丘方面へ
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県道455号線を東へ
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早速の上り坂
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455の標識に沿って、ここは左へ
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佐原からは上佐原へ
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坂島野田平、この先のようです。
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急に立派な舗装路になり
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何とリニアの変電所の工事をしています。
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立派なゲートも鍵はかかっていないようです。
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その先の二股は一方が通行止め
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もう一方が方向としては正しそうですが、
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かなり狭くて険しそう、怖気づいて敗退しました。
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たぶんこの先が坂島峠(912m)でしょう。次回はバイクで再挑戦しましょう。
坂島峠のマップ
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豊丘の南信州豊丘マルシエに立ち寄り、
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その裏には変な小屋が、
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チョウザメを飼育しています。
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同じく南信州の遠山郷でもチョウザメ飼育をしていましたが、ここもやっているんだ。
村内で一か所食べさせるところがある(ただし雄のみ)みたいですよ。

飯田を経て、天竜峡から天龍村方面へ、
直進が天龍村、右へ曲がると浪合、浪合へ行くには和知野川を遡り、その途中に和知野ダムがあり、見名峠もあるはず! 
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県道430号線(為栗和合線)は分岐からすぐに一車線の狭隘な道に変貌。
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車1台ギリギリ、和知野川を遡ります。
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結構緊張しましたが、あっけなく和知野ダム?
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地図と照らし合わせるとどうも地形が違います?
地図上の赤い線はダムの水路?そんなわけありません、地図上の赤線は国道のはずです。
そしてここはダムではなく発電所。和知野発電所と書いてあります。
分からないままに突き進みます。
道路標識も阿南町和知野
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和知野温泉?地図上にはありませんが行ってみましょう。
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何と国道151号線に出てしまいました。
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そして最初に通り抜けたトンネルが見名トンネル
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ということはこのトンネルの上が見名峠か?

見覚えのある祭り街道の看板、
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昨年10月15日、平谷から浪合、そして下条村の極楽峠を目指した際に通った道です。
ここを右へ、ありました和知野ダム、この背後の山が見名峠です。
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その先には県道46号線が和合から浪合へ、そして県道430号線が天龍へと接続しています。
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天龍から中馬街道の浪合へと、今までの疑問?点と点がつながりました。
こうして点と点がつながり、地形が立体的に見えるのが大きな醍醐味ですね!
私が迷った見名峠周辺はこんな具合。
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そうこうしているうちに日差しも傾き、熊の活動する夕暮れになり?ということで、見名峠は次回の課題ということで、天龍村の宿へと向かいます。
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やはり一車線の道は緊張します。

天龍村の平岡の街へ
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今日の宿は龍泉閣、駅と併設のホテルです。
洒落て言えばステーションホテル。
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階段を上って二階がホテルのフロント兼駅の改札口。
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部屋の窓から見下ろせば飯田線平岡駅です。
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ここは天然温泉、ただ取水は村内の別のところの日帰り温泉「おきよめの湯」、ここまで運んでくるそうです。
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今日の走行距離は205km、8時間30分の行動でした。














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