先日、上松で存在を知った本。
木曽谷の森林鉄道、その中で最も盛んだった王滝村を見てみたい! と思いたちました。
9月25日久々に天気も良いので出かけました。
木曽から県道20号線を王滝村へ
まずは三岳の「道の駅」三岳で情報収集。
今春に来たときは改装中だったのですが、今回は全オープン。
木曽町ビジターセンター さとテラス三岳が併設されています。
木曾森林鉄道王滝線の沼停車場跡に、この道の駅があるようです。
写真では細かすぎて見えないか? 地図上にも沼の名前があります。
ここには、木曽の自然や歴史、2014年の御嶽山大噴火の記録、温泉の情報など、盛りだくさんの情報が集められています。
これは御嶽神社奥社の、噴石で曲がりくねった手すり。
森林鉄道の路線図もありました。
道の駅を出てほんの100m程、そこに上松へ至る道があります。
ここが沼停車場だとすると、森林鉄道の起点である上松からの鉄路はこれだったのか!
立派で快適な道にもかかわらず、林道台ケ峰線とあります。
道の駅の方に聞いたところ、ほぼこの道と同じところを走っていたそうです。
才児峠入口には、森林鉄道の橋脚が残り、トンネルもあるそうです。
県道20号線から同じく256号線へ、王滝へ向かいます。
百草丸の長野県製薬や
日野百草丸の前を通り過ぎて
御岳湖、牧尾ダムの直前を左へ登ります。私には初めての道。
御岳湖の湖面を右に見て
田島、
ここには大規模な停車場や機関庫があったようです。
瀬戸川橋
ここから瀬戸川1級線という路線が南の山の中へ、
たぶん、この林道瀬戸川線に沿って登ったのか?
鈴ケ沢、ここからも森林鉄道の支線が北へ出ていました。
松原スポーツ公園には林鉄バイクも
大鹿渕隧道、森林鉄道 鯎(ウグイ)川線が走っていたトンネルでしょう。ここを上り詰めると飛騨との県境、真弓峠か!
大鹿渕の渓流
氷ケ瀬の貯木場、ここは昔と同じ風景です。
その先にある橋は、真弓峠へと続く林道でしょうが、残念ながら鍵がかかっています。
氷ケ瀬隧道、
そこを抜けると、謎の高架橋が見えますが、何のための橋なのか?
濁川、この上流には、消えた仙人境と言われた濁川温泉がありました。
1984年9月14日、マグニチュード6,8の名願県西部地震が発生。御岳の山体崩壊がおこり、この温泉を一瞬のうちに埋め尽くしたということです。
この地震や、御岳噴火、そして昨年の水害など、この道はそのたびに寸断され、生活する人の村落や生活を困難に陥れてきました。
御岳自然湖、この湖も長野県西部地震によって生まれたものです。立ち枯れた木々が湖面から伸びる景観はそのことを物語っています。
二重のトンネル=王滝隧道を抜けると
やっと滝越です。ここが白巣峠への起点、森林鉄道白川の起点でもあります。
何とのどかな風景でしょう!
ここの水交園で昼食をとります、ちょうど正午。
若い人たち4人ほどで運営しています。多分地域おこし協力隊の方々でしょう。
ちなみに、この園は土日だけの営業だとか。今日が平日でなくて良かった!
長野県最西端のお食事処だそうです。
手打ちそばと五平餅、合わせて1700円、そばも五平餅も美味い!
大満足のランチでした、ちなみに美味しそうなピザや豚串、岩魚の塩焼きもあります。
ここには森林鉄道の遺物も残されています。
通学列車やまばと号と除雪車。岩魚の釣り堀やオートキャンプ場もあります。
しばしの休憩と情報収集、園の人に聞くと白巣峠は車で10分ほどのところにゲートがあって、それ以上は無理そうです。でも行けるところまで行きましょう!
熊が多そうです。怖~!
王滝川を渡って
白川付知併用林道を行きます。やはりここからは国有林になります。
林業の方が作業中の脇を通らせてもらいます。
崩落の跡、ここが林道の分岐、右上へ。
分岐の崩落はここから起こったのでしょう。
麓の人が通れないと言ったことは、ここが原因のようですが、幸せなことに通れるように復旧されていました。
何気なく通り過ぎようとして、後ろ(長野県側)を振り返ると、典型的な峠の風景。
その先にはゲートがありました。
加子母とか中津川と書かれています。
何と! 岐阜県との県境です。 ということはここが白巣峠?
少し戻ってみると、ありました! 白巣峠(1380m)
夢にまで見たというのは大げさですが、地元の人も行けないと言っていた白巣峠に立てました。
長野県側、王滝からのアプローチは無理と判断して、昨年11月には飛騨側から接近を試みましたが、途中敗退という経過があっただけ、今日は嬉しい。
この林道は往復14km。後で調べると、先ほどの崩落分岐を左へ行けば真弓峠にアプローチも出来そうです。
滝越へ戻り、次は王滝村の最奥、三浦貯水池までどれだけ近づけるか?
右へ行けば王滝林道、御嶽山方面へ行けそうですが、今日は断念。
滝越三浦林道を真っすぐ。
やはり1km程でゲートに妨げられました。
その奥には立派な門も、ここからは関西電力の敷地ということでしょうか。
ということで2時を回り、帰路につかないと暗くなってしまいます。
しかし王滝は面白い! 王滝林道や濁川沿いの林道、それと白巣峠の分岐を左へ行く林道など、再チャレンジの魅力にあふれた村でした。
走行距離は225km、所要時間は8時間40分でした。
木曽谷の森林鉄道、その中で最も盛んだった王滝村を見てみたい! と思いたちました。
9月25日久々に天気も良いので出かけました。
木曽から県道20号線を王滝村へ
まずは三岳の「道の駅」三岳で情報収集。
今春に来たときは改装中だったのですが、今回は全オープン。
木曽町ビジターセンター さとテラス三岳が併設されています。
木曾森林鉄道王滝線の沼停車場跡に、この道の駅があるようです。
写真では細かすぎて見えないか? 地図上にも沼の名前があります。
ここには、木曽の自然や歴史、2014年の御嶽山大噴火の記録、温泉の情報など、盛りだくさんの情報が集められています。
これは御嶽神社奥社の、噴石で曲がりくねった手すり。
森林鉄道の路線図もありました。
道の駅を出てほんの100m程、そこに上松へ至る道があります。
ここが沼停車場だとすると、森林鉄道の起点である上松からの鉄路はこれだったのか!
立派で快適な道にもかかわらず、林道台ケ峰線とあります。
道の駅の方に聞いたところ、ほぼこの道と同じところを走っていたそうです。
才児峠入口には、森林鉄道の橋脚が残り、トンネルもあるそうです。
県道20号線から同じく256号線へ、王滝へ向かいます。
百草丸の長野県製薬や
日野百草丸の前を通り過ぎて
御岳湖、牧尾ダムの直前を左へ登ります。私には初めての道。
御岳湖の湖面を右に見て
田島、
ここには大規模な停車場や機関庫があったようです。
瀬戸川橋
ここから瀬戸川1級線という路線が南の山の中へ、
たぶん、この林道瀬戸川線に沿って登ったのか?
鈴ケ沢、ここからも森林鉄道の支線が北へ出ていました。
松原スポーツ公園には林鉄バイクも
大鹿渕隧道、森林鉄道 鯎(ウグイ)川線が走っていたトンネルでしょう。ここを上り詰めると飛騨との県境、真弓峠か!
大鹿渕の渓流
氷ケ瀬の貯木場、ここは昔と同じ風景です。
その先にある橋は、真弓峠へと続く林道でしょうが、残念ながら鍵がかかっています。
氷ケ瀬隧道、
そこを抜けると、謎の高架橋が見えますが、何のための橋なのか?
濁川、この上流には、消えた仙人境と言われた濁川温泉がありました。
1984年9月14日、マグニチュード6,8の名願県西部地震が発生。御岳の山体崩壊がおこり、この温泉を一瞬のうちに埋め尽くしたということです。
この地震や、御岳噴火、そして昨年の水害など、この道はそのたびに寸断され、生活する人の村落や生活を困難に陥れてきました。
御岳自然湖、この湖も長野県西部地震によって生まれたものです。立ち枯れた木々が湖面から伸びる景観はそのことを物語っています。
二重のトンネル=王滝隧道を抜けると
やっと滝越です。ここが白巣峠への起点、森林鉄道白川の起点でもあります。
何とのどかな風景でしょう!
ここの水交園で昼食をとります、ちょうど正午。
若い人たち4人ほどで運営しています。多分地域おこし協力隊の方々でしょう。
ちなみに、この園は土日だけの営業だとか。今日が平日でなくて良かった!
長野県最西端のお食事処だそうです。
手打ちそばと五平餅、合わせて1700円、そばも五平餅も美味い!
大満足のランチでした、ちなみに美味しそうなピザや豚串、岩魚の塩焼きもあります。
ここには森林鉄道の遺物も残されています。
通学列車やまばと号と除雪車。岩魚の釣り堀やオートキャンプ場もあります。
しばしの休憩と情報収集、園の人に聞くと白巣峠は車で10分ほどのところにゲートがあって、それ以上は無理そうです。でも行けるところまで行きましょう!
熊が多そうです。怖~!
王滝川を渡って
白川付知併用林道を行きます。やはりここからは国有林になります。
林業の方が作業中の脇を通らせてもらいます。
崩落の跡、ここが林道の分岐、右上へ。
分岐の崩落はここから起こったのでしょう。
麓の人が通れないと言ったことは、ここが原因のようですが、幸せなことに通れるように復旧されていました。
何気なく通り過ぎようとして、後ろ(長野県側)を振り返ると、典型的な峠の風景。
その先にはゲートがありました。
加子母とか中津川と書かれています。
何と! 岐阜県との県境です。 ということはここが白巣峠?
少し戻ってみると、ありました! 白巣峠(1380m)
夢にまで見たというのは大げさですが、地元の人も行けないと言っていた白巣峠に立てました。
長野県側、王滝からのアプローチは無理と判断して、昨年11月には飛騨側から接近を試みましたが、途中敗退という経過があっただけ、今日は嬉しい。
この林道は往復14km。後で調べると、先ほどの崩落分岐を左へ行けば真弓峠にアプローチも出来そうです。
滝越へ戻り、次は王滝村の最奥、三浦貯水池までどれだけ近づけるか?
右へ行けば王滝林道、御嶽山方面へ行けそうですが、今日は断念。
滝越三浦林道を真っすぐ。
やはり1km程でゲートに妨げられました。
その奥には立派な門も、ここからは関西電力の敷地ということでしょうか。
ということで2時を回り、帰路につかないと暗くなってしまいます。
しかし王滝は面白い! 王滝林道や濁川沿いの林道、それと白巣峠の分岐を左へ行く林道など、再チャレンジの魅力にあふれた村でした。
走行距離は225km、所要時間は8時間40分でした。