10月2日、今日明日で南信の秋葉街道周辺の峠を走ります。
このところ好天に恵まれ、今年の目標である150峠はクリアしたので一気にその数を伸ばしたいという思いはあるものの、泊りがけのバイク旅には気力、体力ともに充電することと機会設定が必要で2週間の間が空いてしまいました。
8時40分出発、塩尻から善知鳥峠を越えて県道207号線を高遠方面へ、
高遠市内から長谷、大鹿方面へ
分杭峠への標識もあり
長谷を通り過ぎ、市野瀬から分杭峠を目指します。
長谷、杉島名物ドーナツ万十の看板を横目に見て、
いつの間にか道は狭まり、
一昨年通った中沢峠を過ぎ
猿の出迎えを受けながら
ゼロ磁場で有名な分杭峠公園は閉鎖中、
そこからほんのちょっとで着きました、分杭峠(1424m)。
先ほどの中沢峠が旧長谷村と駒ケ根市の境、ここ分杭峠が旧長谷村と大鹿村の境です。
大鹿村=南へ下っていくと中央構造線北川露頭。
この県道152号線を南へ行けば地蔵峠を経て旧上村へ行けるはず。
ガソリン残量が心もとなく、長谷にはスタンドが一軒もなく「まずい!」と思っていましたが、ここ大鹿村には県道沿いに2軒あって「ホッ!」。給油してから地蔵峠へと向かいます。
情報では通行禁止が分かっていましたが、一応どこまで行けるか⁉
彼方には峠と思しき空間が開けます。
しかしここまで。
地蔵峠は入り口で敗退、引き返して昼食にしましょう。
中央構造線博物館は1月に見ました。
昼食は歌舞伎の里大鹿
大鹿にちなんで鹿肉ミートソース(サラダ付き980円)
実物は撮影の前に腹に収まってしまいました。
歌舞伎の里大鹿の案内の方に折草峠の情報を聞きこみます。
「この峠はうちの村じゃない(中川村)からよく知らないけど、小渋ダムの青い鉄橋を渡って右へ行くらしいよ」と言ってくれました。
松川方面へ小渋川沿いに下ります。
ありました青い鉄橋。
鉄橋を右へ曲がると県道210号線を駒ケ根目指して
通行止めの標識はあるものの折草峠までは行けそうです。
狭いトンネルを抜け
風光明媚、爽やかで快適な道
しかしこのあたりは三六災害で大きな被害を出し、集落全体が移転してしまったという悲しい場所でもあります。
そんな記念碑的案内「四徳学校跡」
四徳温泉を過ぎ
着きました折草峠(1169m)、上伊那郡中川村と駒ケ根市中沢を結びます。
駒ケ根側から見ると峠の風情が良く分かります。
この峠、全走破したいところですが、それでは北へ行くことになります。次の目的地は南、峠で折り返します。
ダンプが2台前を走っていたためイライラしましたが、もう一度大鹿方面へ、途中で豊丘方面へ、県道22号線、右折です。
かなりな急こう配があるのでこの先にも峠があるか⁉
オー! 峠の風情
峠の先にはすぐに人家、犬の吠え声もします。
少し下った集落の脇にありました。何と「上峠」バスストップ。
25000分の一地図には峠の表示があります。上峠と明示されてはいないものの一応峠ということにしておきましょう。
県道18号線を豊丘へ、
上村方面へ
ここ喬木村から上村、遠山郷へ
普通に行くなら巨大なループ橋を上って矢筈トンネルで一直線ですが、
このルートは自動車専用道路、私のバイクは110ccだから通行不可! 側道を上りますが
何と県道251号線は通行できません。
そんなこと言ったって行くしかないでしょう! 矢筈トンネルの下をくぐります。
県道はこんな道、OH!工事中、しかし工事の方が「土日は通っても良いよ」と請け負ってくれました。
やっぱり行ってみるものです。地図上では赤石隧道とありましたが、赤石峠(1195m)の標識まであるではないですか!
トンネルの向こうは上村
下りではこんな崩落もありましたが
峠入り口? もしかしたら小川路峠か?
すぐにゲートでストップ
本当の小川路峠入り口はもう少し下にありました。
今になって思ったこと、それはこんなに草ぼうぼうでもバイクで行けるところまで入ったらよかった、という後悔です。
ちなみに小川路峠(1,675m)飯田市上村上町と飯田市千代を結ぶ秋葉街道の重要な峠でした。
峠を下ると上村の上町へ出ました。「秋葉みち かみまち宿」
秋葉街道の宿場町として、そして林業の盛んな昭和30年代までは栄えたことでしょう。
まつり伝承館 天伯 入場料200円。
遠山郷の一画であるここも霜月祭りが盛んです。
ビデオで霜月祭りの概要を見てから
館内散策、OH! 昔の小川路道の写真を発見。
先ほどの小川路峠入り口から入っていけばこのような険路に出会えたかも。
峠の上には茶屋や宿もあったようです。
伝承館には各地区の面(おもて)の展示がいっぱい。
さすがと思ったのは遠山の霜月祭りの地区別ガイド
全8地区の地区別ガイドが別々に編集されていること、これだけでも価値があります。
上村から南信濃へ、この日の宿は和田宿のかぐら山荘
道の駅の一画にあるここの隣はかぐらの湯
入浴はここです。本来は天然温泉らしいのですが、この日は機器故障中ということで沸かし湯、露天風呂も閉鎖中ということでちょっと残念。
夕食は簡素ですが私にはちょうど良い量でした。追加で遠山ジンギスも頂きました。
翌日は帰るのみ、天龍村から泰阜村を抜けて飯田からは国道153号線を松本までまっしぐら。
宿でもらった県民割クーポン券を使うこともしっかり忘れていました。
2日間の走行距離は369kmでした。
このところ好天に恵まれ、今年の目標である150峠はクリアしたので一気にその数を伸ばしたいという思いはあるものの、泊りがけのバイク旅には気力、体力ともに充電することと機会設定が必要で2週間の間が空いてしまいました。
8時40分出発、塩尻から善知鳥峠を越えて県道207号線を高遠方面へ、
高遠市内から長谷、大鹿方面へ
分杭峠への標識もあり
長谷を通り過ぎ、市野瀬から分杭峠を目指します。
長谷、杉島名物ドーナツ万十の看板を横目に見て、
いつの間にか道は狭まり、
一昨年通った中沢峠を過ぎ
猿の出迎えを受けながら
ゼロ磁場で有名な分杭峠公園は閉鎖中、
そこからほんのちょっとで着きました、分杭峠(1424m)。
先ほどの中沢峠が旧長谷村と駒ケ根市の境、ここ分杭峠が旧長谷村と大鹿村の境です。
大鹿村=南へ下っていくと中央構造線北川露頭。
この県道152号線を南へ行けば地蔵峠を経て旧上村へ行けるはず。
ガソリン残量が心もとなく、長谷にはスタンドが一軒もなく「まずい!」と思っていましたが、ここ大鹿村には県道沿いに2軒あって「ホッ!」。給油してから地蔵峠へと向かいます。
情報では通行禁止が分かっていましたが、一応どこまで行けるか⁉
彼方には峠と思しき空間が開けます。
しかしここまで。
地蔵峠は入り口で敗退、引き返して昼食にしましょう。
中央構造線博物館は1月に見ました。
昼食は歌舞伎の里大鹿
大鹿にちなんで鹿肉ミートソース(サラダ付き980円)
実物は撮影の前に腹に収まってしまいました。
歌舞伎の里大鹿の案内の方に折草峠の情報を聞きこみます。
「この峠はうちの村じゃない(中川村)からよく知らないけど、小渋ダムの青い鉄橋を渡って右へ行くらしいよ」と言ってくれました。
松川方面へ小渋川沿いに下ります。
ありました青い鉄橋。
鉄橋を右へ曲がると県道210号線を駒ケ根目指して
通行止めの標識はあるものの折草峠までは行けそうです。
狭いトンネルを抜け
風光明媚、爽やかで快適な道
しかしこのあたりは三六災害で大きな被害を出し、集落全体が移転してしまったという悲しい場所でもあります。
そんな記念碑的案内「四徳学校跡」
四徳温泉を過ぎ
着きました折草峠(1169m)、上伊那郡中川村と駒ケ根市中沢を結びます。
駒ケ根側から見ると峠の風情が良く分かります。
この峠、全走破したいところですが、それでは北へ行くことになります。次の目的地は南、峠で折り返します。
ダンプが2台前を走っていたためイライラしましたが、もう一度大鹿方面へ、途中で豊丘方面へ、県道22号線、右折です。
かなりな急こう配があるのでこの先にも峠があるか⁉
オー! 峠の風情
峠の先にはすぐに人家、犬の吠え声もします。
少し下った集落の脇にありました。何と「上峠」バスストップ。
25000分の一地図には峠の表示があります。上峠と明示されてはいないものの一応峠ということにしておきましょう。
県道18号線を豊丘へ、
上村方面へ
ここ喬木村から上村、遠山郷へ
普通に行くなら巨大なループ橋を上って矢筈トンネルで一直線ですが、
このルートは自動車専用道路、私のバイクは110ccだから通行不可! 側道を上りますが
何と県道251号線は通行できません。
そんなこと言ったって行くしかないでしょう! 矢筈トンネルの下をくぐります。
県道はこんな道、OH!工事中、しかし工事の方が「土日は通っても良いよ」と請け負ってくれました。
やっぱり行ってみるものです。地図上では赤石隧道とありましたが、赤石峠(1195m)の標識まであるではないですか!
トンネルの向こうは上村
下りではこんな崩落もありましたが
峠入り口? もしかしたら小川路峠か?
すぐにゲートでストップ
本当の小川路峠入り口はもう少し下にありました。
今になって思ったこと、それはこんなに草ぼうぼうでもバイクで行けるところまで入ったらよかった、という後悔です。
ちなみに小川路峠(1,675m)飯田市上村上町と飯田市千代を結ぶ秋葉街道の重要な峠でした。
峠を下ると上村の上町へ出ました。「秋葉みち かみまち宿」
秋葉街道の宿場町として、そして林業の盛んな昭和30年代までは栄えたことでしょう。
まつり伝承館 天伯 入場料200円。
遠山郷の一画であるここも霜月祭りが盛んです。
ビデオで霜月祭りの概要を見てから
館内散策、OH! 昔の小川路道の写真を発見。
先ほどの小川路峠入り口から入っていけばこのような険路に出会えたかも。
峠の上には茶屋や宿もあったようです。
伝承館には各地区の面(おもて)の展示がいっぱい。
さすがと思ったのは遠山の霜月祭りの地区別ガイド
全8地区の地区別ガイドが別々に編集されていること、これだけでも価値があります。
上村から南信濃へ、この日の宿は和田宿のかぐら山荘
道の駅の一画にあるここの隣はかぐらの湯
入浴はここです。本来は天然温泉らしいのですが、この日は機器故障中ということで沸かし湯、露天風呂も閉鎖中ということでちょっと残念。
夕食は簡素ですが私にはちょうど良い量でした。追加で遠山ジンギスも頂きました。
翌日は帰るのみ、天龍村から泰阜村を抜けて飯田からは国道153号線を松本までまっしぐら。
宿でもらった県民割クーポン券を使うこともしっかり忘れていました。
2日間の走行距離は369kmでした。