1か月以上のご無沙汰でした。
梅雨の時期はジッと我慢、いよいよ梅雨明けとなりました。

7月17日、以前から妹が行きたがっていた小谷温泉にでかけました。
私にとってわが庭のようになった小谷村、通算10回程はきているか。でも初めて来る人には宝の宝庫です。

ちょうど昼頃小谷の街を過ぎ、中土トンネルと平倉トンネルの間を右折、最初に目指したのが「蛍」そば屋です。
中谷川右岸、傾斜地にポツンと建っている古い民家を改造したそば屋です。
冬場は休業だし、以前来たときは多くのお客さんで賑わい1時間以上も待ちましたが、今回はすんなり席に着けました。
ここのおすすめはくるみダレ、しかし私は冷やしぶっかけ(辛味大根、揚げ玉各140円)を乗っけた新メニュー
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辛味大根の辛いこと!
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玉ねぎがそばに合うのです!

そこから雨飾山の麓にある鎌池へ、途中から右へ、妙高高原へと抜ける林道は閉鎖中、20日からなら通れたのに残念。
ブナのトンネルを縫っていくと
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鎌池に出ます。
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この池一周2km程、約40分で周遊できます。熊に出合うのは怖いけど、大声で歌を歌って回ります。
途中の中州にあった祠、地元の青年会が建てたのか。
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遠景の山並みが水鏡となって映えます。
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散歩コースとしては申し分のないロケーションでした。

この先には湯峠があります。でもいつでも通行止めになっていると思ったのですが、ラッキーなことにゲート開放中です。(ここで舞い上がって写真撮影を失念。)
整備した林道を進んでいくと道の真ん中でダンプに石材を積み込み中、「この先へ行っても良い?」と聞いたのですが「工事中だからダメ!」と切ないお言葉。
今回は残念ながら引き返します。ここまで整備ができているなら次には湯峠、そこから平岩方面まで行けるかな⁉ と淡い期待を抱きながら(写真も撮らず)帰ります。

今日の宿は小谷温泉山田旅館、江戸期から続く湯治宿。小谷温泉自体の開湯は戦国時代(1555年)
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私にとって県内でも一押しの宿、この建物は有形文化財。
今日は奥さんと妹、そしてわが社の社長夫婦の5人で投宿です。
初めて泊まる一階の三間続きの部屋ですが、その三間は襖で区切られているだけ。如何にも湯治宿の風情です。大正3年の建造です。
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ここの温泉はナトリウム炭酸水素塩泉、痛風に効くと社長は大喜び。
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明治時代の独逸万国霊泉博覧会に出泉したそうです。
ちなみに博覧会に出泉したのは他に登別、草津、別府の有名どころばかり。

ゆっくり寛ぎ18日、この日は生坂の灰焼きおやきへ行くだけ。
そしたら宿にあったパンフレットに目が行きました。
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開いてみたら
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帰り道を少しだけ迂回すれば大峯峠とあります。以前百峠を志す前に抜けたことのある峠です。
ここで社長夫婦とはお別れ、記念撮影です。
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帰り道を注意していると長崎の先に左へ上る道が
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峠入り口土谷方面、中腹には千国古道の案内も
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杉林に囲まれた大峯峠(745m)
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下ると左が奉納温泉、右は姫川へと下ります。
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下から見ると峠口が良く分かります。
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そして奉納温泉、ここにもいつか来てみたい。
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小谷から大町、そして池田を左折して踏破済の八代峠を抜ければ生坂です。
灰焼きおやきの勝家商店
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この暑い中熱い灰満載の囲炉裏で焼いてくれました。
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メニューは4種のみ
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そのうちなすとミックス、あんこを購入、帰りの道の駅で昼食替わりに食しました。
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焼きたては美味しい! でもボリューム満点、1個で昼食は充分でした。

峠を目指したわけではありませんが、一つだけでもクリアできて幸せな旅でした。