2018年05月

次世代型家畜生産技術のシンポジウム

信大農学部で開催された「次世代型家畜生産技術」のキックオフシンポジウム。
私の研究室の竹田先生が主に運営、緊張感がありました。

挨拶には伊那市長の城取さんも、
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信大農学部との歴史的な関係を話してくれました。

その後のシンポジウムでは、
なぜ草しか食べない牛が、大量のたんぱく質である牛乳を出せるのか?
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考えてみれば不思議ですね? どうしてセルロースが殆どの草を食べてミルクになるのか?
私も授業で教わったはずですが未だに理解できません。
牛の4つの胃袋とそこに住み着く細菌群が微妙に関わって成し遂げる偉業です!

そのご竹田先生のアニマルウェルフェアについての講演もありましたが写真を撮り忘れました。
印象に残ったのは、「牛を管理する際、1頭1頭に名前を付けると産乳量が増える」ということ。
欧米ではこのような思想はありません。日本では戦後興った京都大学の「サル学」でも、野生の猿を観察する際に個体識別をするために1匹毎に名前を付けて偉大な成果を出したという経緯があります。
日本人のこのようなセンスが学問、実業を通して大切なのでは、と感じました。

上記に誤りがありました。伊那の市長さんは白鳥さんです。
知らせてくれたのは伊那在住の城取さん、私とは旧知の間柄で「しろとり」にはうるさい人です。
城取も白鳥も出自は一緒のようですが、山形の出羽地方を統治していた最上氏の家臣の出だとか。
城取さんは今そのことを熱心に研究されています。

三澤農場

安曇野、三郷の三澤農場さんを見学してきました。
三澤さんは同友会安曇野支部の会員さん。そんな縁で無理を聞いてもらいました。

三澤農園は食用豚の繁殖から肥育までの一貫生産です。
最初はこれから母豚になる若い雌豚が迎えてくれます。
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愛嬌と色気満杯?フレンドリーですね。

そして子豚がいっぱい!
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生まれたばかりの子豚が元気に母豚の乳を吸っています。

そして父豚舎、
ランドレース、イニシャルは(L)
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胴が長いですね、繁殖力に優れています。長いバラ肉が取れるのでベーコン用に重宝。

大ヨークシャー、イニシャルは(W)
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肉と脂のバランスが良く、繁殖力もあります。

デュロック、イニシャルは(D)
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黒みがかった褐色の毛並みですが、肉質が良くさしが入りやすい品種です。

いわゆる三元豚というのがこの三種、L×Wの雌の豚(最初に紹介した若い雌豚がそうです)にDの雄豚を掛け合わせるとできるのだそうです。
ここでは自然繁殖ではなく、人工授精で妊娠させます。そしてあの愛らしい子豚が生まれます。
母豚の元で2週間、それからは肥育するため兄弟だけになります。
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肥育舎
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表です。

裏側は
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そして100日ほどの若豚、私が現れたので向こうの隅っこで固まってますが、少し慣れるとこちらへ寄って来てくれます。
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この農場で生後半年ぐらい暮らし、私達が食べる豚肉になります。
この農場では1週間に80頭を出荷しているということです。

ここはいわゆる近代的なウインドレス豚舎ではありません。
分娩をする豚舎だけは糞尿が下に落ちるようになっていますが、それ以外は全て木のチップを床に厚く敷き詰め、それに糞尿を吸わせるようにしています。
出荷した後で、この敷材を堆肥に加工、
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豚舎も堆肥もほとんど匂いがしません!
この堆肥は近所の農家が喜んでもらっていくそうです。

三澤さんは獣医師さん、今じゃ豚のことしか分からないと笑っていましたが、二代続いたプロの技を見せてもらいました。
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