2016年10月

雑食動物のジレンマ

面白い本を読み始めました。
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上下2冊になっているので読み終わるにはしばらくかかるかと思いますが,さわりのところだけチョビッと紹介します。

『アメリカのスーパーにおける壮大な(スーパーに並んでいる多種多様な食品アイテムのこと)多様性は、限られた植物群で構成された、きわめて小さな生物学的基礎に頼り切っている。その植物群に君臨するのは、ある植物種ただ一つ。学名ゼア、マイス=トウモロコシとしてお馴染みの見上げるような草丈をした熱帯地方原産の植物なのだ。
トウモロコシはステーキになる牛だけでなく、鶏や豚、七面鳥や子羊、養殖ナマズやテラピアの飼料でもある。さらに本来は肉食のサケでさえも、トウモロコシを飼料にできるよう、養殖業界は遺伝子操作を行っている。卵も、もとをたどればトウモロコシだ。かつては牧草を食む乳牛からとられていた牛乳やチーズやヨーグルトも、いまでは屋内で一生機械につながれトウモロコシを食べ続けるホルスタイン牛から来ている。

加工食品の場合、トウモロコシはさらに複雑な形で登場する。たとえばチキンナゲットは、トウモロコシを積み重ねてつくった代物だ。まずトウモロコシを食べる鶏の体は、当然トウモロコシでできている。ほかの成分の大半も同様だ。つなぎは加工コーンスターチ、衣はコーンフラワー、揚げ油はコーン油。膨張剤にレシチン、モノグリセリド、ジクリセリド、トリグリセリド。美味しそうなキツネ色に仕上げる着色料や、揚げたて風味を保つクエン酸。そのすべてが、見ただけではわからないが、トウモロコシからつくることができるのだ。
..............食品業界は、現代の食生活は素晴らしい多様性に富んでいるかのようにうまく錯覚を起こしている。ところが、この多様な食品のほとんどは、まったく同じ植物から抽出された分子が組み立てなおされたものなのだ。』


私たちの食生活は深いところでどのようになっているのか?
今60歳を過ぎた私は、旧来からの食生活から、現在のワールドワイドな食生活へ僅か1世代の間に大きな変化を体験しました。このことも踏まえて、また私の生業からの関わりも踏まえて考えなければならないと思います。

鶏ムネ肉は最強の食事

岩手の大手鶏肉メーカーの社長さんのブログで紹介されていた文芸春秋11月号を買いました。
月刊の文春を買うのは初めてでしたが、週刊誌にはない記事の方向性に新鮮さを覚えました。

テーマは『鶏ムネ肉は最強の食事』。鳥類研究所の所長?としては読まないわけにいきません。
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拡大して読んでいただければ一番良いのですが、ブログの写真では限界があるでしょう。

要約すると、人が疲れを感じるのは活性酸素によるのですが、筋肉に活性酸素がたまるからではなく、自律神経の中枢に活性酸素が影響を及ぼす、細胞が錆びる➡そこから脳疲労の状態になるからだとか。

今まで疲労回復に良いとされていたタウリンや豚肉にも含まれるビタミンB1、これらは登山など激しい運動には効くらしいのですが、一般的な疲労に効くデータは得られていないとか。

そのような中で鶏ムネ肉に多く含まれている『イミダペプチド』=渡り鳥などが長時間空を飛び続けられるパワー源、が脳の中枢に働きかけて効果が発揮されるそうです。

またイミダペプチドは熱にも強いため調理しても損なわれず、これからの寒い時期に鶏肉を入れた鍋などはスープにも溶けだして効果を発揮するそうです。1日に100g鶏ムネ肉を食べましょう

わが社の山賊焼はムネ肉で作っています、毎日山賊焼を食べて元気回復!


信大プロゼミ第2講

信大のプロフェッショナルゼミ第2講、今回は箕輪町、萱野高原での開催です。
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私にとって初めての場所、萱野高原という地名も初めて聞きました。
箕輪町から東の山地へ分け入っていきます。道もどんどん細くなって、この先大丈夫? と不安になります。
水芭蕉の群生地もあるという高原です。
今回の会場は『かやの山荘』
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流石高原というだけあって箕輪の町から中央アルプスまでのパノラマが広がります。
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今回の講師陣、
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午前中はこの山荘の管理人であり長野県のきのこ鑑定士の伯耆原さんのお話し、御年82歳だということですが、日に2~3回は山に入らないと気が済まないという元気さです。

『美味しいきのこの現状』というテーマです。
私たち受講者の程度を推し量って初級クラスのお話でした。
まずきのこの種類は4000種、この高原には現在826種のきのこがあって食用は100種ほど、ことしはコウタケ、コムソウは豊作、あとは不作だそうです。
外人が松茸を嫌う原因は、香りが彼らにとっては軍靴の匂いに感じるから。

毒きのこは95種あり、毒の種類は水溶毒(お腹が痛くなる等)、神経毒の2つがあり、水溶毒は塩漬けなどにすれば食用にもなるということでした。
初めてのきのこを試す場合、噛んでみれば分かるということ、舌に違和感が感じられたら吐き出す、飲み込まなければまず大丈夫とのこと、でしたがそんなことできるか?! また傘の真ん中が凹んでいるきのこには毒キノコが多いなど。

きのこが生えるところは山の南から東にかけての山肌、そこに植わっている樹種、日光の射し加減、風の通り具合、腐葉土の在るなしによって生えるきのこが変わってくる、そんな状況を肌で感じるようになればきのこの在りかが見えてくるそうです。

そしてお昼には
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きのこ汁をいただきました。

午後からは箕輪町の地域おこし協力隊の橋本さんから『萱野高原の環境を考える』ということで講義とフィールドワーク。

環境というフレーズは幅と奥が広くて難しいですね。
まずは環境の生産者➡それを食べる一次消費者としての虫など、➡二次消費者としてそれらを食べるカエルや蛇、➡それを食べる高次元消費者としてタヌキや猛禽類、➡その上に人間、昔はそこに日本狼がいたが絶滅したのも鹿や猪が増える原因になったこと、➡それらが死んでしまうと今度は土中に居る分解者の出番。
このサイクルのどこかが狂ってしまうと自然環境がいびつになってしまう。
人が及ぼす影響は①里山減少 ②森林の荒廃 ③外来種の持ち込みと増加 ④資源の乱獲等 
また景観維持(観光化)と自然環境維持の矛盾

人が心地よく生活することと自然環境の維持の間には悩ましい矛盾があることをつくづくかんじました。

萱野高原を散策してのフィールドワークに出発しました。
この高原は標高1200m、本来は雑木林だったところに、本来植わっていなかった白樺を景観のために?人が植えました。
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そんな白樺も自然の立地でなかったために子孫を残せず、白樺の寿命(60年位)で淘汰され、あと20年くらいすると
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こんな赤松に地位を追われるのではないか! というお話に『なるほど』

江戸時代に来日したシーボルトが採取したこあじさい
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これがヨーロッパで改良されて逆輸入され、今のあじさいになったそうです。

天照大神が信濃に来て、箕輪の盆地を見渡したと伝えられる国見の岩
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先生が指摘してくれなければ気づかなかったまむし草
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名前のようにまがまがしくて、実際猛毒があるそうです。

最後に1人5枚ずつ落ち葉を拾って皆でゲーム。
先生からテーマ『いちばんカラフルな葉』とか『葉っぱの中の数字を見つける』をいただき、全員の中でそのテーマに最もふさわしい葉っぱを出した人へ他の人の葉っぱを進呈、という他愛のないものでしたが、良い年をしたおじさん、おばさんが結構楽しくやりました。

結論として、自然環境は人間がなんとかしてやるという対象ではなく、自然が自然の力でなんとかなっていくというもの。50~60年間、最低限の援助をしながら自然の成すまま(自然のサイクル)にしておくことが肝要。実際はその間に人間がいらぬお世話で手を出してしまうかも。

でもこれって人が育っていくことと同じじゃないか! 人が育つには『その気になる』ことが肝要、自然も同じだ!ということを気付いたことは大きな収穫でした。
人間だって自然の一部ですものね。

帰りに遠回り、
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箕輪ダムというのがあるんですね、立派なダムで驚きました!



同友会、塩尻木曽支部スタート

私が所属している長野県中小企業家同友会の10番目の支部として【塩尻木曽支部】が発足しました。
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中信支部から3年前に安曇野支部が分離設立、そして今回も中信支部から分かれてのスタートです。

塩尻の小口市長さんや木祖村の唐沢村長さん、そして金融機関のトップの方々、商工会議所会頭さんなどを来賓としてお招きし、40歳と若い西森支部長のもと26名のスタートです。

同友会らしく儀式としての総会ではなく、群馬同友会の山岸製作所社長さんの記念講演は『企業は人なり!人材育成は企業力』。同友会の理念である共育をテーマにした企業発展の歴史と教訓をしっかりと学びました。

現在、地方経済は疲弊度を高めています、そんな中で数ある経営者団体はその構成員を減らし続けていますが、同友会だけは会員も増え、そして新支部設立と勢いがあります。
本業を堅実発展させること、そのためには地域との連携を深め、社員と共に育ち続ける同友会理念がこの厳しい情勢だからこそ必要だと感じます。
新支部長はじめ若い幹部をそろえた新支部のこれからの展開に大いに期待しましょう!




山賊焼大合戦

わが社の主力商品『山賊焼』

おかげさまで山賊焼の普及と知名度が広がっています。
松本大学の試算では年間に250万食ほどの市場になっているようで喜ばしいことです。

それは良いのですが、有名になってくるとどこへ行っても山賊焼、中には『これ山賊焼?』と思えるようなものも見受けられます。

そこで様々なお店で売っている山賊焼を買い集め、比較テストをしてみました。
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サイズや厚み
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重さも調べ
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最後に試食、白く粉を吹いたようなものから真っ黒いものまで、材料もモモ肉,ムネ肉様々、もちろん味付けも多種多様です。
なかにはぶっつけ仕事?と思われるものもあって、これでは山賊焼の名がすたる! と危機感を覚えました。

でも山賊焼を一堂に集めて比較テストができたことは大きな収穫でした。

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