毎年恒例の京都、伏見稲荷へ商売繁盛の祈願に行った際に足を延ばして立ち寄った万福寺。
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総門は至って地味というか普通のお寺ですが、

ここは黄檗宗の総本山。
禅宗の三派の一つに数えられる(曹洞宗、臨済宗と黄檗宗)ここは、インゲン豆を日本に伝えた隠元和尚が創始した寺です。

何となく大陸の風を伝える本堂(大雄宝殿)、
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天王殿には布袋様が祀られています。
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木魚の原型となったと伝えられる開版、時を報ずるものとして今も現役。
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黄龍閣という別殿でこのお寺の名物普茶料理を供されます。
禅宗のお寺ですから精進料理ですが、ここの普茶料理は精進ではあるが中華料理の技法を使った特別な物。
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普茶弁当を頂きました。
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精進料理とは言えないような豪華版です。肉っ気が一切ないとは思えません。

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上の赤いのは梅干しの天ぷら、一晩塩抜きをした梅干しを揚げています。
下はかまぼこもどき、長芋の周りを葛で巻いてあります。
お重の右上にある八宝菜もどきは、鶏ガラスープでダシを取っているような風味です。
お汁は生姜の風味が効いて美味しかった!

いずれにしても、鶏ガラや鰹節が使ってないとは思えないバラエティーに富んだお味でした。