国際有機農業映画祭に行ってきました。
この映画祭、参加するのは3回目、今回の会場は私の母校=武蔵大学です。

折角母校でやるなら前日から行って、懐かしい40年ぶりの江古田の町を満喫したい!
母校は嬉しいことにあまり変わっていません、
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いくつかの建物は新しくなったものの全体の配置や私が学んだ3号館、そして大講堂も昔のまま。
せせらぎの流れる小川と林で仕切られた武蔵高校もイメージ通りです。

大学の正門の信号を渡って10mのところにあった、私が2年間暮らした下宿「能生館」もありました!
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あのころは二階建てのぼろっちい下宿屋さんでしたが立派!になったこと。
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夜は安いつまみで毎晩のように粘った「和田屋」で懐かしい煮込みやもずく酢で一杯やりました。

翌日が上映会本番、武蔵大学の1号館、ここは経済学部だったのでほとんど足を踏み入れたことがありません。どうやら新築された様です。
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3本の映画を観ました。
「種をつぐ人びと」
この100年で90%の在来種の種が絶滅、種の多くは遺伝子組換え種子や1代雑種(F1)になり、大量生産に向かない在来種をつなぐ人たちが減った。
今や種は巨大企業に独占され、特許の壁を作られて農家が自由に種を採り、蒔くことが出来なくなっている。
種は誰のものか!?を問うと共に在来種を広げる取り組みを描いています。

「偽善の米」
慈善を表看板に、貧困の象徴のビタミンA欠乏症の予防と称して遺伝子組み換えゴールデンライスの商業栽培が目論まれているフィリピンの現状と反対運動を描いています。

「都市を耕す」
現代の理不尽な食システムをひっくり返そうと立ち上がった人々、都市の住民が都市農民となり、空き地を畑に変え、都市で自給する先端的な取り組みを紹介しています、場所はサンフランシスコ、ベイエリア。
草の根の卓越した市民運動が巻き起こす食革命への挑戦。

他にも興味深い映画が3本ありましたが、帰りの時間を勘案して割愛、残念でした。

一般のマスコミなどには出てこない、食に対しての危機感と挑戦、そして希望をもらいました。