2015年10月

愛車も衣替え、そしてヒールアンドトゥ談義

10月になり信州もだいぶ冷え込んできました。
私も寒さに弱くなったので早速冬バージョンへ衣替えしましたが、愛車も流石にオープンで走ることを躊躇する季節、先日東京へ行った帰りに今年最後のオープンエアドライビングを満喫したので冬支度をしました。
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紺色のソフトトップを折りたたみ、レーシングホワイトのハードトップを載せただけでだいぶイメージが変わって一層シャープになりました。

また思いがけず言われた言葉「山崎さんヒールアンドトゥ恰好良いですね!そしてミッションに優しい運転ですね」
分かる人は分かるんですね!? マニュアル好きな私はシフトダウン時にはヒールアンドトゥをすることがあります。
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減速時、ブレーキをつま先(トゥ)で踏みながら踵(ヒール)でアクセルを煽り低速側のギアに入れていく技。
順を追って説明すると
(例えば4速で走っていた場合)
①ブレーキを踏み始める
②クラッチを切ってギアを4速⇒ニュートラルにする
③ブレーキをつま先(トゥ)で踏みながら踵(ヒール)でアクセルを煽る
④クラッチを再度切ってギアをニュートラル⇒3速に入れる
という風になります。
オートマッチック全盛の現在、こんなテクニックは全く不要になりましたが、私が自動車免許をとった頃はフルシンクロミッションが出始めた頃。シフトダウン時には当たり前のテクニックでした。
こんなところからも新しいテクノロジーは匠の技?を駆逐していくのですね。



蕎麦の脱穀

長年所属していたのに一度も参加していなかった「浅間温泉そば作り同好会」の脱穀作業に行ってきました。
2日前に行われた刈り取り作業は欠席、その分も頑張らないと!

刈り取ったそばを畑に立てかけて乾かし、
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ブルーシートを大きく広げたところで脱穀です。

まずは会員さんが考案?した脱穀桝に打ち付けて蕎麦の実を落とします。
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それでも取れなかった実は太鼓のばち位の木の棒で採っていきます。
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そしてブルーシートに落ちた蕎麦の実を唐箕(とうみ)と呼ばれる送風機?で実を選り分けていきます。
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この唐箕、昭和19年製です。アナログですがなかなか良くできています。
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ハンドルを一回回すと中の木製の羽が何回も廻って風を起こす仕組みです。
剥がれかかったマニュアルにも時代を感じます。
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何でも機械化され大量生産が当たり前になっていますが、ほんの数十年前まではこのように人手に頼る農業が当たり前だったのですね。
体はしんどかったですが貴重な体験が出来ました。

稲倉城址

松本市の北東、旧本郷村と四賀村を分ける山頂にあった稲倉(しなぐら)城址に初めて登りました。
岡田地区の有志が企画した「岡田ウオーク」です。旧岡田村、本郷村には四賀へ抜ける旧街道があります。
善光寺街道は刈谷原峠、江戸へ通じる江戸街道が稲倉峠です。その江戸街道を見張るのが稲倉峠の役割、そしてこの地を治めていたのが赤沢氏です。

赤沢氏の居館があった場所は稲倉城の麓、
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そこをさらに登っていくと稲倉城址の案内が、
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比高230mを登ります。
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かなりの急坂を登ると城址に到着、戦国時代の典型的な山城です。
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城址にある案内を見ても急峻な山城であることが分かります。
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郭の北側には深い空堀もあります。
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写真では分かりにくいのですが、ここを攻略するのはかなり大変だったと思います。
赤沢氏は最初小笠原氏に従属していましたが、武田信玄の勢いに呑まれて小笠原を見限って武田に付いたとか。

城址は赤松などが林立していて見晴らしは効きませんが、
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眼下には同じ赤沢氏が早々と見限ったことで名づけられた「早落城址」も望めます。
歴史を踏まえて歩くと見える景色にも格別なものがあります。


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