2014年04月

萌いずる春に!

春の気配が濃厚になってくると一歩外へ出てみたいと思うようになります。

今日は家から一番近い城跡まで行こうと思います。

原の部落から山の中の道をたどりたいと思い横道へ曲がると、
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穴田観音堂があります。

創設は800年も前のこと!
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火災にあったりして古い建物はありませんが、今の建物も小ぶりながらしっくりと落ち着いています。
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この建物は古くから地元原町会でず~っと守ってきたということで、今も観音堂の中は集会場のようになっていて地元の人が管理しているようです。

そこから山道に入ります。
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山道をしばらく行くと桃源郷?桃の花がきれいです。
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その先は南洞、様々な花が見頃を迎えています。
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目指す我が家から一番近い城跡=早落城。
早落城とは名前が良くありませんが、武田信玄に攻められ早々と落城してしまったからとか。
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城跡へ勇んで登っていくと、鹿?
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いいえ、羊のサフォーク種です。肉用の羊ですが羊だけあって少ないながらも繊細な羊毛を纏っています。

先週食べたジンギスカン、
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確か上の肉がサフォークでした。

寄り道をしましたが城址へたどり着いて証拠写真を撮ろうと思ったら、何と! デジカメの電池切れ。
デジカメは便利ですが、こんな時は昔のアナログカメラが懐かしい。

また今度リベンジをして登りなおします。

VIVA! 図書館

今日は図書館の素晴らしさをご紹介。

私は本を読むことが好きですが、以前は主に歴史小説や冒険もののノンフィクションに偏っていました。
それも単行本は高いので、文庫本が出てから買って読むことが多かったと思います。

図書館を利用しようと思ったきっかけは、娘に孫が生まれ、子供用の絵本などを図書館に借りに行っているという話を聞いてから。利用者登録をすればタダで借りられるというのも魅力でしたが、今まで乱読してきた文庫本が家に沢山たまりすぎ処分に困ったことも要因です。一度読んだだけで捨ててしまうのもモッタイナイですから。

松本の図書館の場合、一度に10冊まで、2週間借りられます。中央図書館ばかりでなく、リクエストすればいくつかある分館の本も回してくれます。書架に無い本でも検索して有れば書庫から持ってきてくれますし、運が良ければ新刊書を買ってくれる!こともあるそうです。

私のある日の貸し出し図書を紹介します。
何とこの日は8冊借りましたが、そのうち4冊は新刊書、私が初めて借りるというバージンブックです。

新刊no1は「写真記録、日本の温泉」何と24000円の分厚い写真集です。
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日本全国の戦前を中心にした温泉の写真が満載、中には温泉につかるヌードも沢山掲載されています。我が浅間温泉も懐かしい風景が出ていました。

新刊no2は「和醸良酒、利き酒講座活動記録」松本市寿台公民館編集です。
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寿台公民館館長の吉村幸代さんが音頭を取って公民館活動の振興を酒造りに託し奮闘してきた活動記録です。彼女は私も参加している松本市地産地消推進会議の構成員でもあって、その活動の足跡には私も興味津々です。

新刊no3は「はなまるマーケット、ベストレシピ」1200円。
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はなまるマーケットのアクセスランキングの中からベストなものを選んで掲載、私も仕事に生かせないか?と借りてみました。

新刊no4は「小さきものの思想」かの民俗学者、柳田國男の本、文庫本ながら1480円もします!
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柳田國男は政治中心の歴史の中に埋もれていた、忘れ去られた民衆の足跡を丹念に掘り起こしてきた稀有な人です。

5冊目が「うちは精肉店」1600円の児童向け写真集、
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以前ブログにアップした映画「ある精肉店の話」の元になった本、映画を見た後でもう一度借りてみたいと再借しました。

6冊目は「私の南アルプス」日本共産党委員長だった不破哲三著、880円の文庫本
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不破さんの著書は政治向きばかりと思っていましたが、50歳過ぎから登山に喜びを覚えてきたようです。北アルプスのように混み合わないどちらかというと地味な南アルプスを自分のペースを守って登ってきた記録ですが、とても読みやすい文体で飄々と表現していて感心しました。

7、8冊目は似通った本、
「山男の動物誌」1300円
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そして「山びとの動物誌」2200円です。
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「和醸良酒」は公民館の発行なので無料配布らしいのですが、それ以外の本の合計金額は32660円!
自分で買ったと思うと気が遠くなる金額です。

図書館に通ってみて気が付いたことは金額のこともありますが、ちょっとでも興味がある本は何の迷いもなく借りられること、そしてその本の世界が気に入れば自分の関心の幅が大いに広がります。
世の中を、そして精神世界を縦から横から斜めから、自由自在に切り開いていける可能性が図書館には満載です。

本離れが進む日本ですが、若い人たちももう一度図書館に通うことから初めてみれば新しい世界が広がります。絶対のお勧め!


同友会安曇野支部設立

去る4月23日、長野県中小企業家同友会、安曇野支部が設立されました。

新役員の皆さん、感激と緊張で固まっています。
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そして記念講演には、岡山県から中同協(中小企業家同友会全国協議会)副会長、岡山旭東病院、院長の土井章弘さんが来てくれました。
土井さんは、社員との教育(共育)は「雀の学校=鞭を振り振り」ではなく「めだかの学校=誰が生徒か先生か」の精神で行くことなど、自分の経営体験を包み隠さず話してくれました。
また、土井先生と私は共通の知り合い(パックマン=クリニクラウン=病院などで医療だけではできない、笑いを通して患者さんの内から生命力を引き出していく道化師)を持っています。
この日は私が以前パックマンさんから頂いた赤い鼻を付け、見事に皿回しをしてくれました。
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そして安曇野支部大集合、
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来賓で来られた長野銀行の中條頭取も「この景気の悪い現代において、ほとんどの企業団体は会員数を減らし続けているが、会員が増えるだけでなく新しい支部まで設立するということは素晴らしい」と賛辞を送ってくれました。

28名でスタートした安曇野支部ですが、この日の懇親会では新たに2名が入会、30名の門出となりました。

山桜とジンギスカン

国道19号線沿いをドライブしていると山桜があちこちに咲いています。
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枯れ果てた野山にも春の訪れを感じさせてくれる点描です。

国道19号といえば食べるものは決まっています。
そうです、信州新町のジンギスカン、
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いつも行く店を通り過ぎて、今日は初めて入る店にチャレンジ。
「レストランむさしや」、ウエイティングのお客さんも沢山いて、席に着くまでに30分以上かかりました。
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ここは県内のスーパーではお馴染み「むさしやのジンギスカン」が経営する焼肉レストランです。

メニューはいろいろありますが、ハーフアンドハーフという生ビールのような名前のメニューをオーダー、サフォークとマトンが半分ずつ入って1300円也、お得そうです。
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実際に出てきたものを見て!
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他のお店の2倍近いボリュームです、慌ててライスを小ライスに変更。
それでも食べきるには、お腹と相談してだいぶ無理をしました。



ある精肉店のはなし

以前に図書館から借りた子供向けの写真集「うちは精肉店」(写真の右側)
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そこに、この本の精肉店が映画になると出ていました。

どこの映画館でも上映されるというものでも無さそう、ネットで調べてみると長野県では長野市の長野相生座だけでしか上映されないという、それが封切されたので初めて長野の映画館まで遠征してきました。

昔の長野の繁華街=権堂にその映画館はありました。50年前には押すな押すなの人通りがあったであろう権堂のアーケードの一角にその映画館はありました。
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長野相生座、長野ロキシー1,2 という3つの観覧席を持った映画館ですが、一部屋ずつはとてもコンパクト、建物自体も私の年齢ほどの歳月が経っていそうです。
昔懐かしい雰囲気の映画館、松本ではとっくの昔に姿を消した空気が漂っています。

室内もいたってレトロ、席数は8×9列=72席しかありません。
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今回のような自主上映的な映画にはふさわしいかもしれません。自主上映といえば初日には監督の纐纈(はなぶさ)あやさん(若い女流監督)が、この日の午前中にはプロデューサーの本橋成一さんが来て挨拶をしたそうです。

物語は大阪の貝塚市にある精肉店「肉の北出」の物語、このお店は今ではほとんどなくなった、牛の飼育から屠畜、解体、小売りまで全てを行うお店です。
この地域は江戸時代から斃牛馬を解体、そのころは主に皮革をなめす業に取り組んでいたそうですが、明治以降になって牛馬の肉を食べるようになり、今のご主人で7代目。その間、被差別に苦しみながらも逞しくそして明るく生き抜いてきた人々を追ったドキュメンタリー映画です。

いのちを頂いて、いのちを食べて、いのちを生かしてきた人たち。
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人は食べ物としての肉をみると「おいしそう」と言います。牧場で草をはむ牛をみると「かわいい」と言いますが、その牛が屠畜されると「かわいそう」と言う。
食べ物としてのおいしそうな肉がどのように、誰が作ってくれているのか、そこが見えないいまの社会。それを肉屋さんの人たちを通して優しく、そして的確に表現した秀逸な映画になっていて感動しました。

惜しいのはお客さんが20人ほど。

これだけの映画、上映期間は5月2日までと短期間ですが是非見に行ってください。



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