昨日の日経MJ(日経流通新聞)に、焼肉屋が昨年のユッケ中毒事件以来低迷を続けていること、その中でも安全をキーワードに攻勢をかけている焼肉屋もあることが載っていました。
その記事の中の一軒、牛角へ行ってみました。牛角の安全への打ち出し方は肉をはさむトング、
今までは市販のトングを使っていたが、この事件以来独自のトングを開発、一人にひとつずつこのトングが出てきます。またこのトングの特徴は置いた時、肉で汚れた先端部がくっつかないので二次汚染に繋がらないことです。
メニュー表でも安全が強調されています。
トングの改善だけで業績がアップするとは思えませんが、価格や品質だけでなく、安全、安心というストーリーを折り込んだトング開発という着目点はさすがです。
焼肉業界よりもっと深刻なのが牛肉業界、狂牛病に続いてのユッケ問題で日本人の牛肉離れが決定的に進んでいます。
ということは国内牛肉の生産者や、流通業者の体力を奪い、発言力を下げ、政治力も下げるという作用をしています。
私も今年度から地元食肉組合の役員になりましたが、鶏肉屋に比べて元気のあった肉屋さんが今では全く元気がありません。
TPPがらみで、米国産牛の輸入年齢がなし崩し的に引き上げられようとしていますが、それに対して食肉業界の
反対は聞かれない状況です。
昨年のユッケ問題は確かに死者も出た大変な事件でしたが、政府やマスコミが意図的に大きく事件を扱い、世論を導いていったのでは? などと思ってしまいます。
その記事の中の一軒、牛角へ行ってみました。牛角の安全への打ち出し方は肉をはさむトング、
今までは市販のトングを使っていたが、この事件以来独自のトングを開発、一人にひとつずつこのトングが出てきます。またこのトングの特徴は置いた時、肉で汚れた先端部がくっつかないので二次汚染に繋がらないことです。
メニュー表でも安全が強調されています。
トングの改善だけで業績がアップするとは思えませんが、価格や品質だけでなく、安全、安心というストーリーを折り込んだトング開発という着目点はさすがです。
焼肉業界よりもっと深刻なのが牛肉業界、狂牛病に続いてのユッケ問題で日本人の牛肉離れが決定的に進んでいます。
ということは国内牛肉の生産者や、流通業者の体力を奪い、発言力を下げ、政治力も下げるという作用をしています。
私も今年度から地元食肉組合の役員になりましたが、鶏肉屋に比べて元気のあった肉屋さんが今では全く元気がありません。
TPPがらみで、米国産牛の輸入年齢がなし崩し的に引き上げられようとしていますが、それに対して食肉業界の
反対は聞かれない状況です。
昨年のユッケ問題は確かに死者も出た大変な事件でしたが、政府やマスコミが意図的に大きく事件を扱い、世論を導いていったのでは? などと思ってしまいます。