信州百峠(92)鳥打峠、平丸峠、野々海峠、深坂峠、 2023年07月26日20:54 

信州百峠も残りわずか。
7月20日に信越国境の峠を目指します、そして今夜の宿は十日町市の松之山温泉。
その前に「行きがけの駄賃」ではないですが、松代の鳥打峠と飯山の平丸峠に着目。

松代の、それも長野道沿いに峠があったことは見過ごしていました。
長野ICを降りますが、看板の向こうにあるのが鳥打峠です。
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ICを左折、その先の松代ロイヤルホテルの交差点を左折します。
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高速が見えてきました。
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高速の橋脚に沿って行けば鳥打峠。
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松代マレットゴルフ場を過ぎ、クマ出没注意を横目で見ながら、
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ガレ道を行くと、フェンスでシャットダウン
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どうもその下の枝道のようです。
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あっけなく鳥打峠、
川中島合戦の際、上杉軍が妻女山へと進軍するときに通過したそうです。
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下りになって展望が開けます。長野市街です。
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ここで一般道に接続、峠へと引き返します。
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下を見れば長野道、
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峠に折り返しますが、峠の目印は無し。
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長野道に戻り飯山へ、飯山ICを降ります。
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飯山市内を経て国道117号線を十日町方面へ、
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飯山泉の信濃平駅を目標に、
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県道411号線を
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まっすぐな道の先が峠方面。
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十字路には外様郵便局
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その先から峠路が始まります。
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小さな案内板に桂池とあります、桂池の近くに平丸峠はあるようです。
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国天然記念物(黒岩山)山林全体、そこに棲むモリアオガエルや黒サンショウウオも対象です。
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長いつづら折りが続き、ナビが示す峠がここ。
目印は何もありません。
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そして桂池、
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ここも信越トレイルの一画です。
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現在地平丸峠は信越トレイルの真ん中、この後目指す野々海峠や深坂峠は東の末端です。
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しばらく行けば信越県境、ここで折り返します。
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今一度峠を逆戻り
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飯山のみゆき野を一望
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A-coopみゆきでトイレタイム
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国道117号線に戻り、野沢温泉の道の駅で昼食、というかその間にあった飲食店はどこも休業中でした。
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私は夏野菜の冷やし中華、
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奥さんは野沢温泉カレー、湯文字のライスで出てきました。
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栄村に入り、野々海高原キャンプ場へ向かいます。
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意地悪な通り抜けできません、の看板。
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狭いが快適な峠路、180度のヘアピンカーブの連続です。
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野々海池のミズバショウ群落もあるそうです。
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ここで三叉路、左野々海峠、直進すると深坂峠。
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まずは野々海峠、枝葉が繁茂してその間隙を通っていきます。
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霧にかすむ野々海峠、ここで通行止め標識が。
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新潟県は霧の中。
ここにも信越トレイル案内。
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西の伏野峠へは急こう配を6,6km
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東の深坂峠へは2km
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三叉路に戻って、工事の方に聞きました。
「深坂峠を越えて、新潟の松之山温泉へ行きたいのだけれど」
「峠の向こう、新潟県側でゴソッと道路が陥没していていけないよ。峠まではOK」
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峠へ向かいます。深坂峠には立派な峠標識が、
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しかし、霧の中の新潟県側は無情にも通行止めでした。
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改めて峠の風景
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下りでは除雪車!に出会いました。
除雪車の夏季使用バージョン=道路に伸びた枝払い機能。除雪車左に大きなバリカンがついています。
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下りきって飯山線の平滝駅
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ここから新潟県
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津南の駅方面からも松之山へ行けそうですが
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無難な道を選びます。
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県道80号線を左折して
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松之山温泉の日帰り入浴施設
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そこの庭先で発見!
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ブラマです。にらみ合っている個体も。
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家禽の王様=世界一立派な鶏です。
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松之山温泉凌雲閣に到着。
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築85年の風格が廊下にも表れています。
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日本三大薬湯と言われる松之山温泉はナトリウム、カルシウム塩化物泉。
なめると塩辛い、聞くと塩分濃度1,7%とか。
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温泉の効能も十分です。
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夕食は老人好みのちょっと少な目。
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廊下に飾られていた昔の冬の松之山
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豪雪地帯の厳しい冬を理解します。

夜の凌雲閣にも風情があります。
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おやすみなさい。










信州百峠(91)沢渡峠、真弓峠そしてカモシカ 2023年06月26日10:27 

24日は奥さんも姉妹の会で諏訪に出かけ、私もまったくのフリー。
天気も持ちそうなので、思い切って木曽路へ。

北アルプスも雲をかぶっています。
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国道19号線で木曽町を通過した際、相撲場(木曽町民相撲場)に多くの幟が林立しています。
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そういえば出羽の海部屋が木曽で合宿しているとニュースで言っていたな。
と思い立ち寄りました。
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時刻は9時半ころ、多くの力士がぶつかりげいこをしています。
いました御嶽海!
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やはり周囲の力士とは貫禄が違います。
前頭まで陥落してしまったけど、前場所は勝ち越し、来場所も10勝以上して大関復帰を目指してもらいたいものです。

木曽町を過ぎ、三岳王滝方面へ、道の駅を過ぎ赤いアーチ橋の手前で県道256号線をはずれて左へ、
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県道473号線、
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森林鉄道の橋脚を過ぎ、
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知人である釜沼温泉大喜泉のご主人から情報収集、
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旧御嶽街道、合戸峠から続く沢渡峠について聞きました。
彼も途中までしか行ったことがない、とのこと。かえって詳しい情報が分かったら教えて?
と言われてしまいました。

大喜泉へ行く途中を右上へ、
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ここが沢渡の集落のようですが、ここの名前が峠の由来ですね。
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民家が尽きると道は細く、草も繁茂しています。
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林道沢渡線、わずかな踏み跡はありますが、心細さ満点です。
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その先500m程、倒木が道をふさぎます。
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細い木なのでどかそうとしますが、非力な私には無理!
ここからのアプローチはこれで断念。

沢渡には今まで住まわれていた何代にもわたる墓標がありました。
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私が見たところでは現在も住まわれている家は1軒限り、先ほどの県道からも1km程、木曽町までも2~3kmの場所ですが、住むには不便でつらい場所なのかもしれません。

県道256号線、王滝方面へ、
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日野百草丸を過ぎてすぐ、
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正面に牧野ダムを見る位置に御岳湖を巻く道が、そこを左、
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そこから20m程をまた左へ、
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直角に曲がる道がそうか? 登っていきます。
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ちょっとした広場に、左右に通じる道がありますが、
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地図を見ると左ですが、草生す先に道路は見当たりません。
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どうしよう? ちょっと踏み込んでみましたが、バイクでは無理。
一応両サイドからアプローチしたのでここで敗退。

今日の目的とした峠はここだけ、でも王滝まで来たのだから真弓峠も可能性を探ってみましょう。
その前に、前回気になっていた林道瀬戸川線、
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1km程で砕石場に
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その先を地図で確認すると真弓峠とは別の山塊のようです。 これも引き返します。

本来なら真弓峠に直登できるはずの鯎(うぐい)川合流点の氷ヶ瀬橋も中部森林管理局によって通行止め。
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橋の先の道路は整備され、荒れてはいないようですが恨めしい。
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ここまで来たのなら滝越まで行って、白巣峠へ行く途中から分岐する林道に期待を託してみます。
何度見ても心を洗われる滝越、左の鞍部が白巣峠方面、右の鞍部が三浦貯水池方面でしょう。
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ちょうど昼時、前回昼食を喫した水交園は休業中。
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食事ができるところは他にありません、持参のインジェリーで補給するだけで出発。

白川付知併用林道を行きます。
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一度来たところは様子もわかっているためか、熊の恐怖もあまりありません。

直進が白巣峠、そこを左へ
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水ヶ瀬小俣林道へ
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ところが100m程でシャットダウン。
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またもや中部森林管理局です。
先の道路もきちんと整備されているところを見ると行けそうです。残念!
真弓峠へのアプローチは、飛騨側から付知渓谷を入るルート、そして今回のルートと両側からアプローチしましたが全敗。
でもちょっとホッとしたことも事実です。
このまま順調に道が続いていたら峠に着くのは何時になるか?
おかげで昼食に早くありつけそうです。

帰りにもドラマが。
滝越へと下る途中で、左わきから突如灰色の物体が飛び出してきました。バイクの前を肉付きの良いお尻を振り振り走っていきます。
カモシカです! およそ30m程バイクで追いかけっこしたあげく茂みに飛び込みました。
あ~、こんなことならヘルメットにビデオを取り付けておけばよかった、とつくづく思いました。
でも熊でなくてよかった。ホッ~

私がカモシカに遭遇したのはこれで5回目?(6回目?)
最初は、浅間温泉東奥の大正山。東斜面から下ってきたカモシカに出会い、こちらの動きを止めたらあちらはジーッと私を見ながら、それでも悠々と西斜面へ登っていきました。
2度目は、同じく浅間温泉東の山田沢。私が鳥獣除けのゲートを開けた途端彼と鉢合わせ。その間隙2m、一瞬見つめあいましたが、角で突っつかれる! と恐れた私が後ずさり。そのたじろいだ隙にいなくなりました。
三度目、(四度目?)はいずれも松本のアルプス公園周囲。確か彼は足の傷を負ってびっこを引いていました。
その次が島々谷。険路の曲がり角を曲がったとたん、向こうから彼が走ってきました。私はパニックを起こし、踵を返して走り下りました。ところがその後カモシカは私を追ってこず、アレッ?と感じましたが、この時は彼の後から釣り人が帰ってきたのでそのためと感じてホッとしたものです。
そして今回は彼と駆けっこ。隆々とした彼の背中からお尻への躍動を直接観察できて大満足!


王滝トンネルは幻想的
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左へ行けば治山工事施工地、濁川保安林管理道とあります。ここも行ってみよう。
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しかし、ここも50m程で終わり。
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案内板に記されていたのは、
昭和59年9月14日に、王滝村を震源とした長野県西部大地震が発生、ここ濁川上流では高さ600mにわたって大崩落、崩落土は名古屋ドーム29杯分、それによって荒廃地が600haとなりました。
上流にあった濁川温泉の従業員をはじめ15名が犠牲になったとのことです。
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濁川、名前のごとく険相の川。
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下流側には慰霊碑が
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三岳に戻り合戸峠三岳側をのぞいてみますが、やはり躊躇してしまいました。
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いや腹がすき過ぎたためか?

1時半過ぎ、やっと昼食を摂ることができました。
そば処一竹、先日聞いたところでは木曽の車屋の分かれだそうです、期待が持てます。
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天ざる1800円也、
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そば、つゆ、天ぷらとも上出来でした。またボリュームも十分。
食べた感も味もGOOD!

浅間温泉に戻ると野球場駐車場でなにやら、明日はツールド美ヶ原ですね。
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この日の走行距離218km、行動時間は8時間でした。
松本から信州の最西端王滝村まで、同じ信州とはいっても100km以上あるんですね。















日本周遊の旅(芸予)5日目は丸亀へ、瀬戸大橋を大阪へ向かう 2023年06月23日14:43 

3日は快晴の朝を迎えました。
青空にくっきり宇和島城。
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松山自動車道を丸亀へ向かいます。
石鎚山PA
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今治名物焼豚玉子飯も冷凍品が出ています。
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丸亀市内へ
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丸亀の中心部、市役所と隣接した丸亀城。
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堀や石垣も立派なものです、城郭全体は松本城の規模を上回ります。
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緩やかなスロープを登ります。
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高石垣、スロープのラインが優美です。
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その基部には四国らしく高浜虚子の句碑
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三の丸までくると讃岐富士(飯野山422m)
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丸亀城天守
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宇和島城の天守閣と同規模でしょうか。

やはり階段は急、
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城主は生駒氏➡山崎氏➡京極氏へと変遷していますが、山崎の名前が出てくるとは!
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天守から瀬戸大橋方面
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城内にある丸亀市立資料館
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山崎家家紋
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檜扇に四ツ目結紋、我が家の紋は井桁に木瓜ですから出自は別ですね。
山崎氏の展示コーナー
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瀬戸中央道へ
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瀬戸大橋を通り
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与島PAで昼食、讃岐うどんを食べたかったので、地元のチェーン店へ。
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山陽道白鳥PAで休息、新名神高速を箕面で降り、娘の家に着いたのが4時半。

娘の手料理で一夜を過ごし、4日には一路松本へ帰りました。
5泊6日で走行距離1952km 使用したガソリンが122,9ℓ
ガソリン消費量はℓ/15,88km でした。

今回のお土産
香川名物骨付鳥と鶏の炭火焼
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ゆずすだちポンズ、各種ミカンジュース
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シトラスチップス
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広島レモンステックケーキ
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そして宇和島じゃこ天、あげ巻き等。
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